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ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
のび太がドラえもんに「もしもボックス」をリクエストし、世界が魔法を使える場所になることを願う。魔法が科学技術に取って代わり、誰もが日常生活で使用するが、のび太は相変わらず呪文の詠唱が下手である。失望したのび太は元の状態に戻そうと計画するが、母親が「もしもボックス」を捨ててしまった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
のび太はドラえもんの「もしもボックス」を使い、「魔法が科学の代わりに存在する世界」を作り出す。魔法が当たり前の日常となったパラレルワールドで、のび太は相変わらず呪文の上達に苦労する。そんな中、闇の魔法使いによる世界征服の陰謀が明らかになり、のび太たちはドラえもんの道具と仲間の力を借りながら、世界の運命をかけた戦いへと挑む。みどころ・魅力
① 魔法と科学が逆転した世界観の斬新さ
「もしもボックス」で科学のない魔法世界を舞台にした設定が秀逸。日常のあらゆる場面で魔法が使われる世界が丁寧に描かれており、現実と異なるパラレルワールドの造形が想像力を刺激する。オリジナル版「魔界大冒険」のリメイクとして、現代的なビジュアルで新たな魅力を加えている。② 成長と友情が交差する感動のストーリー
苦手な呪文に悩みながらも仲間を守ろうと奮闘するのび太の姿が、本作の感情的な核心をなす。ドラえもんやしずかちゃんたちとの絆が、クライマックスに向けて丁寧に積み上げられており、子どもだけでなく大人も引き込まれる人間ドラマが展開する。③ スケールの大きいアクションとファンタジー演出
魔法バトルを中心に据えたアクションシーンは、劇場版ならではの迫力と映像クオリティで描かれている。7人の魔法使いというスケール感ある設定と、ダークファンタジー要素を取り入れた演出が、シリーズの中でも異色かつ印象的な一作に仕上げている。キャスト・声優一覧

















スタッフ
| ED | mihimaru GT「かけがえのない」 |
|---|
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ドラえもんの劇場版はだいたい「のび太がまたわがままを言う」から始まる。それをわかって見ている。でも毎回なんとなく引っ張り込まれてしまう。この作品も最初はそういう感じだった。魔法が使える世界、というアイデアだけで「ああ、もしもボックスか」と思いながら再生したら、のび太が呪文を唱え損なって盛大に失敗するシーンで少し笑って、そこから普通に最後まで見ていた。2007年の作品だから映像的には今と比べると当然おとなしいが、それが逆に安心感になっている。派手さより人情の話だと気づくのは中盤に入ってから。スクリーンで見た人が「音響がよかった」と言っていた理由は、後から映像化されたものを見るとなんとなく想像できる。
世界を変えても、のび太はのび太のまま——「できない自分」を抱えることについて
もしもボックスで魔法の世界を作る、というアイデア自体はドラえもんの定番中の定番だ。ひみつ道具で現実を書き換え、一時的に万能になれると思ったら別の問題が発生し、最終的に元に戻る。そういう話だとわかっている。それでもこの作品が妙に残るのは、のび太が「魔法の世界でも呪文が下手」という事実を叩きつけられる部分にある。
科学技術が魔法に置き換わった世界でも、のび太の不器用さは変わらない。周りが普通に使えているものを自分だけ使えない。学校でみんなが当たり前にできることを自分だけできない、というのと同じ構造だ。のび太が感じる「やっぱりこの世界でも自分はダメだ」という失望感は、子供向け映画の文脈にしては少し辛い。
ところがこの作品は、その失望を「だから元の世界に戻ろう」という動機に変える。のび太は自分が変わろうとするのではなく、世界を変えることをあきらめる。これを退行と読むこともできるが、自分に合っていない環境を選び直すことを決断した、とも読める。のび太は魔法が使える世界でうまくやれる人間ではなかった、というだけの話で、それは恥ずかしいことじゃない。そういう静かなメッセージがこの映画の底にある気がする。
ドラえもんの劇場版が毎回同じ顔をしているのは批判でもある。でも、その「同じ顔」の中に毎回ちゃんと芯がある。この作品の芯は、才能がない自分を世界のせいにしても解決しない、という話だ。それをファンタジーのコートで包んで、後半にちゃんとアドベンチャーにまとめ上げる。2時間近く飽きずに見られる理由はそこだと思う。
特に刺さったシーン
序盤ののび太が魔法の特訓をして、それでも呪文を唱えるたびにコケるくだりはテンポがいい。木村昴のジャイアンが横でげらげら笑うあの感じ、あの声の安定感がないとシーンが成立しない。ジャイアンはどんな作品でも「うるさいのに憎めない」という絶妙なバランスが要求されるが、木村昴はそれを難なくこなしている。のび太の失敗をバカにしているようで、どこか仲間として見ているニュアンスがある。
かかずゆみのしずかが、状況が変わっても変わらずのび太を心配する場面は何度見ても落ち着く。「しずかはいつもしずかだな」と感じさせる声の出し方で、これはキャリアと信頼の積み重ねでしか出ない安心感だ。そして関智一のスネ夫が魔法の世界で調子に乗っている場面、あの軽さと小物感は本当によくできている。374本の出演歴はそういう「一発で伝わる芝居」に出ている。
終盤の決着に向かう展開は、劇場のスクリーンで見ていたら拍手したくなる空気感があったはずだ。音響込みでそこに立ち会えた人が少しうらやましい。
読んで見たくなったら——『ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ドラえもん映画を子供のころから見ていて、今でも見ると落ち着く人
- 「才能がなくても居場所はある」という話が好きな人
- ファンタジー設定のドタバタコメディに耐性がある人
- 木村昴・関智一・かかずゆみの声で原作キャラを見たい人
- 重くなりすぎないアドベンチャーが見たい休日に
合わない人
- ドラえもんのお約束展開(元に戻って終わり)に毎回しらける人
- 魔法・ファンタジー設定に論理的整合性を求める人
- 子供向け映画のテンポの遅さが苦手な人
- 「2007年の映像クオリティ」に引っかかる人
次に見るなら
「のび太だけが魔法を使えない世界」という設定が好きなら、ドラえもん のび太と鉄人兵団も合う。道具で作った別世界が実は危険だったという構造が似ていて、こちらは終盤の感情の振れ幅が大きい。「お約束の先に何かある」と感じたい人向け。
ファンタジー世界に飛び込んで冒険するパターンが好きなら、ドラえもん のび太の宝島(2018年)も見てほしい。映像クオリティが上がり、家族の話として正面から向き合っている。同じドラえもんでも随分変わったと感じるのも一興。
「できない自分でも居場所がある」というテーマで違う作品を探すなら時をかける少女(細田守・2006年)。こちらは少女が主人公で設定も違うが、「能力があっても何でも解決するわけじゃない」という底に流れるものが近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』はU-NEXTで視聴できます。魔法世界を舞台にしたスケール感あるファンタジーアドベンチャーを、高画質で楽しめます。ドラえもん劇場版の中でも独自の世界観を持つ本作を、ぜひU-NEXTでご覧ください。
