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ガン×ソード
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | AIC A.S.T.A. |
ヴァンは無関心な剣士で、婚約者を殺した犯人を追っている。犯人の特徴は腕が爪になっていることだけで、「爪男」と呼ばれている。旅の途中、ヴァンはエバーグリーン市に立ち寄る。この都市は財宝を狙う盗賊団から身を守っていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ヴァンは何事にも無関心な流れの剣士。彼はかつて婚約者を奪った男——腕が鋭い爪に変わっていることから「爪(クロウ)」と呼ばれる仇——を追い、終わりの見えない旅を続けていた。立ち寄った街エヴァーグリーンで、ヴァンは財宝を狙う盗賊団から街を守るために戦うことになり、そこで兄を探す少女ウェンディと出会う。やがて二人は、巨大な人型兵器「ヨロイ」を駆りながら、それぞれの目的を胸に旅路を共にしていく。復讐と再会、二つの願いが交差するとき、世界を揺るがす大きな陰謀が姿を現していく。
みどころ・魅力
① 西部劇 × 巨大ロボットの異色世界観
荒野を舞台にしたスパゲッティ・ウェスタン風の世界に、「ヨロイ」と呼ばれる巨大人型兵器が共存する独特の設定が最大の魅力。ヴァンの駆る「ダン・オブ・サーズデイ」をはじめ、メカ同士の熱いバトルと、ガンマンたちの渇いた決闘がひとつの画面に同居する。王道スーパーロボットへのオマージュと西部劇の美学が融合した、他に類を見ない一作だ。
② 無関心を装う剣士ヴァンの二面性
普段は甘いもの好きで飄々とし、掴みどころのないヴァン。しかし婚約者を奪った「爪」が絡むと、その瞳には消えない復讐の炎が宿る。軽妙さと狂気を併せ持つ二面性が物語に深い陰影を与え、視聴者を引き込んでいく。単純な正義のヒーローではない、影を抱えた主人公像が本作の大きな見どころのひとつとなっている。
③ 1話完結の旅情から本筋への収束
序盤は訪れた街ごとの事件を解決していく1話完結スタイルで、ロードムービーのような旅情を楽しめる。兄を探す少女ウェンディや個性的な仲間たちとの出会いを重ねながら、物語は次第に「爪」をめぐる大きな本筋へと収束していく。気軽に見始められて、後半の怒涛の展開で一気に引き込まれる構成が秀逸だ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 谷口悟朗 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
| 音楽 | 中川幸太郎 |
| 音響監督 | 浦上靖夫 |
| OP | 中川幸太郎「GUNXSWORD」 |
| ED | ゆきのさつき「A Rising Tide」 |
| ED | ヒトミ「Paradiso」 |
| ED | Kikuko Inoue, Houko Kuwashima, Satsuki Yukino & Saeko Chiba「S.O.S」 |
| ED | 沖野俊太郎「A Rising Tide (Accoustic Version)」 |
| ED | 沖野俊太郎「Calling You」 |
| ED | 中川幸太郎と鬼太鼓座「GUNXSWORD (Starting Again)」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
放送当時は名前だけ知っていて、ロボットものという雑な認識のまま長いこと放置していた。実際に見たのは配信で偶然見かけたからで、一話の砂っぽい空気と、やる気があるんだかないんだか分からないヴァンの佇まいに、これは当たりかもしれないと思った。最初は「復讐モノか、重そうだな」と身構えて見始めたら、想像よりずっと乾いていて、ところどころ間抜けで、それでいて芯のところはちゃんと痛い。2回目に見たときに気づいたのは、ヴァンが終始ふざけた態度を崩さないのは、たぶんそうしないと立っていられないからだ、ということ。一度目はただの飄々とした主人公に見えていた男が、二度目にはまるで違って見えた。復讐の話に見せかけた、「追いついたあと、どう生きるか」の話
