アグレッシブ烈子

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2018アグレッシブ烈子

アグレッシブ烈子

★ 3.8 / 5.0コメディ音楽日常系
放送年2018年
フォーマットONA
話数10話
原作オリジナル
制作Fanworks

赤いパンダのレツコは、怠け者の同僚の仕事を引き受け、毎晩遅くまで残業している。典型的なオフィスの人間関係—上司へのゴマすり、完璧そうに見える同僚、そして実際の仕事を全て押し付けられる者—の中で、レツコは最後のグループに属していた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

赤いパンダのレツコは、毎日遅くまで残業する真面目なOL。怠惰な同僚の仕事を押し付けられ、上司にはゴマをすられ、理不尽な職場環境に日々ストレスをため込んでいる。しかし彼女には誰にも言えない秘密があった——カラオケボックスにこもり、デスメタルで魂の叫びをぶちまけることが、唯一の発散手段だったのだ。共感度120%の社会人あるあるを、痛快なメタルで包んだサンリオ発の異色作。

みどころ・魅力

① デスメタルという”最高の解毒剤”

普段は温厚なレツコが、カラオケでデスメタルを絶叫するギャップが本作最大の魅力。怒りや理不尽さをド直球の歌詞に乗せて叫ぶシーンは笑いと共感の塊で、社会人なら誰もが「わかる……」と膝を打つ破壊力がある。短尺でテンポよく進むため、一気に見られる中毒性も高い。

② 職場あるあるのリアルな描写

上司へのゴマすり、仕事を丸投げする同僚、評価されない頑張り——どれも現実のオフィスをそのまま切り取ったような描写で、視聴者の既視感を刺激する。サンリオキャラクターの可愛らしいビジュアルと、シビアな職場リアルのコントラストが独自の笑いと風刺を生んでいる。

③ サンリオ×大人向けコメディという異色の組み合わせ

サンリオが手掛けたとは思えないほど辛口の社会風刺が詰まっており、子供向けIP的な先入観を軽く裏切ってくる。可愛い絵柄のまま社会人の”心の闇”をユーモラスに肯定する作風は、国内外を問わず幅広い層から支持を集めており、Netflixでの全世界配信がその証明となっている。

キャスト・声優一覧

烈子
烈子
メイン
›
ラレコ
フェネ子
フェネ子
サブ
›
井上奈菜
ハイ田
ハイ田
サブ
›
加藤慎吾
サブ
›
加藤慎吾
角田
角田
サブ
›
井上奈菜
カバ恵
カバ恵
サブ
›
高橋ゆき
トン
トン
サブ
›
荒井聡太
鷲美
鷲美
サブ
›
小岩崎小恵
ゴリ
ゴリ
サブ
›
鶴田真希
小宮
小宮
サブ
›
荒井聡太
坪根
坪根
サブ
›
鶴田真希
大上
大上
サブ
›
荒井聡太

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スタッフ

監督ラレコ
音楽中村巴奈重、櫻井美希、田渕夏海、宝野聡史
音響監督千田耕平

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「サンリオのアニメ」という情報だけで正直、数ヶ月放置していた。あのふわふわしたキャラクターグッズの世界観をそのままアニメ化したものだろう、と決めつけていた。見始めたのは深夜に何気なくNetflixを開いて、サムネのレツコが怖い顔をしていたからだ。それだけの理由。

第1話が終わった時点で、すでに「あ、これは自分の話だ」と思っていた。サンリオのキャラクターが、理不尽な上司に愛想笑いを向けながら内心で壊れかけている。このギャップを狙って作っているとわかっていても、効いた。2回目に見たとき気づいたのは、レツコの表情が切り替わる瞬間の間の短さで、あれは演出というより「慣れ」を表しているんだと思う。

愛想笑いの下で飼いならされている、本音という名の獣の話

この作品を「会社員あるある」として消費するのは簡単だし、実際そういう見方をしても十分に面白い。ただ、それだけで終わらせると本質を一個見落とす。

アグレッシブ烈子が本当に描いているのは、「社会に適応することで人は何を手放しているか」という問いだと思っている。レツコのデスメタルは単なるストレス発散ではない。あれは彼女の「本音」が外に出られる唯一の場所だ。カラオケボックスという密室の中でしか、彼女は自分の言葉を持てない。

