マイセルフ;ユアセルフ

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2007マイセルフ;ユアセルフ

マイセルフ;ユアセルフ

★ 3.3 / 5.0ドラマラブコメ
放送年2007年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作ビジュアルノベル
制作Doga Kobo

親の事業計画のため、日高沙奈は東京に引っ越した。五年後、高校生になった彼は故郷の桜之森に戻る。街も昔の友人も大きく変わっていて不安を感じる。特に変わったのは幼馴染の八津代七夏だ。かつて彼女は無邪気に甘く微笑んでいたが、今は別人のようになっていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

親の事業の都合で東京へ引っ越した日高沙奈は、五年の歳月を経て、高校生となって故郷・桜之森へと帰ってくる。懐かしいはずの街並みも、かつて共に過ごした幼馴染たちも、時の流れの中で少しずつ姿を変えていた。とりわけ沙奈を戸惑わせたのは、八津代七夏の変化だった。昔は無邪気で甘やかな笑顔を見せていた彼女が、今ではまるで別人のように心を閉ざしている。再会の喜びと、埋めきれない時間の溝。沙奈は幼馴染たちとの関係を結び直しながら、それぞれが胸に抱える秘密と痛みに、少しずつ触れていくことになる。

みどころ・魅力

① 五年ぶりの再会が描く「変わったもの・変わらないもの」

故郷に戻ってきた沙奈の視点を通して、街と人の変化が丁寧に描かれていく。懐かしさと違和感が同居する独特の空気感が、物語全体に切ない余韻を添える。再会の温かさだけでなく、すれ違ってしまった時間の重みまで描き込まれている点が魅力だ。

② 幼馴染・七夏に隠された深い陰影

無邪気だった少女が、なぜ別人のように変わってしまったのか。七夏をはじめ、登場人物それぞれが抱える事情が徐々に明かされていく。穏やかな日常パートの裏に潜むシリアスな展開が、人間ドラマとしての深みを確かに生み出している。

③ 田舎町の四季が彩る情緒的な映像美

桜之森というのどかな町を舞台に、自然や季節の移ろいが繊細に描かれる。柔らかな風景描写とキャラクターの感情が重なり合い、ノスタルジックで叙情的な世界観をじっくりと味わわせてくれる。

キャスト・声優一覧

若月朱里
若月朱里
メイン
田村ゆかり
星野あさみ
星野あさみ
メイン
中原麻衣
八代菜々香
八代菜々香
メイン
小清水亜美
若月修輔
若月修輔
メイン
子安武人
織部麻緒衣
織部麻緒衣
メイン
金田朋子
日高佐菜
日高佐菜
メイン
木村まどか
持田雛子
持田雛子
サブ
村田あゆみ
サブ
若本規夫
藤村柚希
藤村柚希
サブ
豊口めぐみ

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スタッフ

監督黒田恭弘
原案キャラデザささきむつみ
OPかおり「Tears Infection」
EDいとうかなこ「キミと夜空と坂道と」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初に戸惑ったのはタイトルだった。マイセルフ;ユアセルフ。真ん中のセミコロンをどう読めばいいのか、いまだにわからない。一息で「マイセルフユアセルフ」と続けるのか、そこで一拍置くのか。配信一覧でこの妙な記号を見かけて、気になって、半分はそれだけの理由で再生ボタンを押した記憶がある。

最初は2007年のラブコメだろうと軽く構えて見ていた。都会から田舎に帰ってきた幼馴染もの、よくある枠だと。ところが数話で、その「よくある枠」の下に冷たい水が溜まっているのに気づく。2回目に見たときは、序盤の何気ない会話がぜんぶ別の意味を帯びて見えて、初見のときに感じた小さな居心地の悪さの正体がようやくわかった。

覚えている顔が、もうそこにいないということ

この作品は、帰省ラブコメの皮をかぶった「記憶の答え合わせ」の話だと思っている。主人公が5年ぶりに桜之森に戻ってくる。彼の頭の中には、出ていった日のままの友人たちが保存されている。無邪気に笑っていた幼馴染、双子の兄妹、いつもの面々。ところが実際に再会してみると、笑っていたはずの相手は別人のように冷たくなっていて、ほかの誰もが、彼の知らない5年分を抱えて立っている。

