アマガミSS

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2010アマガミSS

アマガミSS

★ 3.5 / 5.0コメディラブコメ日常系
放送年2010年
フォーマットTVアニメ
話数25話
原作ビジュアルノベル
制作AIC

2年前のクリスマスイブ、橘純一は告白した女性に振られた。今は高校2年生となった純一は、その経験から恋愛を避け、クリスマスを嫌う。しかし今年のクリスマス、学校の6人の女の子—森島はるか、田中薫、中田咲、七咲亜衣、桜井梨穂子、綾瀬月咲—との出会いが、彼の人生を変える。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

2年前のクリスマスイブ、橘純一は意を決して告白したが、あえなく失恋。その記憶を引きずったまま高校2年生になった純一は、クリスマスを嫌い、恋愛にも臆病になっていた。しかし今年のクリスマスに向けて、学校の6人の個性的な女の子たちとの出会いが彼を待ち受けている。森島はるか、田中薫、中田咲、七咲亜衣、桜井梨穂子、綾瀬月咲——それぞれとの甘くも切ないラブストーリーが、オムニバス形式でつづられていく。

みどころ・魅力

① ヒロインごとに完結するオムニバス形式

「アマガミSS」最大の特徴は、ヒロイン1人につき4話完結のオムニバス構成。それぞれの物語が独立しているため、「推しルート」から見てもよく、恋愛ゲーム原作らしい楽しみ方ができる。好きなヒロインのエピソードを繰り返し視聴するファンも多い。

② 6人の個性豊かなヒロインたち

先輩・後輩・幼なじみ・生徒会長など、まったく異なるキャラクター性を持つ6人が登場。明るく天真爛漫な森島はるかから、クールで人見知りな七咲亜衣まで、多彩なヒロインが用意されており、誰かしら刺さるキャラクターに出会えるのが強み。

③ クリスマスを軸にした甘酸っぱい青春ドラマ

全ルートに共通するテーマは「クリスマスまでに誰かを好きになること」。過去の失恋を乗り越えながら純一が歩む青春の描写は、恋愛アニメらしいときめきと切なさを絶妙なバランスで演出している。

キャスト・声優一覧

中多紗江
中多紗江
メイン
›
今野宏美
橘純一
橘純一
メイン
›
斎藤桃子
絢辻詞
絢辻詞
メイン
›
名塚佳織
棚町薫
棚町薫
メイン
›
佐藤利奈
森島はるか
森島はるか
メイン
›
伊藤静
桜井梨穂子
桜井梨穂子
メイン
›
新谷良子
七咲逢
七咲逢
メイン
›
ゆかな
謎の男
謎の男
サブ
›
マイケル・リーバス
伊藤香苗
伊藤香苗
サブ
›
松岡由貴
高橋麻耶
高橋麻耶
サブ
›
早水リサ
夕月琉璃子
夕月琉璃子
サブ
›
佐藤泉美
絢辻縁
絢辻縁
サブ
›
五十嵐愛子

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スタッフ

監督平池芳正
シリーズ構成平池芳正
キャラクターデザイン合田浩章
音楽大森俊之
美術監督高橋麻穂
音響監督飯田里樹
OP満梓「i Love」
OPアズサ「君のままで」
ED佐藤利奈「キミの瞳に恋してる」
ED門脇舞以「きっと明日は…」
ED伊藤静「あなたしか見えない」
EDゆかな「恋はみずいろ」
ED新谷 涼子「恋はあせらず」
ED名塚佳織「嘆きの天使」
ED桜島麻衣「恋のゆくえ」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「オムニバス形式の恋愛アニメ」という説明を聞いたとき、正直なめていた。要はルート分岐をそのままアニメにしただけでしょ、と。2010年当時、深夜ラブコメはそれこそ量産体制で、どれを見ても同じような告白シーンと同じような主人公の顔しか記憶に残らなかった。だから最初の数話は流し見に近い感覚だった。

ところが1ルート目が終わった瞬間、少し背筋が伸びた。「終わった」んじゃなくて「完結した」と感じた。その差は意外と大きい。2周目に入ったとき初めて、これは構造として面白い作り方をしているんだと気がついた。橘くんが毎回同じ出発点からリセットされるのに、全然飽きないのはなぜか——それを考えながら見るのが、この作品の正しい楽しみ方だった。

「傷の記憶」はリセットされないが、動き出す力に変わる

アマガミSSを「モテモテ主人公がヒロインを攻略するアニメ」として終わらせると、大事なものを取り逃す。橘純一というキャラクターの根っこにあるのは、2年前のクリスマスイブに告白して振られた、という経験だ。この傷は各ルートで消えるわけじゃない。むしろ毎回ちゃんと残っている。

