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キルラキル
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TRIGGER |
父親が殺された後、流子は犯人を探して放浪していた。唯一の手がかりである父の発明品・半分のハサミ刃を求めて、彼女は名門本能字学園に到着する。この高校は普通ではなく、冷徹な学生会長・鬼龍院皐月と、彼女の強力な部下である精鋭四天王によって支配されていた。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
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| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
父親を何者かに殺された流子は、唯一の手がかりである片方のハサミ刃を携えて犯人を探し放浪していた。やがて辿り着いたのは、生徒会長・鬼龍院皐月が絶対的権力で支配する名門・本能字学園。皐月は四天王と呼ばれる精鋭を従え、特殊な制服「極制服」によって学園全体を統治していた。流子は真実を求めて強大な敵たちに立ち向かっていく。みどころ・魅力
① 圧倒的なスピード感と演出の過剰さ
トリガー(TRIGGER)が手がけた本作は、画面全体を使った大胆な構図・叫び声・誇張されたエフェクトが特徴。テンポが落ちる暇なく次々と繰り出されるバトルと、そのエネルギッシュな演出スタイルは、視聴者を最後まで引きつけて離さない。② 個性が爆発するキャラクター陣
主人公・纏流子と宿敵・鬼龍院皐月の対比をはじめ、四天王や流子のバディ的存在・満艦飾マコなど、強烈な個性を持つキャラが勢揃い。特にマコのコミカルな存在感は物語のアクセントとして多くのファンに愛されている。③ 伏線が絡み合う重層的なストーリー
一見シンプルな復讐劇に見えて、物語が進むにつれて世界の秘密・家族の因縁・衣服と人類の関係という壮大なテーマが浮かび上がる。前半のハイテンションな展開から後半の本格SF的な展開への転換が見事で、最後まで目が離せない構成になっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 今石洋之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中島かずき |
| キャラクターデザイン | すしお |
| 音楽 | 澤野弘之 |
| 美術監督 | 金子雄司 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | Eir Aoi「シリウス」 |
| OP | GARNiDELiA「ambiguous」 |
| ED | Eir Aoi「シリウス」 |
| ED | Miku Sawai「ごめんね、いいコじゃいられない。」 |
| ED | Sayonara Ponytail「新世界交響楽」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1話を再生して、最初の5分で音量を下げた。BGMが主張する、キャラクターが叫ぶ、演出が殴ってくる。「うるさい」という感想しか出てこなかった。
それでも見続けたのは、たぶん小清水亜美の声のせいだ。纏流子という不良少女を演じながら、弱さと強さが混在した声色は、他の「強い女の子」キャラとは質感が違った。怒っているのに、どこか傷ついている。そのアンバランスさが気になって、1話を見終わっていた。
2周目で気づいたのは、あの「うるささ」が意図的だということ。画面が情報過多なのも、音楽が前に出すぎているのも、すべて計算されたノイズだった。慣れると逆に心地よくなる。脳のある部位を直接叩いてくる感じ、というか。
友人に勧めづらいのは今でも変わらない。初回の圧が強すぎて、「面白いから見て」の一言が嘘になる気がする。
服が権力で、脱ぐことが革命だった
キルラキルは表面上、父の仇を追う少女の復讐劇に見える。でも何周かすると、これが「着ること」と「脱ぐこと」をめぐる物語だとわかってくる。
本能字学園の制服「極制服」は、着た人間に力を与えるが、同時に支配する。鬼龍院皐月はその制服を使って序列を作り、学園を——ひいては社会を——統治する。制服とは権力の可視化だ。どのクラスの制服を着ているかで、その人間の価値が決まる。
流子が纏う鮮血(関俊彦が声を当てている、あの喋る短帽衣)は、極制服とは逆の原理で動く。鮮血との共鳴は「着込む」ことではなく「委ねる」ことで発動する。恥ずかしさや羞恥心を手放し、素のままでいることを許容したとき、力は最大になる。
これを「服を脱ぐ=恥ずかしいことをネタにした下品な演出」と読むのは、表面しか見ていない。この作品が言いたいのは、「社会が押しつけた恥の感覚こそが人間を縛っている」ということだと思っている。制服という管理システムに順応することで得られる「安全」と、それを脱ぎ捨てることで得られる「自由」。そのトレードオフを、全力の馬鹿騒ぎに包んで叩きつけてくる。
うえだゆうじが演じる伊織糸郎が、序盤から一貫して「恥ずかしいことを恥ずかしがらない」キャラクターとして描かれているのも、伏線だったと後になって気づく。あいつだけが最初からわかっていた、というか。
今石洋之監督はグレンラガンでも「信じることで壁を突き破る」という主題を描いたが、キルラキルはそれより内側に踏み込んでいる。「自分自身を信じる」より先に、「自分自身を恥じない」というステップが必要だ、と言っている気がする。
特に刺さったシーン
流子が初めて鮮血と真に共鳴する場面。それまで何度も変身しながら、どこかで自分の姿を恥じていた流子が、全部をひとまず受け入れた瞬間の小清水亜美の演技は、本当に一回聴いただけでは処理しきれなかった。怒りでも悲しみでもない、ある種の「観念した」声。それでいて、弱くない。
鮮血との掛け合いも好きで、関俊彦のあの低音がまた絶妙にいい。威厳があるのに、どこかおかしい。その組み合わせが、鮮血というキャラクターの「怖いんだか頼りになるんだかわからない」感じを支えていた。
三木眞一郎が演じる美木杉愛九郎は、終盤になるほど存在感が増す。セリフの少ないシーンでも声だけで「この人は何かを知っている」という雰囲気を出せるのは、やはりキャリアの重みだと思う。355本の出演作から来る、間の取り方というか。
読んで見たくなったら——『キルラキル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さると思う人
- グレンラガンを見て「もっとくれ」と思った人
- テンポが速い作品が好きで、説明を端折っても気にしない人
- 下品・うるさい・過剰、を「個性」として受け取れる人
- 小清水亜美の芝居を追っているファン
- 2周目以降に伏線を拾う楽しみを求めている人
合わないと思う人
- 1話で「うるさい」と感じたら、おそらくそのまま
- 露出の多いデザインに純粋に不快感を覚える人(序盤はそのまま受け取るしかない)
- 伏線が丁寧に回収される構成を求めている人(ノリで押し切る部分がある)
- 「物語の説得力」を重視する人。この作品の説得力は論理ではなく熱量で来る
次に見るなら
天元突破グレンラガン——同じ今石洋之監督の前作。キルラキルの「熱量で全部解決する」文法はここから来ている。こちらは少年漫画的な王道構成なので、キルラキルより入りやすい。逆にグレンラガンを先に見てからキルラキルに来るのも正解だと思う。
プロメア——今石監督×中島かずき脚本のコンビが劇場版でやりきった作品。キルラキルで感じた「過剰なのに計算されている」感触がそのまま120分に凝縮されている。作画の密度がまた別の狂い方をしていて、見た後しばらく他のアニメが薄く感じる。
パンティ&ストッキングwithガーターベルト——同じTRIGGERの系譜で、下品さと演出の過剰さをもっと前面に出した作品。キルラキルが「うるさいけど好き」だった人には、これも同じ文脈で楽しめる。ただし万人向けではないことだけ先に言っておく。
よくある質問
まとめ
『キルラキル』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中で、いずれも全話視聴が可能です。月額サービスを利用しているなら追加費用なく楽しめるため、気軽に視聴を始めることができます。まずは無料トライアルを活用して第1話を試してみるのがおすすめです。