面白いのは、変わってしまったのは相手だけじゃない、という構造だ。主人公もまた都会で5年を過ごして、もう昔の彼ではない。だから本当のテーマは「みんな変わったね」という嘆きではなくて、「自分の中の相手の像」と「目の前の相手」のズレをどう受け入れるか、にある。マイセルフとユアセルフ。記憶の中のあなたと、いまのあなた。あのセミコロンは、その二つを並べて、でも完全には繋がない記号なんじゃないかと、見終わってから勝手に納得した。

小さな町という閉じた箱の中だからこそ、過去は消えずに澱のように残る。誰かの傷が、別の誰かの記憶と地続きになっている。だからこの作品の不穏さは、ホラー的な怖さではなく、「あの頃に戻れると思っていた自分の甘さ」を静かに突きつけてくる種類の重さだ。単なる癒し系の田舎ものとして見ると、途中で足をすくわれる。

特に刺さったシーン

やっぱり、序盤の再会のくだりだ。主人公がかつての笑顔を期待して声をかけたとき、八代菜々香が見せる温度のない反応。ここで小清水亜美の芝居が効いている。声を荒げるわけでも泣くわけでもなく、ただ感情の蓋を一枚かぶせたような平坦さで返す。その平坦さの下に何があるのかが見えないからこそ、こちらの背中がすっと冷える。明るいキャラを演じている小清水亜美しか知らないと、この抑えた芝居に二度見すると思う。

双子側では田村ゆかりの若月朱里と子安武人の若月修輔の掛け合いがいい。子安武人が思いのほか年下の少年役をやわらかく置きにきていて、いつものクセのある声色とのギャップが楽しい。そして救いなのが、若本規夫の演じる町の名物おじさんだ。重たい空気が続くなかで、あの声があの調子で出てくると、ほっと息ができる。シリアスとのバランスを、声の配置で取りにいっている作品だと思う。

読んで見たくなったら——『マイセルフ;ユアセルフ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 田舎の閉じた人間関係と、その下に隠れた傷を描く群像劇が好きな人
  • 派手な展開より、声優の芝居の温度で感情を読みたい人
  • 「あの頃に戻れると思っていた」という感覚に、心当たりがある人

合わない人

  • テンポよく話が進む、明るいだけのラブコメを求めている人
  • 序盤の不穏な伏線の積み方を、まどろっこしく感じてしまう人
  • キャラの過去の重さに踏み込まれるのが苦手な人

次に見るなら

幼馴染と田舎の閉塞感、変わってしまった関係のヒリつきが好きならtrue tears。同じ町の中で人の気持ちがすれ違っていく描き方が近くて、こちらのほうがより静かに刺してくる。

傷と記憶を抱えた群像をじっくり見たいならef – a tale of memories.。ノベルゲーム原作の重たいドラマという血筋が似ていて、過去がいまを縛る構造に通じるものがある。

日常の裏側にある喪失と、それでも前を向く話が刺さったならKanon。雪の町で記憶と向き合う作品で、マイセルフ;ユアセルフの後に見ると、同じ温度の余韻が残る。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
「マイセルフ;ユアセルフ」は、dアニメストアとDisney+で配信されており、どちらのサービスでも視聴することができます。アニメを幅広く見放題で楽しみたい方はdアニメストア、映画やドラマと合わせて観たい方はDisney+と、ご自身の視聴スタイルに合わせて選べます。気になった方は、ぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. マイセルフ;ユアセルフはどこで配信されていますか?
A. 現在、dアニメストアとDisney+で配信されています。どちらのサービスでも視聴できるので、すでに加入している方はそのまま楽しめます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 2007年放送のTVアニメで、ドラマとラブコメの要素を併せ持つ作品です。幼馴染との再会を軸に、青春の切なさと丁寧な人間ドラマが描かれています。
Q. 予備知識がなくても楽しめますか?
A. はい。主人公が五年ぶりに故郷へ戻る場面から物語が始まるため、初見でも入りやすい構成です。キャラクターの背景も作中で少しずつ明かされていきます。
Q. どんな人におすすめの作品ですか?
A. 幼馴染との関係や、再会をテーマにした青春ドラマが好きな方におすすめです。穏やかな日常とシリアスな展開の両方を味わいたい方にも向いています。

まとめ

「マイセルフ;ユアセルフ」は、dアニメストアとDisney+で配信されており、どちらのサービスでも視聴することができます。アニメを幅広く見放題で楽しみたい方はdアニメストア、映画やドラマと合わせて観たい方はDisney+と、ご自身の視聴スタイルに合わせて選べます。気になった方は、ぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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