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ルパン三世 天使の策略(タクティクス) ~夢のカケラは殺しの香り~
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 制作 | TMS Entertainment |
ルパンが有名な秘密基地エリア51から盗んだ宝は秘密を秘めていた。ルパンが今まで対面した最強の女性戦士「ブラッディ・エンジェルス」四人組が、テロ目的で宝を奪おうとしている。一方、銭形警部は女性警察官と組んでルパンとテロリストたちを追跡する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ルパン三世が謎の秘密基地「エリア51」から盗み出した宝は、世界を揺るがす危険な秘密を秘めていた。その宝を狙うのは、「ブラッディ・エンジェルス」と呼ばれる四人の女性戦士たち。テロ目的で宝を奪おうと執拗にルパンへ迫る彼女たちは、ルパンがこれまでに出会った中でも最強クラスの強敵だ。一方、銭形警部は女性警察官・アレシアと組み、ルパンとテロリスト双方を追跡する。三つ巴の攻防が繰り広げられる中、宝に隠された真実が明らかになっていく。
みどころ・魅力
① 最強の女性戦士「ブラッディ・エンジェルス」との死闘
シリーズ史上でも指折りの強敵として登場する四人組の女性テロリスト。個々の戦闘スキルが非常に高く、ルパン・次元・五ェ門が総力を挙げて挑む本格アクションは、TVスペシャルならではのスケール感と迫力に満ちている。
② エリア51を舞台にした壮大なスパイアクション
実在する謎多き秘密基地「エリア51」を舞台設定に取り込んだ本作は、スパイ映画さながらのサスペンス要素が全編に漂う。宝の正体をめぐる謎解きとスリリングな逃走劇が絡み合い、最後まで目が離せない展開が続く。
③ 銭形警部とアレシアのバディコンビ
女性警察官アレシアと組んだ銭形警部の新鮮なバディ描写が、本作のコメディ要素を支えている。ルパンへの執念を燃やしながらも人間的な温かさが滲む銭形の魅力が、ゲストキャラクターとの掛け合いによってより際立つ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 宮繁之 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 平山智 |
| 音楽 | 大野雄二 |
| 美術監督 | 宮野隆 |
| ED | ダブル「夢のカケラ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ルパン三世のTVスペシャルって、いったい何本あるんだという話で。30本以上ある一覧を眺めながら、2005年のこれを見始めたのはほぼ気まぐれだった。「エリア51から何かを盗む」というあらすじだけ見て、SF寄りの話かなと思って再生したら、全然そっちじゃなかった。
最初に見たとき感じたのは、「これ、女性キャラの話だな」という印象。敵側の「ブラッディ・エンジェルス」という四人組が出てきた瞬間、このスペシャルの軸が見えた。ルパンが対峙する相手として、これだけ整然と女性戦士チームを立てているのは珍しい。2回目に見ると、銭形が組む女性警察官との対比も見えてきて、全体の構成がかなり意識的だと気づく。
「強い女」に勝てないルパンが、それでも格好いい理由
ルパン三世という作品の女性キャラクターは、ほぼ例外なく「危ない」存在として描かれる。峰不二子はその最たる例だが、このスペシャルはその構造を四人に分割して、より明確に見せてくれる。テロ目的で動く「ブラッディ・エンジェルス」は、色気や誘惑を武器にするのではなく、純粋な戦闘力と目的の純粋さで脅威として機能している。
面白いのは、ルパンがこういう相手に対して「完全には勝てない」という構造が徹底している点だ。盗みには成功しても、人間関係では負ける。女性に対してだけではなく、ルパン三世というキャラクターは基本的に「制御できないもの」を抱えたまま生きている。そのはみ出しかたが、シリーズを通じた魅力の核心だと思っている。
このスペシャルでは、エリア51から持ち出した「宝」がトリガーになって、複数の思惑が衝突する。ルパンにとっては盗む楽しみが目的で、テロリストたちにとっては手段で、銭形にとっては逮捕の口実。同じ物体に全員が引き寄せられるのに、動機がまるで違う。そのすれ違いのコメディが、2005年時点のルパン作品らしい軽さで描かれている。「単なる冒険活劇」に見えて、実はルパンが関わる女性全員の自律性をちゃんと描こうとしている、という意図は2回目以降に読み取れる。
スペシャルという形式の強みは、テレビシリーズよりも一本のトーンに集中できることで、このスペシャルはその時間を「ルパンと女性たちの力関係」に費やしている。コメディ寄りの表層の下に、それなりの重さがある作品だ。
特に刺さったシーン
ブラッディ・エンジェルスが四人揃って登場する場面で、声のバランスが面白かった。能登麻美子が演じるポイズン・ソフィは、どこか静けさのある危うさで、田中敦子の辻斬りカオルは低音の威圧感が効いていて、新井里美のボンバー・リンダはキャラクターの熱量をそのまま声にしたような演じ方をしている。四人が同時に画面にいるシーンで、それぞれの声の質感がこれだけ違うのは、キャスティングとして意図的だったと思う。
田中敦子は「辻斬り」という、時代劇的な名前を背負った剣使いのキャラクターで、声の重さがキャラクターの強度を下支えしている。「この人がいるなら負けないわけがない」という説得力を、セリフよりも声質で出している場面があって、そこは2回目に見て気づいた。松井菜桜子のエミリー・オブライエンは四人の中では比較的外交的なポジションで、英語っぽい響きをどう処理するかが面白い仕事だった。
読んで見たくなったら——『ルパン三世 天使の策略(タクティクス) ~夢のカケラは殺しの香り~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ルパン三世のTVスペシャル全制覇を目指しているコレクター気質の人
- 2000年代のアニメ作画と演出のトーンが好きな人
- 女性キャラクターが実質的な主軸として機能しているルパン作品を探している人
- 能登麻美子・田中敦子が出ているなら見る、という人
- コメディと冒険がちょうどよく混ざったスペシャルが好きな人
合わない人
- ルパンスペシャルに重厚なドラマを期待している人(これはわりと軽め)
- 峰不二子メインのスペシャルを求めている人(不二子の比重は高くない)
- 作画クオリティに現代水準を求める人
- テロや陰謀がテーマでもシリアスに描かれないとモヤる人
次に見るなら
ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!——同じTVスペシャルシリーズの中で、女性キャラクターが重要な位置を占める作品を続けて見たいなら。スペシャルごとのトーンの違いを比較しながら見ると、シリーズ全体の変遷が見えてくる。
ルパン三世 PART5——2018年のシリーズで、現代のデジタル社会にルパンを放り込んだ意欲作。女性キャラクターの自律性と、ルパンとの力関係の描き方が、このスペシャルと問題意識として近い部分がある。作画も演出も別物なので、比較として見ると面白い。
シティーハンター——「男が女性の危うさに振り回されるコメディ冒険活劇」という軸で見るなら。こちらも複数の女性キャラクターが実質的な物語の牽引役で、ルパンスペシャルと同じ温度感で楽しめる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ルパン三世 天使の策略~夢のカケラは殺しの香り~』は、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。主要なサブスクリプションサービスで広くカバーされているため、すでにいずれかに加入していれば追加費用なしで楽しめます。シリーズファンはもちろん、スパイアクション好きの方にもおすすめの一作です。