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GEAR戦士 電童
| 放送年 | 2000年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 38話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
未来、邪悪な機械宇宙帝国ガルファの兵器が地球に到達する。地球防衛機関GEARが設立され、究極兵器・ギアファイターデンドウで対抗する。このメカは小学生の草薙北斗と出雲Gの二人によって操縦される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
悪の機械宇宙帝国ガルファの侵略から地球を守るため、地球防衛機関GEARが設立された。GEARが誇る最強の兵器・ギアファイターデンドウは、ふたりの小学生――草薙北斗と出雲Gが共同で操縦する革新的なメカだ。正反対の個性を持つ少年たちが力を合わせ、次々と送り込まれるガルファの機械兵器に立ち向かう近未来ロボットアクション。みどころ・魅力
① ふたりで操縦する”タッグシステム”という斬新な設定
一機のロボットをふたりの少年が役割を分担して動かすという設定が本作最大の特徴。息の合ったコンビネーションが戦闘の鍵を握るため、コックピット内の掛け合いや連携シーンがバトルの見どころとして機能している。② サンライズ×バンダイが贈るメカデザインと迫力の戦闘描写
2000年代初頭のサンライズ作品らしい重厚感あるメカデザインと、スピード感のある戦闘アクションが魅力。ギアファイターデンドウの各形態やガルファ兵器のバリエーションも豊富で、毎話の戦闘に変化がある。③ 少年たちの成長と対照的なキャラクター同士の絆
明るく前向きな北斗と、クールで無口な出雲Gという対照的なふたりの関係性が丁寧に描かれる。互いの価値観をぶつけ合いながら信頼を深めていく過程は、ロボットものとしての王道の面白さを備えている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 両澤千晶 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 久行宏和 |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 藤野貞義 |
| OP | 影山ヒロノブ「W-INFINITY」 |
| ED | リトル・ヴォイス「Countdown」 |
| ED | シードライブ「Brand New Mermaid」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2000年放映のこの作品、タイトルは知っていた。でも当時は完全にスルーしていた。サンライズ製の王道ロボットアニメという情報だけあって、なんとなく「見なくてもわかる」と思っていたタイプのやつ。そういう判断ミスをオタクは何度繰り返すのかという話だが。
配信で見つけて、最初の数話は「あ、やっぱり正統派だな」くらいの温度で流し見していた。ところが中盤あたりで手が止まる。二人の少年が一機のロボットを共同で操縦するという設計が、単なるギミックじゃなかったことに気づいてから、急に別の見え方をしてきた。2回目を通して見たとき、序盤の掛け合いが全部「後で化ける伏線」に見えた。
「一人では動かない」という制約が、この作品の全部だった
電童の最大の設計上の特徴は、二人の操縦者を必要とする点にある。主人公二人の息が合わないとロボットが動かない。これは子ども向けアニメの「友情・協力」テーマを外形的になぞっているように見えて、実はもう少し根の深いところに刺さってくる。
この作品が描いているのは、「信頼はデフォルトでは存在しない」という話だと思っている。異なる背景を持つ二人の少年が、最初から仲良くなんてできるわけがない。電童というロボットは、その摩擦を解消する魔法のアイテムではなく、摩擦を可視化し続ける装置として機能している。二人が噛み合わないと機体が止まる。物語が止まる。視聴者もそれを体感する。
2000年という時代背景を考えると、エヴァンゲリオン以降のロボットアニメが「乗り手の心理的問題」を前景化しすぎて疲弊していた時期に、こういう「外向きの問題を解決するために内向きの問題を解消しなければならない」という構造を、子ども向けの文法で丁寧に作った作品だというのが今の解釈だ。難しい言葉は一切使わずに、それを小学生にわかる形でやっている。
鈴村健一のスバルが見せる、最初の尖った態度と、話が進むにつれて少しずつほぐれていく間合いの変化。あの頃の鈴村健一はまだキャリアの初期で、その「まだ固い感じ」がキャラクターとうまく噛み合っていた。今の声で聞いたら全然違う作品になっていると思う。時代のアーカイブとしての側面もある。
特に刺さったシーン
二人の操縦がはじめて完全に同期する瞬間が序盤にあって、そこで電童の動きが変わる。演出自体はシンプルなのだが、それまでのぎこちなさを積み上げた後だから、音楽の入り方と相まって妙に来る。菅野よう子がスコアを担当していたということもあって、戦闘BGMに変な説得力がある。「大げさになりすぎない」音楽の使い方で、感情の上げ下げが制御されているのが何度見ても心地いい。
速水奨のゼロと三石琴乃のベガが絡む場面は、声の対比が面白い。速水奨の低音と三石琴乃の通る声が並ぶと、キャラクターの立ち位置が声だけで伝わってくる。三石琴乃はセーラームーンのイメージが強い人がほとんどだと思うが、ベガ役での抑えた芝居はちょっと別の引き出しを見せている。
終盤の展開は、子ども向けアニメとしての誠実さを感じた。痛みを描きすぎず、でも誤魔化しもしない。あのバランスは当時のサンライズが持っていた職人的な技術だと思う。
読んで見たくなったら——『GEAR戦士 電童』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年前後のロボットアニメを掘り返している人
- 「王道なんだけど、ちゃんと作ってある」作品が好きな人
- 鈴村健一・三石琴乃・速水奨の初期〜中期の仕事を追っているキャスト重視の視聴者
- キャラクターの関係性がゆっくり育つ過程を丁寧に見たい人
- 子ども向けアニメの文法の中に骨格がある作品を評価できる人
合わない人
- 序盤のテンポの遅さに耐えられない人(今の配信速度感覚で見ると引っかかる)
- 作画クオリティで作品を評価する人(2000年基準の絵なので現代水準ではない)
- 敵組織の設定や世界観の作り込みに深みを求める人
- ロボットアクションのカタルシスを最優先にしている人
次に見るなら
勇者王ガオガイガーは同時期のサンライズ製ロボットアニメで、スケールと熱量の方向が少し違うが「正統派を丁寧に作る」姿勢が共通している。電童のコンパクトさより派手さを求めるならこちら。
∀ガンダムは同じ2000年放映で、こちらは真逆のアプローチ——子ども向けではなく大人向けの複雑さで勝負している。電童で「この時代のロボットアニメってちゃんとしてるな」と思ったなら、同年代の別軸として見ると面白い対比になる。
マシンロボ レスキューウィングは少し後の世代だが、複数の操縦者・チームワーク・子ども主人公という文法を引き継いでいる。電童から続く系譜として確認できる一本。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『GEAR戦士 電童』は現在、dアニメストアおよびDMM TVで配信中です。2000年放送の作品ですが、手軽にオンラインで視聴できる環境が整っています。往年のサンライズロボットアニメを楽しみたい方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
