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Dance with Devils-Fortuna-
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Brain’s Base |
立花律歌は平穏な日々を送っていたが、紫晶学園生徒会長・神月レムに呼び出されたことで人生が変わり始める。生徒会メンバーとの不思議な出会いが増える中、帰宅すると母が倒れており、周囲には怪しい人物たちがいた。彼らは人間ではなく、悪魔、吸血鬼、祓魔師であり、何かを求めている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平穏な日常を送る少女・立花律歌は、紫晶学園の生徒会長・神月レムに突如呼び出されたことをきっかけに、非日常へと引き込まれていく。生徒会メンバーたちとの奇妙な出会いが続く中、帰宅した律歌を待っていたのは倒れた母と正体不明の人物たち。彼らの正体は悪魔、吸血鬼、そして祓魔師——それぞれが律歌に隠された”何か”を求めて動いていた。TVシリーズの続編となる劇場版で、謎と恋模様がさらに深まるミュージカルファンタジー。
みどころ・魅力
① 歌で紡がれる異色のミュージカル演出
本作最大の特徴は、物語の要所でキャラクターたちが歌い上げるミュージカル形式の演出にある。感情の高まりや葛藤をセリフではなく楽曲で表現するスタイルは、劇場版でもさらに磨きがかかっており、声優陣の歌唱力と相まって独特の没入感を生み出している。
② 悪魔・吸血鬼・祓魔師が絡む重層的な恋愛模様
ヒロインをめぐって異なる勢力のキャラクターたちが交錯する構図は、単純な恋愛ものに留まらない緊張感を与えている。劇場版ではTVシリーズから続く関係性に決着をつける展開が描かれ、誰との結末を選ぶのかという核心に迫る内容となっている。
③ 劇場版ならではのスケールアップした映像と音楽
TVシリーズのファンに向けた集大成的な一作として、映像クオリティと楽曲の完成度が引き上げられている。ダークでゴシックな世界観を彩るビジュアルと、豪華キャスト陣によるボーカルパフォーマンスは、劇場という空間で体験することを意識して作り込まれている。
キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 吉村愛 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 前田浩孝 |
| キャラクターデザイン | 高品有桂 |
| 音楽 | 藤田淳平、エレメンツ ガーデン |
| OP | PENTACLE★「スイート・グリモワール!」 |
| ED | 羽多野渉「KING & QUEEN」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編は未視聴のまま劇場版だけ見るというよくわからない入り方をした。きっかけはキャスト表で斉藤壮馬と羽多野渉の名前を同時に見つけてしまったから、それだけだ。「悪魔と吸血鬼が女の子を取り合うやつでしょ」という事前知識ゼロで席に着いたら、開幕5分でミュージカル仕立ての展開が来て、思わず周りを見渡した。そういう作品だったのか、と。
本編を知らないまま見ると当然ながら関係性の細かい文脈がわからない。でも逆に言うと、それでもなんとなくついていける程度には劇場版単体でまとまっていた。知識ゼロの人間が「このレムというキャラクター、声が良すぎる」という感想を持って帰れる映画。2回目に見たとき(配信で)、本編との接続部分がようやく腑に落ちてきた。
「選ばれた理由」ではなく「選ぶ意志」を問われる話
乙女ゲーム原作のアニメに対して「主人公が選ばれる側すぎる」という批判はジャンルの宿命みたいなものだが、この映画は少し違う角度からそこに触れている。律歌という主人公が周囲の悪魔・吸血鬼たちにとって「グリモワールの鍵」として特別視される存在であることは変わらない。が、「なぜ自分はこういう場所に立たされているのか」という問いを、彼女自身がきちんと引き受けようとする構造になっている。
本編から続くレムとの関係を劇場版で畳むにあたって脚本が選んだのは、スペクタクルな決戦よりも「本当にそれを選ぶのか」という内面の揺らぎを丁寧に見せること。悪魔側の論理も吸血鬼側の論理も、どちらも聞けばそれなりに筋が通っているように見える。その中で律歌が「誰かに選ばれたから」ではなく「自分がそうしたいから」という着地点を選ぼうとする過程が、このシリーズを単なるハーレム要素のある異能バトルから一段引き上げている部分だと思う。
ミュージカル形式を採用しているのもそこと関係している。歌で感情を表現する、というのは「言葉にならないものを言葉にする」行為だ。律歌が内面で揺れているとき、キャラクターたちが歌に入る。それが外連味として機能しつつ、彼女の「まだ決めていない」状態を可視化している。小山力也が演じるネスタの低音が対立軸として機能する場面は、あの声の重さがないと成立しなかったと思う。
特に刺さったシーン
終盤、レムと律歌が対峙する場面での斉藤壮馬の芝居が忘れられない。感情を抑制したまま声に微妙な揺れを残す、という技術がこのキャラクターには要求されていて、それを劇場の音響で聴くとかなりくる。セリフの内容よりも声のテクスチャーで「このキャラクターは今どこに立っているか」を伝えてくる。
鈴木達央演じるローエンが中盤に見せる立場の複雑さも好きだ。敵なのか味方なのか判断が難しい位置に置かれたキャラクターが、声だけで「この人は嘘をついている」「いや本心かもしれない」という読み取り不能感を作っている。本編を知っていればおそらくもっと読める場面なのだが、初見でもその曖昧さ自体が面白かった。
羽多野渉のリンドはある種の「感情の暴走」を体現するキャラクターで、その振り切り方が劇場音響の恩恵を受けていた。スクリーン全体に広がる感じ、配信で再視聴すると若干スケールが変わる。
読んで見たくなったら——『Dance with Devils-Fortuna-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2.5次元舞台やミュージカルアニメに親しんでいて、歌で感情を表現する演出を素直に受け取れる人
- 斉藤壮馬・羽多野渉・鈴木達央の演技を声だけで追いかけるのが好きな声優オタク
- 乙女ゲーム原作アニメのお約束を理解した上で、その中の丁寧な部分を拾うのが得意な人
- 本編を履修済みで、レムとの関係の着地を見届けたい人
合わない人
- 本編未視聴で感情移入のフックを一から求める人(関係性の文脈が前提になっている)
- ミュージカル演出が照れくさく感じるタイプ(序盤から全力で来るので向き不向きがはっきり出る)
- 複数の男性キャラクターが主人公をめぐって動く構図自体が苦手な人
次に見るなら
悪魔や吸血鬼と人間の境界線、という題材で次に見るなら「牙狼〈GARO〉」シリーズがある。異能者たちの論理と人間側の倫理が正面衝突する構図はジャンルは違えど近いものを感じる。重厚な方向に振り切っているので、Dance with Devilsの甘さが好きな人には温度差があるかもしれないが。
ミュージカル的な演出と乙女ゲーム的な関係性構築を両方求めるなら「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズが正解に近い。歌で感情が動く構造、複数キャラクターが主人公を中心に配置される設計、声優の豪華さ、全部似たところにある。こちらは本編からシリーズを通して見るほうが乗れる。
「本編未視聴でも劇場版から入れる」という自分の経験から言うと、同じ入り方をするなら「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」も試してみてほしい。こちらは視聴前提だが、「前情報を持たない状態で見る」体験の価値という点では近い感覚がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『Dance with Devils-Fortuna-』はdアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。TVシリーズを見た方はもちろん、ミュージカルアニメというジャンルに興味がある方にもおすすめの劇場版です。お気に入りの配信サービスからぜひチェックしてみてください。

