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のんのんびより りぴーと
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SILVER LINK. |
田舎の分校に通う5人の女生徒たちが、のどかな日本の村での日々を過ごしている。蛍が転校初日に友人たちと出会う前の思い出など、個人的な記憶もあれば、みんなで共有する思い出もある。彼女たちは学校生活を通じて、かけがえのない経験と絆を深めていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
山奥の小さな分校「旭丘分校」に通う5人の女の子たちが紡ぐ、のどかな田舎暮らしの日常を描いた作品。前作では描かれなかったエピソードを中心に、転校生・一条蛍が旭丘に来る以前の思い出や、それぞれが胸に秘めた季節の記憶が丁寧に描かれる。田植えや花火、雪遊びなど四季折々の行事を通じて、子どもたちはかけがえのない時間をゆっくりと積み重ねていく。
みどころ・魅力
① 「りぴーと」だから描けた、もう一つの記憶
本作は前作の「平行時間軸」として、同じ時期に起きた別の出来事を丁寧に掘り起こす構成が特徴。蛍が来る前の旭丘の日常や、各キャラクターが一人で過ごした時間など、前作では見えなかった「隙間の物語」が新鮮な感動を与えてくれる。
② 音と映像で体感する、日本の田舎の空気
虫の声、水の音、遠くに聞こえる列車の音——Silver Link.が作り出す繊細な音響と、淡い色調の背景美術が相まって、画面から里山の空気が漂ってくるような没入感がある。自然の中でゆったりと流れる時間そのものが、この作品の最大の魅力といえる。
③ れんげの存在感と、子どもらしい哲学
小学1年生の一条れんげが発するひとことの言葉は、シュールでありながらどこか本質を突いている。子どもの純粋な目線で世界を切り取るそのセンスは、大人の視聴者ほど刺さる。日常系アニメのゆるさの中に、ふと笑いと郷愁が同時にやってくる瞬間を何度も味わえる。
キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 川面真也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| キャラクターデザイン | 大塚舞 |
| 音楽 | 水谷広実 |
| 美術監督 | 日下部夏月 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | ナノ.ライプ「こだまことだま」 |
| ED | 宮内 れんげ「おかえり」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見てすでに「終わった」気でいたところに2期が来た。タイトルが「りぴーと」。同じ時間軸をもう一周するという構成を聞いたとき、正直「蛇足では」と思った。同じ旭丘分校、同じ面々、同じ一年間。それの何が面白いんだと。
最初の数話で、その懸念が完全に的外れだったとわかった。1期では映っていなかった場所に、ずっと人がいた。蛍が転校してくる前の春の話、ひかげが東京から帰省する前の日のこと。同じ時間が、まるで違う密度で描かれている。2周目を見ながら、「ああ、1期でこの子がここにいたのはそういう理由だったのか」と気づく瞬間がいくつもあって、その発見のたびに何かが静かに揺さぶられた。
日常系の2期でここまで仕掛けてくるとは思っていなかった。完全に舐めていた。
同じ時間は、見る人の数だけ別々に存在する
「りぴーと」が描いているのは、田舎の風景でも、のんびりした日常でもない。正確に言えば、「ひとつの時間軸の中に重なって存在している、複数の記憶」の話だ。
れんげが田んぼで何かを見つけているとき、なつみは別の場所で別の何かをしでかしている。こまりが縁側で本を読んでいる午後に、楓は駄菓子屋の奥でひとりで何かを考えている。1期では蛍の視点を中心に切り取られた一年間が、りぴーとでは別の視点から切り直される。同じ村の、同じ季節の、同じ一日が、見る人によってまったく違う質感を持っている。
これはただの「補完」じゃない。構造として意図されている。1期を見ていると、りぴーとの各エピソードはより深く刺さる。見ていないと、それはそれで完結している。どちらの視聴者に対しても誠実に作ってある。その両立がむずかしいのに、やっている。
もうひとつ、この作品が丁寧に扱っているのは「子どもだけに見えているもの」の話だと思う。れんげが発見するものの多くは、大人には見えていない。蛍には見えている。なつみには見えていないかもしれない。同じ場所にいても、何かを「見る」かどうかは年齢でも性格でも違う。そのすれ違いが、劇的な対立を生むわけでもなく、ただ穏やかにそこにある。
日常系というジャンルは「何も起きない」と言われることがある。でもこの作品に限っては、何かが常に起きている。ただそれが、ドラマチックな形をとっていないだけで。
特に刺さったシーン
蛍が転校してくる前日、ひとりで旭丘の風景を見ているシーンがある。まだ誰とも出会っていない、名前も顔も知らない場所に立っている蛍の後ろ姿。1期の「初めて会った日」を知っている状態でこれを見ると、何か言いようのない感覚に襲われる。始まる前の静けさ、みたいなもの。
声優の演技という点では、名塚佳織さんの一穂先生がこの作品の空気の相当部分を担っていると思う。だるい、やる気がない、でも何かを大切にしている。あのトーンの安定感が、作品全体のテンポを支えている。2回目以降はそこに耳が向くようになった。
阿澄佳奈さんのこまりは、泣きそうになる声と笑い声の距離が異常に近くて、そのギャップが毎回効いてくる。年上に見られたいのに下に見られるキャラクターの悲哀を、あそこまでコミカルに成立させているのは演技の引き出しだと思う。
あと個人的に何度も巻き戻したのは、夏のプールのくだり。何が起きているかというとそんなに大したことではないのだが、れんげの表情とセリフのタイミングが完璧すぎて、そこだけで5回は見た。
読んで見たくなったら——『のんのんびより りぴーと』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期を見て「もう少しこの世界にいたかった」と思った人
- 田舎で育ったことがある、または田舎に強い郷愁を持っている人
- 「何も起きない」アニメを意識して選んで見るタイプ
- 同じ作品を複数回見る習慣がある人(りぴーとは1期との往復で真価が出る)
- れんげというキャラクターの奇妙さにすでに惚れている人
合わない人
- 2期から入った人(1期を先に見ること。構成上、1期前提の仕掛けが多い)
- 起承転結のある話が見たい人
- キャラクター同士の関係が変化したり、成長が明確に描かれることを期待している人
- 「同じ時間軸を繰り返す」という構成に既視感を感じてしまう人
次に見るなら
ゆるキャン△が好きなら、同じ「場所の質感を丁寧に描く」アニメとして間違いなく合う。キャンプという行為を通じて、景色の中に人がいる構図を丁寧に積み上げていく作り方が似ている。のんのんびよりより少し「やること」がある分、とっつきやすいかもしれない。
たまゆらは同時期の日常系として、雰囲気が最も近い作品のひとつ。広島・竹原を舞台に、写真を通じて場所と記憶の関係を掘り下げていく。のんのんびよりの「ここにいたい」という感覚を、もう少し感傷的な方向で体験したい人向け。
のんのんびより ばけーしょん(劇場版)は言うまでもなく直結の続き。りぴーとを見終わったあと、自然に手が伸びる。沖縄を舞台に、シリーズの空気感そのままで90分つくってある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『のんのんびより りぴーと』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの各サービスで視聴可能です。主要な配信プラットフォームに幅広く対応しているため、加入中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。前作『のんのんびより』と合わせてイッキ見するのもおすすめです。
よくある質問
まとめ
『のんのんびより りぴーと』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの各サービスで視聴可能です。主要な配信プラットフォームに幅広く対応しているため、加入中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。前作『のんのんびより』と合わせてイッキ見するのもおすすめです。







