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セイレン
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Gokumi |
神田翔一は大学受験と将来について悩む普通の高校生。このキャンパスロマンスコメディ「清恋」では、彼が3人のヒロインとの純粋な関係を描く。各ストーリーは彼とヒロインそれぞれの独特で相互的な思い出である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大学受験を控えた高校3年生・神田翔一は、将来の夢も決まらぬまま日々を送る平凡な男子高校生。そんな彼が、個性豊かな3人のヒロインたちとの距離を縮めていく青春ラブコメディ。各ヒロインとのルートが独立したオムニバス形式で描かれ、恋愛に不器用な男女のリアルでちょっと可笑しな関係性が全4クールにわたって展開される。みどころ・魅力
① ヒロインごとに完結するオムニバス形式の恋愛劇
各ヒロインのルートが独立したストーリーとして展開されるオムニバス形式を採用。1ルートを見終えると別ヒロインの物語が始まる構成のため、どのキャラクターから視聴しても楽しめる。好きなヒロインの回を繰り返し視聴するファンも多い。② 等身大でリアルな高校生の恋愛描写
主人公・翔一はいわゆる「最強系」ではなく、受験や将来への焦りを抱える普通の男の子。ヒロインたちも個性こそ強いが、感情表現や距離の詰め方がどこかぎこちなく、見ていると思わず共感してしまう瞬間が随所に散りばめられている。③ 個性が際立つ3人のヒロイン
天真爛漫な津波木光、クールで謎めいたトオル・ミヤマエ、生真面目な東野京子と、3人のヒロインはそれぞれキャラクターの方向性がまったく異なる。好みのタイプに合わせてルートを選べるため、ラブコメファンが幅広く楽しめる作品となっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小林智樹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高山箕犀 |
| 原案キャラデザ | 高山箕犀 |
| キャラクターデザイン | 細田直人 |
| 音楽 | 信澤宣明、エバン・コール |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 奥華子「キミの花」 |
| ED | 常木ひかり「瞬間Happening」 |
| ED | 常木ひかり「アカネ色に隠して」 |
| ED | 宮前透「ムテキの女神」 |
| ED | 宮前透「キミと夜空とフォーチュンと」 |
| ED | 遠野響子「恋のセオリー」 |
| ED | 遠野響子「ふたりふわりら」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「アマガミの人が作ったやつ」という情報だけで一応録画予約を入れたのが2017年の冬だった。アマガミSSをリアタイで追っていた身としては、あのオムニバス形式の恋愛アニメが令和一歩手前にどんな形で蘇るのかが気になっていた——というと聞こえはいいが、実際にはながら見を3周くらいしている。
最初に見たときの印象は「あ、アマガミだ」だった。良い意味でも悪い意味でもなく、純粋にそう思った。ヒロインごとにルートが切り替わるオムニバス構成、普通の男子高校生が悩んだり距離を縮めたりする温度感、どこか懐かしい青春の空気。2回目以降で気づいたのは、常木耀(佐倉綾音)の第一話の「掴みにくさ」が実は計算されていたこと。「こいつどういうキャラだ?」という戸惑いが、彼女のルートを追ううちに「ああ、こういうやつか」に変わっていく。ながら見だと通り過ぎてしまう設計が、ちゃんとある。
好意は「伝わった瞬間」じゃなく「伝えようとした時間」の話だ
セイレンを単なるギャルゲー原作ラブコメとして片付けることは簡単だし、実際そういう見方をしている人も多い。でも2回3回と見ていくと、この作品が繰り返し描いているのは「好きという気持ちが成立する瞬間」ではなく、「相手にどう関わるかを模索している時間そのもの」だという気がしてくる。
