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2006

ルパン三世 「セブンデイズ・ラプソディ」
★ 3.2 / 5.0アクションコメディ
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
ルパンとジゲンはニューヨークの競馬場から莫大な金を盗む計画を立てた。完璧な計画で、あと6日待つだけである。成功を前祝いするため、町へ向かう。ルパンは別の約束を思い出してジゲンと別れる。その後、怪しい男たちに追われている少女ミシェルを救う。彼女はルパンに父親からダイヤを盗むよう頼む。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
ルパンとジゲンは、ニューヨークの競馬場から莫大な賞金を奪う完璧な計画を立て、あとは6日間待つだけという状況にあった。前祝いに街へ繰り出したルパンは、偶然にも謎の男たちに追われている少女・ミシェルを助ける。彼女はルパンに、父親が持つ巨大なダイヤを盗み出してほしいと依頼する。競馬場強盗とダイヤ泥棒、二つの作戦が絡み合いながら、ニューヨークを舞台に怒涛の7日間が始まる。みどころ・魅力
① ニューヨークを舞台にしたスケール感抜群の作戦劇
競馬場からの大金強奪という大胆な計画を軸に、摩天楼が立ち並ぶニューヨークのロケーションを活かした派手なアクションが展開される。海外を舞台にしたルパン作品ならではのスケール感と洗練された映像美が楽しめる一作だ。② ミシェルとルパンの掛け合いが生む軽妙なドラマ
謎めいた少女ミシェルとルパンの関係性が物語の核となっており、コミカルなやり取りの中に人情味あふれる場面も散りばめられている。大人の余裕を持ちながらも少女の依頼に真摯に向き合うルパンの魅力が引き立つ。③ アクションとコメディが絶妙にブレンドされたSP作品の完成度
TVスペシャルとして制作された本作は、ルパンシリーズ伝統のテンポよいギャグと息をのむアクションシーンが高い水準でまとまっている。シリーズ未経験者でも単体で楽しめる独立したストーリー構成も魅力のひとつだ。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 亀垣一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 平山智 |
| 美術監督 | 飯島由樹子 |
| OP | 大野 雄二「ルパン三世のテーマ’80 (2005 version」 |
| ED | 加藤 miriya「ミシェル」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ルパン三世のTVスペシャルって、正直なところ全部追えていない。現時点で30本以上あって、どれを見たかも怪しくなってくる。「セブンデイズ・ラプソディ」も最初は「競馬場から強奪の話ね」くらいのつもりで流し見を始めた。2006年製作、舞台はニューヨーク。冒頭から画の質感がいい。スペシャルはTV本編と少し空気が違って、ロードムービーっぽい余裕がある。そこが好きで見続けているんだと思う。初回はミシェルというキャラクターがどう絡んでくるか半信半疑で見ていたが、2回目は逆にミシェル中心で追ってみた。するとだいぶ印象が変わった。ルパンの「計画外の出来事に乗っかる体質」みたいなものが、思っていたより丁寧に描かれていた。完璧な計画を台無しにするのが、ルパンの本分という話
冒頭でルパンとジゲンは「あと6日待てば終わる」という状態にある。つまり、すでに勝ちが見えているわけだ。それなのにルパンは別の約束を思い出し、ジゲンと別れ、追われている少女ミシェルを救い、気づいたら父親のダイヤを盗む依頼まで受けている。計画が完璧であればあるほど、ルパンはそこに面白みを感じなくなるのかもしれない。 本作のタイトルは「セブンデイズ・ラプソディ」——7日間の狂詩曲。「狂詩曲(ラプソディ)」という言葉は、自由な形式、即興性、感情の激しさを意味する。計画通りの7日間があったはずなのに、ミシェルとの出会いがそれを狂詩曲に変えてしまう。この作品が描いているのは「盗みの技術」でも「ルパンの強さ」でもなく、「ルパンが完璧な計画を捨ててでも動く、そのモチベーションの在り処」だと思っている。 ミシェルの依頼はどう見ても割に合わない。それでも動くのは、ルパンが本質的に「計画そのもの」より「計画が狂う瞬間」を愛しているからではないか。2回目に見ると、ジゲンと別れるシーンの軽さが逆に効いてくる。あれは「じゃあ俺、別件あるから」という投げやりな台詞なのに、そこにルパンの全性格が詰まっている。スペシャルというフォーマットが、その「一回きりの狂詩曲」感をよく生かしている。特に刺さったシーン
伊瀬茉莉也さんが演じるミシェルの声が、序盤の「追われている少女」の文脈でちょうどいい張り詰め方をしている。怯えているのに芯がある、という二重性を声だけで伝えているシーンがあって、そこで「このキャラはちゃんと機能するな」と思った。伊瀬さんは出演作が160本を超えるベテランで、こういう「感情の複数レイヤーを同時に出す」仕事が上手い人だと改めて感じた。 対して立木文彦さんが演じる敵役のライアット——あの低く落ち着いた声が、追跡劇に奇妙な格式を与えている。ライアットが登場するだけでシーンの「重力」が変わる感じ。立木さんも140本超の経歴を持つ人で、その安定感はほぼ反則に近い。終盤のルパンとライアットの対峙は、キャスト二人の声質の対比だけで成立しているようなシーンで、絵よりも音に集中して見るといい。読んで見たくなったら——『ルパン三世 「セブンデイズ・ラプソディ」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズのルパンを通過済みで、スペシャルを順番に追いかけている人
- ニューヨークを舞台にした2000年代的なアクションの質感が好きな人
- 「ルパンが計画外で動くとき」が一番面白いと感じる人
- 伊瀬茉莉也・立木文彦の演技を目当てに見られる人
合わない人
- ルパンシリーズをほぼ見ていない状態でスペシャルから入ろうとしている人(キャラ関係の文脈がないと薄く感じる)
- 峰不二子の出番が多いスペシャルを期待している人(本作のメインはミシェル)
- テンポより密度・重さを求める人(スペシャルとしては比較的軽めの作り)
次に見るなら
ルパン三世 「霧のエリューシヴ」(2008年)——同じくTVスペシャルで、ルパンが謎の女性と絡みながら計画外の展開に巻き込まれる構造が近い。セブンデイズと続けて見ると「スペシャルのルパン」の作り方の共通文法みたいなものが見えてくる。 ルパン三世 「血の刻印〜永遠のMermaid〜」(2011年)——ゲストキャラクター中心の構成はセブンデイズと似ているが、情感がかなり強め。アクション寄りのセブンデイズと並べると、スペシャルの振れ幅がよくわかる。 ルパン三世 PART5(TVシリーズ、2018年)——デジタル社会とルパンの相性を正面から描いたシリーズ。スペシャルを一通り見た後に「現代のルパンはどこへ向かったか」を確認したくなったときに。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ルパン三世 「セブンデイズ・ラプソディ」』は、現在**dアニメストア**および**U-NEXT**で配信中です。どちらのサービスでも手軽に視聴できますので、加入している方はすぐにお楽しみいただけます。ニューヨークを舞台にしたテンポよいエンターテインメント作品として、ルパンファンはもちろん初見の方にもおすすめの一本です。