のんのんびより

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2013のんのんびより

のんのんびより

★ 3.9 / 5.0日常系
放送年2013年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作SILVER LINK.

蛍が東京から田舎の小さな町に引っ越すと、大きなカルチャーショックを受ける。漫画を買える店まで20分、ビデオレンタル店まで10駅先、学校には女子3人と男子1人しかいない。すべてが異なるが、のんびりした雰囲気に惹かれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

東京から田舎の分校に転校してきた一条蛍は、そのあまりのギャップに驚きを隠せない。漫画を買いに行くだけで自転車で20分、ビデオレンタルは10駅先、全校生徒はたったの5人。不便なはずの田舎暮らしだが、四季折々の自然の中でのんびり過ごすうちに、蛍はこの土地ならではの豊かさや温かさに少しずつ惹かれていく。個性豊かなクラスメートたちとの日々を描く、ゆったりとした田舎の日常系アニメ。

みどころ・魅力

① 時間がゆっくり流れる「田舎のリズム」

都会のテンポとはまったく異なる、のどかな農村の日常がていねいに描かれる。虫の声、田んぼのあぜ道、雪の積もる冬景色など、背景美術のクオリティが高く、見ているだけで日常の慌ただしさを忘れさせてくれる癒し系アニメの真骨頂。

② 年齢も個性もバラバラなキャラクターたちの掛け合い

複式学級ならではの縦のつながりが個性豊かなキャラクター関係を生む。天然マイペースな「にゃんぱす」のれんちょん、クールな中学生・越、おっとりお姉さんの小鞠など、それぞれの年齢らしいリアクションのギャップがほのぼのとした笑いを生み出している。

③ 一話完結で気軽に見られる構成

各エピソードは日常の小さな出来事を中心に描かれ、重いドラマや複雑な伏線はほぼ皆無。春夏秋冬の行事を丁寧に追う構成で、どこからでも見始めやすく、疲れた日にほっとひと息つきたいときにも向いている。

キャスト・声優一覧

越谷小鞠
越谷小鞠
メイン
›
阿澄佳奈
越谷夏海
越谷夏海
メイン
›
佐倉綾音
一条蛍
一条蛍
メイン
›
村川梨衣
宮内れんげ
宮内れんげ
メイン
›
小岩井ことり
加賀山楓
加賀山楓
サブ
›
佐藤利奈
越谷卓
越谷卓
サブ
›
越谷雪子
越谷雪子
サブ
›
平松晶子
宮内一穂
宮内一穂
サブ
›
名塚佳織
富士宮このみ
富士宮このみ
サブ
›
新谷良子
宮内ひかげ
宮内ひかげ
サブ
›
福圓美里
蛍の母親
蛍の母親
サブ
›
永島由子
蛍の父親
蛍の父親
サブ
›
上田燿司

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スタッフ

監督川面真也
シリーズ構成吉田玲子
キャラクターデザイン大塚舞
音楽水谷広実
美術監督大泉杏奈
音響監督亀山俊樹
OPナノ.ライプ「なないろびより」
ED宮内 れんげ「のんのん日和」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「日常系は正直、当たり外れが激しい」と思いながら見始めた。2013年の秋クールで、当時タイムラインがれんちょんの画像で埋まっていて、それで手を出した。最初の10分は「あ、これ寝るやつだ」と思った。実際に2話の途中で寝た。

でも、翌朝なぜか続きを見た。そこから止まらなかった。

2周目で気づいたのは、この作品が意図的にテンポを「遅く」しているということ。セリフとセリフの間に、ちゃんと空白がある。虫の声があって、風の音があって、それから誰かが何かを言う。最初に見たときは「間が長い」と感じていたものが、2回目ではその間ごと味わえるようになっていた。田舎の時間ってたぶんこういうものなんだろうと、行ったことがなくても分かる気がした。

子どもにしか分からない時間の密度を、大人が横から見ている話

この作品を「のんびり日常系」と括ると、たぶん半分しか理解していない。

確かに事件は起きない。誰かが死ぬわけでも、恋愛が燃え上がるわけでも、試合に勝つわけでもない。でも、そこには「時間の密度」についての観察がある。

蛍が東京から引っ越してきて最初に驚くのは、不便さじゃなくて時間の流れ方だ。漫画を買いに行くのに自転車で20分かかる。ビデオレンタル店まで10駅。でも作中のキャラクターたちは、それを「不便」とは感じていない。その20分の道のりそのものが、ひとつの時間として完結している。

れんちょん——宮内れんげが体現しているのは、子どもにしか持てない時間感覚だと思う。彼女は「にゃんぱすー」という挨拶を発明して、田んぼのあぜ道でオカリナを吹いて、ひかげ姉ちゃんに手紙を書く。やっていることひとつひとつが、完全に自分のペースで完結している。外側の時間軸に引っ張られていない。

大人になると——というか、都市に長く住むと——時間を「コスト」として感じるようになる。移動時間はロスで、待ち時間はストレスで、何もしていない時間は不安だ。そういう感覚に慣れきった目で見ると、この作品は最初「何も起きない」と見える。でも本当は「何もしていない時間をどう生きるか」の話をずっとしている。

