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2001

ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ
★ 2.6 / 5.0冒険メカ
| 放送年 | 2001年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 制作 | Sunrise |
グリプス紛争の終盤、兄妹のアサギとタクヤは地球へ向かう民間輸送船に乗っていた。タイタンズとAEUGの戦闘に巻き込まれ、大気圏突入を乗り切らねばならない。幸いにも、カスタムペイントされたゼータガンダムのパイロットから援助を受ける。そのパイロットの声は、ある人物に聞こえるのだが…
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
グリプス紛争が激化する中、兄妹のアサギとタクヤは地球へ向かう民間輸送船に乗り合わせていた。しかしティターンズとAEUGの激しい宇宙戦闘に巻き込まれ、命懸けの大気圏突入を余儀なくされる。絶体絶命の状況で現れたのは、カスタムカラーのゼータガンダム。そのコクピットから届く声は、アサギたちにとって忘れられない人物を思わせるものだった——。みどころ・魅力
① 民間人目線で描くグリプス紛争の恐怖
ガンダムシリーズでは珍しく、一般市民である兄妹を主人公に据えた作品。戦争の只中に放り込まれた無力な子どもたちの視点から描かれるMSの脅威と大気圏突入の緊張感は、シリーズ経験者にも新鮮な臨場感を与える。② 謎めいたゼータガンダムのパイロット
劇中に登場するカスタムペイントのゼータガンダムとその謎のパイロット。声から正体を推測させる演出はZガンダム本編ファンへの目配せとなっており、知識があるほど深く楽しめる仕掛けになっている。③ IMAXシアター向けに制作された没入感
本作はガンダムシリーズ初のIMAX体験型作品として制作されており、大気圏突入シーンを中心にスケール感あふれる映像表現が追求されている。宇宙から大気圏へと突き抜けるダイナミックな演出は、映像作品としての完成度が高い。
キャスト・声優一覧
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スタッフ
| 監督 | 望月智充 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 美樹本晴彦 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Zガンダム関連を掘っていたときに名前を知った。「体験型」という但し書きがついていて、2001年にVR的な上映フォーマットを試みていた作品だと分かっても、まあ見てみるか、ぐらいの温度感で再生した。グリーンダイバーズという名前だけは最初から気に入っていた。音の抜け感がいい。 実際に見ると、体験型の器の中に思ったよりちゃんと「物語」が詰まっている。グリプス紛争末期、民間輸送船、兄妹、大気圏突入——短編としての密度が想定より高くて、30分という尺への驚きが先に来た。2回目に見たときはその構造をなぞる感覚で、話の省略の仕方が意外と丁寧なことに気づいた。戦場に「名前のない人たち」がいる——グリプス紛争の端っこで生き延びた話
Zガンダムはカミーユたちの話だ。AEUGとティターンズの対立、ハマーンの動向、政治と軍事の中心で動く人物たちの物語として語られ続けてきた。グリーンダイバーズが選んだのは、その「端っこ」だ。 アサギとタクヤは一般市民で、彼らにとってティターンズもAEUGも等しく「巻き込んでくる側」でしかない。戦場の論理は自分たちには何の関係もないのに、大気圏突入という極限状況に引き込まれる。民間輸送船という設定の選択が効いている。軍用艦でも宇宙コロニーでもなく、あくまでも「移動手段」のはずのものが戦場の文脈に取り込まれていく理不尽さ——Zガンダム本編が背景として処理してきた「一般市民の被害」を、この作品はど真ん中に置いた。 カスタムペイントのゼータガンダムが助けに来る場面に、その思想がいちばん出ていると思う。パイロットが「誰」なのか、主人公たちには分からないまま話が進む。名前も所属も明かされない。それでも助けてくれる。戦争のなかで誰かに届く善意は、受け取る側には文脈抜きで降ってくる——その構造を、ファンならすぐ分かる「あの声」と組み合わせることで、二重の読み方を成立させている。知っている視聴者には感情的な意味が加わり、知らない視聴者には純粋に「名前のない救助者」として機能する。 30分という尺でそこまで設計されていることに、2回目以降でようやく気づく類の作品だ。特に刺さったシーン
大気圏突入のシークエンスは映像的な迫力もあるが、個人的に刺さったのは小杉十郎太のナレーションの乗り方だった。戦況解説でも場面転換の橋渡しでもなく、何か「時代の証言者」として機能しているような質感がある。小杉さんの声には落ち着いた重さがあって、30分の短編にそれが乗ることで、ドキュメンタリー的な手触りが生まれていた。記録映像を見ているような感覚——体験型フォーマットとの相性も良かったんだと思う。 そして古谷徹のあの一声。「あの声」が聞こえた瞬間に、知っているガンダム視聴者はすぐ分かる仕掛けになっている。アムロとは一度も明言されないのに、声だけで「ああ」と合点させる——声優という仕事が積み上げてきた蓄積の力を、この短い作品でかなり正直に感じた。名前が出ないぶん、演技そのものへの依存度が高い。それに応えている。読んで見たくなったら——『ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Zガンダム(グリプス紛争)の時代設定が好きな人
- 戦争アニメの「一般市民視点」に惹かれる人
- 古谷徹の声に条件反射で反応してしまう人
- 30分以内で完結する短編ガンダムを探している人
- 2000年代初頭の体験型映像フォーマットに歴史的な関心がある人
合わない人
- Zガンダム本編を未視聴で、設定の前提知識がない人(背景が分からないと半減する)
- モビルスーツの戦闘シーンがメインの作品を期待している人
- 体験型フォーマット起点のカメラワークや構成が気になる人
次に見るなら
「巻き込まれる側の戦争」というテーマが刺さったなら、機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争が最も近い。コロニーの少年が戦争の本当のコストを知っていく話で、一般市民の目線が最後まで崩れない。グリーンダイバーズと同じ「名もない人たちの物語」として並べて見ると、宇宙世紀の見え方が少し変わる。 グリプス紛争の全体像を改めて追いたいなら機動戦士Zガンダムに戻るのが一番だが、地上戦と民間人の関わりという構図で見るなら機動戦士ガンダム 第08MS小隊も合う。ジャングルで戦う連邦兵と現地住民の視点が、グリーンダイバーズの輸送船と民間人の視点と地続きに感じられる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ』は、dアニメストアで視聴できます。グリプス紛争を民間人目線で描いたユニークな切り口と、ゼータガンダムファンへの目配せが詰まった短編作品です。Zガンダム本編を楽しんだ方はもちろん、シリーズ未体験の方にも入りやすい内容ですので、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。