主人公・神田翔一は大学受験を前にした高校生で、将来への漠然とした不安と、ヒロインへの漠然とした関心を同時に抱えている。この「漠然と」という部分が重要で、彼は最初から「俺はこの子が好きだ」という確信を持って動くわけじゃない。一緒にいる時間を重ねるうちに、気づいたら引き返せなくなっている——というリズムがオムニバスの各ルートに共通して流れている。
常木耀ルートでは、佐倉綾音が演じる「少し掴みにくいけど嘘をつかない女の子」の感触がこのテーマを際立たせる。クールに見えて実は正直すぎるキャラクターと、どう距離を縮めていいかわからない主人公の組み合わせが、「伝えようとしている時間」の密度を上げる。桧山水羽(井澤詩織)ルートは対照的に、距離の縮まり方がより穏やかで、日常のなかに感情が滲み出てくる構造になっている。井澤詩織の声の「近くにいる感じ」がそれを後押ししていた。
吉田麻子ルート(門脇舞以)はこの3ルートのなかで個人的に一番地味に見えて、3周目で一番刺さった。麻子という子はいわゆる「告白して終わり」型のヒロインではなくて、関係性の変化にリアクションしながら自分でも戸惑っている。門脇舞以の芝居がその戸惑いを過剰にならない温度で表現していて、地味な印象はその演技の「引き算」からきているのかもしれない。
この作品が描こうとしていることを一言で言えば、「好きになることより、好きでいつづける理由を探す過程」。恋愛の「結論」より「途中」に価値を置いている作品だと思う。
特に刺さったシーン
常木耀ルートの中盤、2人が少しぎこちない状態で話している場面がある。耀はこちらの出方を伺っているようで、でも伺っているとわかっているのに自分でも止められないような——そういう息の詰まる感じを、佐倉綾音が声のトーンだけで作ってくる。セリフの内容だけ追うと「普通の会話」なのに、抑揚の消し方というか、あえて感情を乗せない部分の乗せ方が怖い意味で上手い。2回目に見たとき、「ここで既に好意が漏れてたんだ」と気づいてしまって、ちょっとしんどかった。
あと、高遠由貴恵(藤田咲)が絡む場面はどこも少し空気が変わる。藤田咲は長いキャリアで培った「引っかかりのある台詞回し」があって、メインヒロインではないポジションなのに妙に印象に残る。主役を食う気はなさそうなのに食ってしまう、みたいな。
読んで見たくなったら——『セイレン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- アマガミSSを通っていて、あの空気感が好きだった人
- 告白シーンより「距離が縮まっていく途中」が好きな人
- 声優の芝居の「引き算」に気づける人(佐倉綾音・井澤詩織ともに地味に上手い)
- ながら見でも成立する温度感のアニメを探している人
- 2010年代のギャルゲーライクな恋愛アニメを懐かしめる人
合わない人
- ドラマティックな展開やクライマックスを期待するとかなり物足りない
- オムニバス形式が苦手な人(ルートをまたぐと主人公との関係がリセットされる)
- キャラクターへの感情移入に時間がかかる人には、各ルート3〜4話は短すぎる可能性がある
- 江口拓也演じる荒木は友人ポジションで出番も多いが、彼が邪魔に感じると少し引っかかるかもしれない
次に見るなら
アマガミSS——同じ制作スタッフによるオムニバス恋愛アニメの前作。ヒロインが6人いてルートが豊富なぶん、セイレンより「刺さる相手」が見つかりやすい。雰囲気の源流を辿りたいならこちらから見ても遅くない。
私に天使が舞い降りた!——日常の積み重ねのなかに感情を滑り込ませてくる系の作品が好きなら。直接的な告白より関係性の変化そのものを楽しむ構造が、セイレンの「途中を描く」感覚に近い。
マリーミー!——恋愛の「結論より過程」を好む層に。距離の縮まり方をじっくり見せるタイプの恋愛作品を続けて見たいときの選択肢として。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『セイレン』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。月額サービスへの加入があればすぐに全話視聴できるため、気になるヒロインのルートから気軽に試せます。U-NEXTは無料トライアル期間を利用すれば初回無料で視聴できるのでおすすめです。




