烏は主を選ばない

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2024烏は主を選ばない

烏は主を選ばない

★ 3.9 / 5.0アクションドラマファンタジー超自然
放送年2024年
フォーマットTVアニメ
話数20話
原作その他
制作Studio Pierrot

八咫烏という三本足のカラスが人間の姿に変身する種族が暮らすヤマウチの世界へようこそ。この地は北南東西の四地域に分かれ、それぞれが貴族家によって統治されている。北の指導者の息子ユキヤは、皇太子の世話をするよう呼ばれたことに衝撃を受ける。殺人、謎、そして予期しない敵からの侵略がこの壮大なファンタジーで待ち受ける。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

八咫烏(やたがらす)と呼ばれる、人の姿にも転身できる一族が暮らす異世界「山内(やまうち)」。この地は東西南北の四領に分かれ、それぞれを治める貴族の名家が統治しています。北家の御曹司・雪哉は、ある日突然、次代の宗家「金烏(きんう)」となる若宮の近習として仕えるよう命じられます。気乗りしないまま宮中へ上がった雪哉を待っていたのは、姿を見せない風変わりな主君と、彼を取り巻く謎めいた人間関係でした。やがて宮廷を揺るがす事件が起こり、雪哉は主とともに山内に潜む大きな陰謀へと巻き込まれていきます。

みどころ・魅力

① 和風ファンタジーとして作り込まれた「山内」の世界観

八咫烏の一族が築く山内は、貴族社会の格式や四家の勢力争いまで緻密に設計された独自の世界です。原作小説で高く評価された重厚な設定が映像で立ち上がり、和の意匠と宮廷文化の空気感が物語に深みを与えています。

② 雪哉と若宮、対照的な二人の関係性

飄々として本心を見せない雪哉と、つかみどころのない若宮。立場も性格も異なる二人が、事件を通じて少しずつ距離を変えていく過程が物語の軸です。掛け合いの妙と、互いの真意が見えてくる展開が引き込みます。

③ ミステリーと政治劇が絡む先の読めない展開

宮中で起こる事件の謎解きと、四家の思惑が交差する権力闘争が同時に進行します。誰が味方で誰が敵なのか、終盤に明かされる構図の転換も見どころで、一筋縄ではいかない群像劇として楽しめます。

キャスト・声優一覧

雪哉
雪哉
メイン
›
田村睦心
若宮
若宮
メイン
›
入野自由
あせび
あせび
サブ
›
本泉莉奈
浜木綿
浜木綿
サブ
›
七海ひろき
真赭の薄
真赭の薄
サブ
›
福原綾香
白珠
白珠
サブ
›
釘宮理恵
藤波
藤波
サブ
›
青山吉能
大紫の御前
大紫の御前
サブ
›
田中敦子
長束
長束
サブ
›
日野聡
澄尾
澄尾
サブ
›
竹内栄治
路近
路近
サブ
›
白熊寛嗣
敦房
敦房
サブ
›
河西健吾

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スタッフ

シリーズ構成山室有紀子
キャラクターデザイン乗田拓茂
音楽瀬川英史
音響監督丹下雄二
OPサウシードッグ「poi」
ED志方あきこ「とこしえ」
EDソーシー ドッグ「poi」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は「三本足のカラスが人間に化ける話」と聞いて、正直そんなに身構えずに見始めた。和風ファンタジーね、はいはい、くらいの気分。ところが后選びの宮廷劇がじわじわ進んでいくうちに、気づいたら背筋を伸ばして画面を追っていた。1回目は四家の姫たちの名前と関係を覚えるだけで手一杯で、物語の本当の輪郭が見えたのは2回目だった。序盤に何気なく置かれていた一言が、後半でぜんぶ意味を変えて返ってくる。化け物カラスの話だと思って入ったのに、刺さったのは人間の腹の探り合いのほうだった、という妙な作品。

