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THE FIRST SLAM DUNK
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
湘北高校のポイントガード・宮城リョータは、素早さと頭脳を活かし、相手を翻弄する選手だ。沖縄出身で、3歳上の兄がいた。有名なバスケットプレイヤーだった兄に続き、リョータもバスケットボールにのめり込む。高校2年生の時
作品概要・あらすじ
あらすじ
湘北高校のポイントガード・宮城リョータは、小柄ながら素早さと頭脳的なプレーで相手を翻弄する選手。沖縄出身の彼には、かつて優れたバスケットボール選手だった3歳上の兄・ソータがいた。憧れの兄の背中を追ってバスケにのめり込むリョータだったが、ある出来事をきっかけに心に深い傷を抱えることになる。物語は、インターハイで王者・山王工業と対戦する湘北の激闘を軸に、リョータが歩んできた過去と現在を交差させながら描いていく。コートの上でそれぞれの想いを背負った選手たちが、勝利をかけて全力でぶつかり合う。
みどころ・魅力
① 圧倒的な臨場感のバスケットシーン
モーションキャプチャとCGを駆使して描かれる試合描写は、まるで実際のコートを観戦しているかのような臨場感。ボールの音、選手の息づかい、コートを駆ける足音までもがリアルに迫り、これまでのアニメ表現の常識を覆す映像体験が味わえる。
② 宮城リョータを主役に据えた新たな視点
原作では描き切れなかった宮城リョータの過去と内面に深く踏み込む構成が秀逸。家族との関係や葛藤を丁寧に積み上げることで、試合のワンプレーごとに込められた想いが胸に響く。原作ファンも新鮮な気持ちで物語に入り込める。
③ 原作者・井上雄彦が手がける監督・脚本
原作者である井上雄彦自身が監督・脚本を担当し、作品世界を隅々までコントロール。キャラクターの息遣いや間の取り方、勝負の重みまで、原作の魂を受け継ぎながら映画という新たな形に昇華させている点が大きな魅力だ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| キャラクターデザイン | 江原康之 |
|---|---|
| 美術監督 | 小倉一男 |
| 音響監督 | 笠松広司 |
| OP | ザ・バースデイ「LOVE ROCKETS」 |
| ED | 10‐FEET「第ゼロ感」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、最初はそこまで乗り気じゃなかった。世代としては原作もアニメも通った口だけど、「今さら劇場で?」という気持ちがどこかにあった。それが、席に座って数分で消えた。冒頭、鉛筆の線が走り出してキャラクターが立ち上がってくるあの導入で、もう座り直していた。懐かしさで泣く映画だろうと高をくくっていたら、まったく別の角度から殴られた感覚だった。これは花道の物語の焼き直しじゃない。スコアボードの裏側でずっと黙っていた男に、ようやくカメラが向いた話だ。観終わってしばらく立てなかった。映画館で見てよかった作品を一本挙げろと言われたら、たぶんこれを出す。
勝ち負けの裏で、ずっと誰かの背中を追っていた男の話
この映画の主役は桜木花道じゃない。宮城リョータだ。そこを入れ替えただけで、見慣れたはずの山王戦がまったく違う温度で迫ってくる。リョータは沖縄出身で、バスケが上手かった三つ上の兄がいた。その兄を早くに失っている。映画は試合の合間に、繰り返しその過去へ潜っていく。コートの上で起きている四十分のドラマと、何年もかけて積もった喪失の時間が、編集で何度も折り重なる。点が入るたびに胸が熱くなる種類の映画ではなく、ボールを追う一歩一歩が、いなくなった人への返事になっている映画だ。
面白いのは、これが単なる「兄の死を乗り越える物語」ではないところ。リョータは乗り越えてなんかいない。母親とはうまく喋れないし、兄が好きだった曲も背番号も、ずっと自分のなかに抱えたまま試合に出ている。映画はそれを克服させようとしない。抱えたまま走らせる。喪失は消えるものじゃなく、付き合っていくものだ——という、地味だけど本当のことを、スポーツ映画の体裁で淡々と差し出してくる。だから終盤の無音の数十秒が効く。あそこは「決着」のための演出じゃなくて、ずっと喋れなかった人間が、ようやく自分の音で世界とつながり直す瞬間として置かれている。スポーツものの皮をかぶった、喪失と再接続の話。二回目に見るとそっちの輪郭ばかりが濃くなる。
特に刺さったシーン
終盤、音が一気に引いていくところ。会場のざわめきもシューズの音も消えて、選手たちの口だけが動く。あの瞬間、隣の席の他人と同じ呼吸を止めていたのが分かった。映画館の暗さとスクリーンの大きさがなければ、ここまで効かなかったと思う。家のテレビだとつい音量を確かめてしまう類の沈黙が、劇場だと逃げ場なく全身に来る。
声の話もしておきたい。桜木花道を演じた木村昴の、ふざけた軽さの奥にある芯の強さ。彩子の瀬戸麻沙美が、煽るでもなく見守るでもない絶妙な距離でベンチを支えていて、ここがブレないからコートが締まる。そして晴子の坂本真綾。出番は多くないのに、ひと声で空気の湿度が変わる。剛憲を演じる三宅健太の低い圧、安田の阿座上洋平の温度感も含めて、誰ひとり「漫画のキャラの声」になっていない。生きた人間が喋っている。そこに痺れた。
読んで見たくなったら——『THE FIRST SLAM DUNK』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スポーツものを「勝敗」より「その人が背負っているもの」で見たい人
- 原作・旧アニメを知っていて、別の視点から語り直されることに興奮できる人
- 身近な誰かを失った経験があり、その感情を静かに撫でられたい人
- 映像のリズムや編集、声優の芝居の機微に気づくのが好きな人
合わない人
- 花道を主役にした王道の青春バスケを期待している人
- 過去と現在を行き来する構成を「テンポが悪い」と感じてしまう人
- 試合は試合だけ、まっすぐ熱く描いてほしい人
次に見るなら
勝ち負けの裏側にある個人の人生を覗きたいなら、ピンポン THE ANIMATION。卓球を借りて「才能と居場所」を描く構成が近くて、スポーツの皮をかぶった人間ドラマとして響くはず。
喪失を抱えたまま走る感触が刺さったなら、劇場版 響け!ユーフォニアム系の音楽もの。勝負の緊張と、言葉にならない感情の編集が地続きで楽しめる。
そして、編集と画の力で試合を別物に見せる体験そのものが良かったなら、あひるの空を。同じバスケでも泥臭く長い時間を描く作風で、こちらの硬質な省略の上手さが逆に際立つ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『THE FIRST SLAM DUNK』は、現在Netflixで配信されており、見放題で視聴することができます。臨場感あふれる試合シーンと深く描かれた人間ドラマを、自宅でじっくり楽しめる環境が整っています。気になっている方は、ぜひNetflixでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『THE FIRST SLAM DUNK』は、現在Netflixで配信されており、見放題で視聴することができます。臨場感あふれる試合シーンと深く描かれた人間ドラマを、自宅でじっくり楽しめる環境が整っています。気になっている方は、ぜひNetflixでチェックしてみてください。