ガン×ソードは、表向きは爪男を追う復讐譚だ。婚約者を奪われた男が、腕が爪になっているという特徴だけを頼りに、砂漠みたいな星を延々と旅する。構図としては西部劇のリメイクみたいなもので、流れ者がふらりと町に立ち寄り、騒動に巻き込まれ、また去っていく。骨格だけ見れば、何度も見た形だと思う。 でも何度か見返して思うのは、この作品が本当に描いているのは復讐そのものじゃなくて、「復讐を抱えたまま、どう日々をやり過ごすか」のほうだということ。ヴァンはずっとへらへらしていて、食事のときだけ妙に真剣で、戦う理由を聞かれてもはぐらかす。あの軽さは、目的を一つに絞ってしまった人間が、それでも壊れずに歩き続けるための装備なんだと思う。目的があるから前に進めるのではなく、目的しかないから前に進むしかない、という後ろ向きの推進力。 そこに、弟を探すウエンディが並走する。彼女は「まだ取り返せる」側の人間で、ヴァンは「もう取り返せなかった」側の人間だ。二人が一緒に旅をすること自体が、この作品の問いになっている。失ったものを追い続けることと、まだ失っていないものを守ること。どちらも遠目には同じ顔をしているけれど、行き着く先はまるで違う。終盤で復讐の相手に追いついたとき、この作品が用意していた答えは、すかっとするものではなかった。むしろ、追いついてしまったあとに何が残るのか——その話をずっとしていたのだと、最後になって気づかされる。特に刺さったシーン
ウエンディの声をやっている桑島法子が、とにかく効いている。序盤、まだヴァンを信用しきれていないウエンディが弟の名前を呼ぶときの声の張り方が、回を追うごとに少しずつ変わっていく。最初は子どもがべそをかくみたいな呼び方だったのが、中盤あたりから覚悟みたいなものが混ざってくる。あの微妙な変化を声だけで通してくるのが、何度見ても怖い。 個人的にいちばん刺さったのは、戦いのあとの、何でもない会話の場面だ。派手なロボット戦のクライマックスより、その後で焚き火を囲んで誰も大したことを喋らない時間のほうに、この作品の体温がある。ヴァンが相変わらずふざけて、ウエンディが呆れて、それで一日が終わる。「何も解決していないのに、とりあえず今日は生き延びた」という空気を、ここでようやく腹で分かった気がして、画面の前で変な声が出た。ユキコ・スティーブンス役のゆきのさつきや松本保典の枯れた芝居、バニー・モンタナ役の豊口めぐみ、プリシラ役の千葉紗子といった脇の面々も、その温度をきっちり下から支えている。読んで見たくなったら——『ガン×ソード』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 西部劇やロードムービーの、目的地より道中のほうが好きな人
- 主人公がべらべら本心を語らないタイプの作品が好きな人
- ロボットアニメの「戦闘以外の時間」をじっくり味わいたい人
- 洒落と痛みが同居している空気が好きな人
合わない人
- 毎話きれいに伏線が回収されていく構成を求める人
- 主人公にすぐ感情移入させてほしい人
- ロボット戦のスケール感や作画の最先端を最優先にする人
次に見るなら
流れ者と荒野の組み合わせがいいなら、トライガン。とぼけた態度の裏に重い過去を抱えた男が砂の星を歩く話で、ヴァンのあの軽さが好きならまず外さない。 戦いのあとの気だるい時間が好きなら、カウボーイビバップ。賞金稼ぎたちの、解決しないまま続いていく日々の感触が、ガン×ソードの焚き火の場面とどこか地続きになっている。 あの洒落と痛みの同居が監督の味だと感じたなら、同じ谷口悟朗監督のコードギアス 反逆のルルーシュへ。こっちは復讐がもっと派手に、止まらない速度で転がっていく。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ガン×ソード』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで配信されており、いずれでも視聴することができます。アニメ見放題に強いこれらのサービスに加入していれば、追加料金なく全話を楽しめます。複数の選択肢があるので、すでに利用中のサービスに合わせて選ぶとよいでしょう。