同じ時間を二度語り直すことで、宮廷の本当の顔が剥がれていく

この作品は単なる「カラス人間の異世界ファンタジー」ではなくて、語りの順番そのものが仕掛けになっている。前半、皇太子の后を決める桜花宮で、四つの家から集められた姫たちの駆け引きがわりとのんびり描かれる。誰が美しいだの、誰が無作法だの、宮廷の表側の物語。ところが途中から視点がぐるりと裏返って、同じ期間に裏で何が動いていたのかを、別の人物の目から語り直しはじめる。すると一度目に「無邪気」や「気まぐれ」に見えていた振る舞いが、裏では全く別の重さを持っていたと分かってくる。一度目には何でもない風景だった場所が、二度目には地雷原に変わっている。タイトルの「烏は主を選ばない」も、最初はただの設定の言葉に見えて、終盤になると皮肉にも忠誠にも読める二枚舌として効いてくる。仕える側が主を選べないのか、それとも選ばないふりをして実は選んでいるのか——その不均衡をずっと撫で続ける話で、政治劇の皮をかぶった「視点の物語」だと思っている。世界観の独特さは入口で、本体は人の見え方がいかに当てにならないか、のほうにある。

特に刺さったシーン

やっぱり中盤、視点が裏返ってからの数話が効いた。それまで飄々と軽口を叩いていた雪哉の言葉が、別の角度から見ると全部計算だったと分かる瞬間、田村睦心の乾いた芝居の意味が一気に反転して、思わず一度止めた。表では掴みどころのない皇太子・若宮を演じる入野自由も、声の温度を意図的に平らに保っていて、その平坦さが後でちゃんと回収される。釘宮理恵の白珠は、北家の姫としての気位と脆さの両方が声の細さに出ていて、彼女の印象が前半と後半でまるごと書き換わる作りに唸った。田中敦子の大紫の御前が一言放つだけで場の空気の重心が下がるのも好きだったし、日野聡の長束のまっすぐさが、この腹黒い宮廷の中でひとつの基準点になっている。声の演技がそのまま「信用していい人物か」のヒントになっている作品だった。

読んで見たくなったら——『烏は主を選ばない』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 群像劇と宮廷の腹の探り合いを、じっくり味わいたい人
  • 一度見た出来事を別の視点から語り直す構成にゾクッとする人
  • 和風ファンタジーの様式美・衣装・所作を眺めているだけで満たされる人
  • 声の芝居からキャラの本心を読み取るのが好きな人

合わない人

  • 派手なアクションやバトルの連続を主目的に見たい人
  • 登場人物が多く説明を絞った序盤を「もたつき」と感じてしまう人
  • 分かりやすく感情移入させてくれる主人公を求めている人

次に見るなら

后宮と政治の駆け引き、人間観察の妙が好きなら薬屋のひとりごと。毒と謎を入口にしながら、宮廷の表と裏を冷めた目で覗いていく感触が近い。王と臣、仕えることそのものを正面から描く重さが欲しければ十二国記。和風・中華風の異世界で「統治」と「忠誠」を延々と問い続ける作りは、この作品の根っこと地続きだ。皇族を守る者の視点と、静かな和風ファンタジーの空気に浸りたいなら精霊の守り人。守る側の覚悟と所作の美しさが、雪哉たちの立ち位置と響き合う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『烏は主を選ばない』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの各サービスで視聴できます。和風ファンタジーをじっくり追いたい方は、アニメ作品の取り扱いが豊富なdアニメストアやU-NEXTが選びやすい選択肢です。複数の配信先があるため、ご自身が普段使っているサービスに合わせて選んでいただけます。

よくある質問

Q. 『烏は主を選ばない』はどの配信サービスで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで配信されています。アニメ作品を中心に視聴したい場合は、ラインナップの豊富なdアニメストアやU-NEXTが選びやすいでしょう。
Q. 原作はありますか?
A. 阿部智里さんによる小説「八咫烏シリーズ」が原作です。本作はシリーズ第一作にあたる物語を映像化したもので、重厚な世界観と緻密な人間関係が原作から受け継がれています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 和風ファンタジーをベースに、ミステリーと宮廷を舞台にした政治劇が絡み合う群像ドラマです。アクションや超自然的な要素も含まれ、謎解きと人間ドラマをじっくり味わいたい方に向いています。
Q. 予備知識がなくても楽しめますか?
A. シリーズの第一作にあたる物語なので、予備知識がなくても本作から問題なく楽しめます。世界観の説明も作中で丁寧に描かれるため、和風ファンタジーが初めての方でも入りやすい構成です。

まとめ

『烏は主を選ばない』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの各サービスで視聴できます。和風ファンタジーをじっくり追いたい方は、アニメ作品の取り扱いが豊富なdアニメストアやU-NEXTが選びやすい選択肢です。複数の配信先があるため、ご自身が普段使っているサービスに合わせて選んでいただけます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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