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エルフを狩るモノたち II
| 放送年 | 1997年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Group TAC |
ジュンペイの2度目の日本への輸送失敗後、4人は再び旅に出る。エルフの女性の肌に刻まれたルーンを集めるため、彼女たちを脱がせていく。セルシアは今度は別の動物の姿に呪われてしまう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
旅の勇者ジュンペイたち4人は、日本への帰還呪文を取り戻すべく再び旅を続ける。エルフの肌に刻まれた断片的な魔法のルーンを集めるため、エルフの女性たちを”脱がせる”という強引な探索が今回も繰り広げられる。魔法使いのセルシアはまたしても動物の姿に変えられてしまい、一行はドタバタしながらも各地を転々とする冒険ファンタジーの続編。
みどころ・魅力
① シリーズを重ねて磨かれたギャグのテンポ
1期で確立されたキャラクターたちの関係性を土台に、2期ではボケとツッコミのリズムがさらに洗練。ジュンペイの脳筋ぶりとセルシアのリアクションが生み出すコントは、ファンタジー世界の突拍子もない設定と絶妙にかみ合っており、テンポよく笑いが続く。
② 毎回違う姿に変えられるセルシアの受難
前作に引き続き、呪いで動物に変身させられるセルシアの不憫なキャラクター性が本作の大きな笑いどころのひとつ。変身のたびに変わる姿と、それに振り回される仲間たちのリアクションが視聴者を飽きさせない仕掛けになっている。
③ 90年代ファンタジーコメディの空気感
1997年放映作品ならではのアナログな作画とテンポ感は、現代のアニメとは異なる独特の味わいがある。過剰に洗練されていないキャラクターデザインや演出が、かえって時代の空気を感じさせるレトロな魅力として機能している。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 福富博 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 後藤圭二 |
| 音楽 | 横山剛、堤秀樹 |
| OP | 浜崎直子「Round 11」 |
| ED | 浜崎直子「奇跡の向こうそばへ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期の存在は知っていた。エルフを狩るモノたち、というタイトルの意味を理解した瞬間の「そういう話か」という感覚は今でも覚えている。ただ2期まであったとは、最近まで本当に知らなかった。友人に「1期好きなら2期も見ておけ」と言われて、そういうものか、と思いながら再生したのが最初だ。 1期を見たのがだいぶ前だったので、ジュンペイの声が関智一だと聞いて「そういえばそうだった」と思い直した。あの独特の熱量。やや空回り気味の熱血。2期に入っても同じテンションでやっているのを確認して、少し安心した。セルシア(三石琴乃)が序盤でまた別の動物に変えられているのを見て、この作品は1期と同じ文法のまま2期をやる気だと理解した。それで十分だった。真剣さがギャグを支えている——不条理な手段と、一本筋の通った目的の話
エルフを狩るモノたちを「脱がせ系ハーレムコメディ」として見ると、途中で飽きる。そこだけで成立しているように見えて、実は違う。 この作品の核にあるのは「帰りたい」という感情の純粋さだ。ジュンペイは現代日本から異世界に飛ばされ、ルーンを集めれば元の世界に戻れると知る。そのルーンがエルフの肌に刻まれているという設定は完全に狙っているが、ジュンペイ本人の動機は至って真面目だ。帰りたい、それだけ。 2期では1期でようやく集めたルーンを使おうとしたら失敗し、また振り出しに戻るという展開から始まる。普通なら「またゼロからか」とうんざりしてもおかしくないのに、作品はそこに悲壮感を持ち込まない。ジュンペイたちが「じゃあまた集めよう」と切り替える速度が笑えるほど早い。 ここにこの作品のリズムがある。目的は真剣、手段のバカバカしさには慣れてしまっていて、そのギャップが笑いを作る。セルシアが今度は別の動物に変えられているのも、「またか」という視聴者の感覚と「また私が」というセルシアの絶望のシンクロが面白い。三石琴乃の芝居は、品位を保ちながら状況に負けていく感じが絶妙で、2期になっても一切揺らがない。 1997年という時代のアニメとして見ると、この手のコメディの精度は今とは違う。展開の速度も、ツッコミのタイミングも、どこか大らかだ。でもその大らかさが今見ると逆に心地よい。現代の高速カット・過剰な効果音に慣れた目には、この余白の多いテンポが新鮮に映る。 ジャッジ役の立木文彦が毎回審判として現れ、あのドスの利いた声でコメディのツッコミを入れてくる構図も独特だ。シリアスな声でバカな展開に乗っかる、という組み合わせの面白さは1997年でも今でも変わらない。特に刺さったシーン
ジュンペイたちがエルフを「狩る」ルーティンシーンは、毎回同じ流れで始まるのに毎回ちょっとした違いがある。その反復と変奏のリズムが心地よくて、気づくと「また同じことをやっている」という感覚が安心感に変わっていた。 関智一の芝居はこういう「真剣にバカなことをやっている」役が本当にうまい。ジュンペイが必死になっている声を聞くだけで笑えてくる瞬間がある。やや上ずった熱血ボイスで、不条理な状況に全力で向き合っている感じ。声の演技だけでキャラクターの「目的への一途さ」が伝わってくる。 川上とも子がアネットとピチちゃん両方を演じていることは、クレジットをちゃんと確認するまで気づかなかった。声のトーンが違うのに同じ人だと後から分かる、という体験は何度見ても新鮮だ。2回目に見たとき、その使い分けの細かさに改めて気づいた。 セルシアの変身シーンも、「また動物か」で笑わせるだけじゃなく、その動物の種類と状況の組み合わせに毎回小さな工夫がある。1回目は流して見ていたところが、2周目でようやく見えてくる。読んで見たくなったら——『エルフを狩るモノたち II』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代コメディアニメのゆったりしたテンポが好きな人
- エロコメ前提の話を「それはそれとして」と割り切れる人
- 関智一の熱血系芝居が好きな人
- 異世界転生ものの「帰りたい」成分が好きで、でも重くなってほしくない人
- 繰り返しギャグの反復美学に癒しを感じるタイプ
合わない人
- ストーリー展開に緻密さや連続性を求める人
- 女性キャラの扱いに敏感な人(その点は明確に引っかかる要素がある)
- 最近の高速テンポアニメに慣れていて、90年代の間延びを単純に「古さ」として処理してしまう人
次に見るなら
同じ90年代ファンタジーコメディの文脈で行くなら、スレイヤーズは外せない。女主人公・リナ=インバースの暴れっぷりと、90年代アニメ特有のテンポを体感できる。エルフを狩るモノたちの「軽さ」が好きなら、その軽さのまま別の世界を楽しめる。シリーズ展開も長いので沼になりやすい。 エロコメ成分を保ちながらファンタジーの冒険を続けたいなら爆れつハンターも近い。こちらも90年代で、コメディとアクションのバランス感が似ている。今見るとやや古さが出るが、それも含めて時代の空気として楽しめる。 もっとOVA寄りの短い尺で90年代コメディを摂取したいならドラゴンハーフ。半竜半人間の女の子が主人公で、ギャグのテイストとノリがエルフを狩るモノたちに近い。全2話なのでさくっと見られる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『エルフを狩るモノたち II』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクで利用できるため、1期と合わせてまとめて視聴するのに適した環境が整っています。気になる方はぜひ各サービスでチェックしてみてください。