サンリオというブランドが面白いのは、そのキャラクターがもともと「感情を持たない」ように設計されているところにある。丸くて愛らしくて、誰も傷つけない。レツコはその造形のまま、でも明確に傷ついており、怒っている。このアンバランスさが、作品のテーマと完全に一致している。外見上は周囲に合わせているが、内側では別の何かが動いている——それはレツコ個人の話ではなく、「そういうふうに生きるしかない人間」全般の話だ。

職場描写がリアルに刺さるのは、ステレオタイプとして記号化されたキャラクター(ゴマすり上司、完璧に見える同僚、仕事を押し付ける怠け者)の中に、現実の職場で見た顔が重なるからだと思う。記号なのに本物に見える。その逆説が、この作品の強度を支えている。

ONA(オリジナルネット配信)という形式も、この作品に合っている。1話15分前後という尺の短さが、レツコの「逃げ場のなさ」を逆説的に強調する。終わりがすぐ来るのに、現実はまだ続く。

特に刺さったシーン

レツコが初めてデスメタルを解禁する序盤のシーン。それまで一貫して柔らかく作画されていたレツコの顔が、スクリーミングと同時にがらりと変わる瞬間。ギャップそのものは予告で知っていたのに、実際に本編で見るとちゃんと驚く。演出の勝利だと思う。

声優について言うと、レツコの通常モードと激情モードの落差を一人でやり切っている点が、この作品の土台を作っている。通常時の抑えた声のトーンがあるから、デスメタルパートが映える。2回目以降に気づいたのは、激情モードに移行する直前の「息の変化」で、あそこが実は一番好きかもしれない。台詞でも演出でもなく、呼吸で感情が変わる瞬間。

音楽面では、デスメタルのパートが本物のジャンルへのリスペクトを感じる質感で作られていて、そこも地味に評価している。笑いのためだけに使われていない。

読んで見たくなったら——『アグレッシブ烈子』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 組織の中で理不尽を笑顔でやり過ごした経験がある人
  • 「かわいい外見と毒のある中身」の組み合わせに弱い人
  • 1話15〜20分の短尺でさくっと見たい人
  • 日本の職場文化を外側から眺めたい人(海外での評価が高い理由でもある)
  • デスメタルを知っている人。知らなくても全く問題ないが、知っていると笑いの解像度が上がる

合わない人

  • ストーリーに大きな起伏を求める人。基本的に日常の繰り返し構造なので、「で、どうなるの」という見方には向かない
  • 職場系の話が現在進行形でつらい人。笑えるかどうかは精神状態による
  • サンリオキャラクターの「本来の」イメージを壊したくない人

次に見るなら

Working!!――職場を舞台にした人間観察コメディとして構造が近い。アグレッシブ烈子ほどの刺さり方はしないが、「変な人たちの中で普通に生きようとする主人公」という軸は共通している。テンションが低めの回が特に好き。

パリピ孔明――「場違いな能力を持つキャラクターが現代の職場・業界に適応していく」という点で、見た後のテンションが似ている。音楽要素もあるので、アグレッシブ烈子の音楽パートが刺さった人には特に。

スキップとローファー――毒のベクトルは全然違うが、「社会の型にはまれない主人公が、それでも愛されながら生きていく」という根っこが近い。アグレッシブ烈子の後に見ると、レツコが少し報われた気がする。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『アグレッシブ烈子』はNetflixで配信中のため、会員であればすぐに視聴できます。短尺エピソードで隙間時間に見やすく、一度見始めると止まらない中毒性があるので、まだ未視聴の方はぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. アグレッシブ烈子はどこで見られますか?
A. Netflixで配信中です。Netflix会員であれば追加料金なしで視聴できます。
Q. 1話どれくらいの長さですか?
A. 1話あたり約15分前後の短尺構成です。テンポよく見られるので、隙間時間や仕事後のリフレッシュにぴったりです。
Q. サンリオ作品ですが子供向けですか?
A. 見た目は可愛いですが、内容は社会人の職場あるあるや理不尽な人間関係を描いた大人向けコメディです。特に社会人経験がある方ほど深く刺さります。
Q. デスメタルが苦手でも楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。デスメタルはあくまでギャグとして機能しており、音楽ジャンルの知識は一切不要です。むしろ普段メタルを聴かない人ほどギャップに笑えます。

まとめ

『アグレッシブ烈子』はNetflixで配信中のため、会員であればすぐに視聴できます。短尺エピソードで隙間時間に見やすく、一度見始めると止まらない中毒性があるので、まだ未視聴の方はぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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