オムニバス形式の妙は、「同じ傷を持った人間が、異なる他者と出会うことでどう動くか」を繰り返し見せられる点にある。森島はるかルートと絢辻詞ルートでは、純一の動き方がまるで違う。相手が違うから動き方が変わるのか、それとも「その人と出会ったとき、傷がどう作用するか」が変わるのか——2回目以降に見ると、この違いが妙にリアルに見えてくる。

ゲームのルート分岐をそのままアニメ化する手法は当時も批判されていたし、「どれが本当のルートなの?」という疑問はいまも根強い。でも個人的には、それを問うこと自体がこの作品の射程を狭めていると思っている。どのルートも「本当」だし、どのルートも純一は同じ傷から出発している。その繰り返しの中に、恋愛を「特定の誰かとの唯一の物語」じゃなく「人と人が偶然ぶつかったときに生まれる何か」として描こうとする視点がある気がしてならない。

傷は消えない。でも、消えなくても次へ動ける——そのことを説教臭く言わずに、ルートを重ねることで静かに積み上げていく構成が、この作品の核心だと思っている。

特に刺さったシーン

伊藤静さん演じる森島はるかのルートで、純一が思い切った行動に出る序盤のあのシーン。台詞の量じゃなくて、伊藤静さんの「一瞬の間」の使い方が好きで、2回目に見てやっと気づいた。驚きの後に来る、ほんの0.5秒の沈黙。あそこに森島先輩のキャラクターが全部詰まっていた。

もうひとつは名塚佳織さんの絢辻詞ルート。終盤、絢辻が「素」を見せる場面での声の変化が、正直ぞっとするくらい上手い。普段の整った声と、そこで初めて出る少し掠れた声のトーンの差を、初見では「なんか変わったな」くらいにしか感じていなかったのに、2周目で改めて聞いたら演技の計算の細かさに気が遠くなった。

佐藤利奈さんの棚町薫は、声だけで「幼なじみ感」が出る稀有なキャラクターで、軽口のシーンほど聞き直したくなる。あの馴れ馴れしさが嫌味にならないのは、声質と間の取り方のバランスがちょうどいいからだと思う。

読んで見たくなったら——『アマガミSS』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ゲームの恋愛シミュレーションをやり込んだことがある人——ルート選択の感覚をアニメで再体験できる
  • 「同じキャラが違う人と付き合う話」に抵抗がない人
  • 声優の演技を聞き比べる目的で見られる人——キャスト陣の仕事量が多く、それだけで価値がある
  • 2010年前後の深夜アニメの空気感が好きな人

合わない人

  • 「主人公は一人のヒロインだけを愛してほしい」派——構造上それは無理なので最初から合わない
  • 一本の軸で感情移入して見たい人——ルートが切り替わるたびにリセットされるので、没入型の見方とは相性が悪い
  • 主人公の行動に倫理的な一貫性を求める人——橘くんの積極性は文脈によっては「え、それやる?」になる

次に見るなら

君と僕。——アマガミSSと同時期の空気感を持つ、日常系の恋愛群像劇。特定の誰かへの強い感情よりも、関係性の揺らぎをじっくり見せる作品で、テンションを落としながら余韻を楽しみたいときにちょうどいい。

ef – a tale of memories.——恋愛ゲーム原作のアニメ化として、構成の作り方がアマガミSSとは対照的なアプローチ。並行する複数の物語を同時進行で見せることで、オムニバスとは違う「重なり合い」を演出している。切なさ強めなので気分を選ぶ。

ましろ色シンフォニー——2011年放送、こちらも恋愛ゲーム原作。1ヒロインに絞ったアニメ版の構成と、ゲームのルート分岐との違いを考えながら見ると、アマガミSSの「全ルートやる」判断の面白さが逆照射されてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「アマガミSS」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。サブスクに加入していれば追加料金なしで全話視聴できる環境が整っています。どのサービスを使っているかによって視聴先を選べるので、まずは加入中のサービスから確認してみてください。

よくある質問

Q. アマガミSSはどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスのサブスクプランに加入していれば、追加料金なしで全話視聴できます。
Q. 話数は全部で何話ありますか?
A. 全25話(本編24話+番外編1話)です。ヒロイン1人あたり4話のオムニバス構成で、6人のルートが描かれています。
Q. どのヒロインのルートから見るのがおすすめですか?
A. 放送順(森島はるかルートから)に見るのが自然ですが、どのルートも独立しているため好きなキャラクターから視聴しても問題ありません。まずはキャラクター紹介を見て気になる子から入るのも一つの方法です。
Q. 続編はありますか?
A. 「アマガミSS+plus」(全13話)が2012年に放送されています。各ヒロインのその後を描いた続編エピソードで、本作を見終わった後にあわせて楽しめます。

まとめ

「アマガミSS」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。サブスクに加入していれば追加料金なしで全話視聴できる環境が整っています。どのサービスを使っているかによって視聴先を選べるので、まずは加入中のサービスから確認してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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