蛍の視点が視聴者の代理になっているのは、彼女が「外から来た人間」だから。田舎の時間軸にはまだ馴染んでいないけれど、それを否定もしない。じっくり見ていくと、彼女が少しずつ「のんのんびより」な時間感覚に浸透されていく過程が分かる。それは都会で暮らす視聴者自身が、この作品を見ながら経験することと重なっている。

名塚佳織が演じる加賀山楓——通称かやにゃん先生も、この構造の一部を担っている。先生なのに生徒より問題児で、自分の時間を完全に自分のために使っている。それが不思議と「ちゃんと生きているな」と見える。都市のロールモデルから外れた人間を、作品が肯定的に描いている。

特に刺さったシーン

れんちょんがひかげ姉ちゃんに手紙を書くシーン全般。

正直、あの手紙の内容は子どもの論理で動いていて、大人から見るとたいして意味のあることは書いていない。でも、そこに費やされている真剣さが本物で、それを見ているこっちが恥ずかしくなる。「こういう真剣さ、大人になってから失ったな」という気持ちが来る。

あと、小岩井ことりの演技の話をどうしても外せない——れんげの声は、かわいい方向に振り切らずに、ちゃんと「変な子どもの声」をやっている。特に、何か発見したときの独特のイントネーション。あれは台本だけでは作れない何かがある。

対照的に、阿澄佳奈の小鞠は「年下扱いされる先輩」という難しいポジションを、被害者ポジションに落とさずに演じている。怒っているのに声がかわいいという構造をフル活用しつつ、どこか諦観がある。「また言われた」という慣れ。それが2周目だとより見えてくる。

佐倉綾音の夏海は、序盤の自転車で田んぼ道を爆走するシーン——ああいう「何もないけど気持ちいい」瞬間の声が、ちゃんと気持ちよさそうで好き。演技としてのテクニックじゃなくて、その場の空気が声に乗っているような感じがある。

読んで見たくなったら——『のんのんびより』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 都市に住んでいて、その生活に微妙な疲れを感じている人
  • 子どものころ田舎に行った記憶があって、あの空気を再現したい人
  • 「何も起きないアニメ」を意図的に選びたいときがある人
  • キャラクターの関係性や細かいやり取りをじっくり見るのが好きな人
  • 作画と音楽の密度を、ストーリーと別軸で楽しめる人

合わない人

  • 1話目で「何か起きないと続けられない」と感じる人。この作品は向かない
  • アニメを倍速で見る習慣がある人。間を削ると何も残らない
  • 田舎を「不便で退屈な場所」としか感じられない人
  • キャラクター同士のドラマや衝突に引っ張られたい人

次に見るなら

ゆるキャン△——「何もしない時間を楽しむ」という軸が近い。こちらはキャンプというフォーマットがあるぶん少し行動的だけど、ひとりの時間と複数人の時間を両方描いているバランスが似ている。のんのんびよりの蛍ポジションを自分に重ねて見ていた人なら、たぶんスムーズにはまる。

ひだまりスケッチ——日常系の中でも特に「繰り返す毎日の解像度」を丁寧に描いている作品。のんのんびよりが田舎の時間軸なら、こちらは美術学校という少し変わった日常。シャフト演出が苦手でなければ、同じ「のんびり」系として並べて見られる。

きんいろモザイク——れんちょんのかわいさで入った人向け。こちらはほぼ全員が「かわいい」で動いている作品なので、のんのんびよりより軽い。考察とか深読みは要らない。ただ見ていれば幸せになれる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『のんのんびより』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要な動画サービスのほぼすべてで視聴が可能です。月額サービスに加入済みであれば追加費用なしで楽しめるケースが多く、続編シリーズもあわせてイッキ見しやすい環境が整っています。

よくある質問

Q. 続編はありますか?
A. はい。2015年に第2期『のんのんびより りぴーと』、2021年には劇場版『のんのんびより ばけーしょん』が公開されています。第1期から順に視聴すると世界観にスムーズに入れます。
Q. 子どもでも見られますか?
A. 暴力・過激な描写はほとんどなく、全年齢向けの穏やかな内容です。小学生の日常を描いたエピソードも多く、お子さんと一緒にのんびり楽しめる作品です。
Q. 1話から見ないと楽しめませんか?
A. 基本的に一話完結のエピソードが多いため、途中から見ても楽しめます。ただしキャラクターの関係性や個性は第1話から把握しておくと、より笑いどころが伝わりやすくなります。
Q. 原作漫画との違いはありますか?
A. アニメは原作漫画(あっと著)をほぼ忠実に映像化しています。背景の美しさや声優の演技によって独特の空気感が増しており、漫画既読者にもアニメならではの魅力が楽しめます。

まとめ

『のんのんびより』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要な動画サービスのほぼすべてで視聴が可能です。月額サービスに加入済みであれば追加費用なしで楽しめるケースが多く、続編シリーズもあわせてイッキ見しやすい環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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