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ルパン三世 霧のエリューシヴ
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Telecom Animation Film |
フジコの情報を手がかりに、ルパンと次元はキリタップの海底を掘削し、タイムトラベルの秘密を持つという失われた海底財宝を探す。ルパン一味が警察との遭遇から逃げた後、京介真朦という奇妙な男がルパン一味を数百年前へ送り込む。今、ルパンと仲間たち、そして執拗なライバルの銭形警部は、過去から現代へ戻る方法を素早く見つけなければならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
フジコからの情報を頼りに、ルパンと次元はキリタップの海底を掘削し、タイムトラベルの秘密を秘めた幻の海底財宝を追う。だが警察から逃れた矢先、謎の男・京介真朦によってルパン一味は数百年前の過去へと飛ばされてしまう。現代へ戻る方法を探すルパンたちと、執念深く追い続ける銭形警部――時空を超えた逃走劇が幕を開ける。みどころ・魅力
① 時空を超えるルパンならではの奇想天外な展開
海底財宝探しから一転、まさかのタイムスリップという予測不能なストーリー展開が本作最大の魅力。過去の時代に放り込まれながらも動じないルパンと次元のコンビの軽妙なやりとりが痛快で、コメディとアクションのバランスが絶妙に保たれている。② 謎の男・京介真朦が引き起こす緊張感
単なる悪役ではなく、タイムトラベルという超常的な能力を持つ京介真朦の存在が物語に独特の緊張感をもたらす。彼の目的や正体が少しずつ明かされる構成は、最後まで視聴者を引きつける謎解きの面白さを生み出している。③ 時代を超えても変わらない銭形警部の執念
過去の世界まで追いかけてくる銭形警部のキャラクター描写が笑いと感動を同時に届ける。ルパンとの宿命的な関係性がシリーズファンには特に刺さるポイントであり、スペシャルならではのじっくりとした人物描写も見応えがある。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 増田敏彦 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 平山智 |
| 音楽 | 大野雄二 |
| 美術監督 | 菅原清二 |
| 音響監督 | 加藤敏 |
| ED | 今井美樹「ルパン三世愛のテーマ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ルパン三世のTVスペシャルは、数えようとすると途中で諦める。2007年時点でもすでに20本以上あって、タイトルと内容の対応が頭の中でグチャグチャになる。「霧のエリューシヴ」も最初は「あれ、これ見たっけ」という状態から入った。フジコの情報を手がかりに海底を掘削するという出だしで、「ああ、これは見ていないやつだ」と確信した。
初見のとき、タイムトラベルという要素に少し身構えた。ルパンで時間軸を弄ると失敗パターンが多い、という勝手な先入観があったからだ。ところが実際には、時代錯誤な状況に放り込まれたルパン一味のリアクションが素直に面白くて、そういう構えは2回目を見るころには消えていた。
「いつでも帰れる」という確信が、ルパンを最強にしている
このスペシャルの仕掛けは、ルパン一味を数百年前に送り込むことにある。表向きはタイムトラベル活劇だが、何度か見ているうちに別のことが気になりはじめた。ルパンは過去に飛ばされても、本質的に「困っていない」のだ。
焦りはある。銭形もいる。でもルパンという人間の根っこにあるのは、「どうにかなる」という確信だ。それは楽観でも無謀でもなく、自分の腕と仲間への信頼から来ている。現代だろうと中世だろうと、ルパンはルパンとして機能する。その普遍性こそがこのキャラクターの強度であって、時代設定を変えることでそれが際立つ構造になっている。
単なる「過去に飛んでハプニング連発コメディ」として消費することもできる。実際そういう楽しみ方で十分成立する。でもこの作品が本当に描いているのは、「環境が変わってもブレない人間の核」という話ではないかと思う。銭形が執拗に追いかけ続けるのも同じ構造で、時代が変わっても銭形は銭形だ。ルパンと銭形、どちらも変化しない存在同士のぶつかり合いとして見ると、タイムトラベルという要素がただのギミック以上の意味を持ってくる。
帰れるかどうかわからない状況に放り込まれながら、それでもルパンが余裕を崩さない。その余裕の根拠を考えると、結局「自分が自分であること」への信頼に行き着く。スペシャル1本のアドベンチャーとして軽く見ても面白いし、そういう読み方もできるという話だ。
特に刺さったシーン
石田彰が演じるエシカの、静かな威圧感が効いている。声のトーンを落として話すときの間の取り方が独特で、単なる敵役を超えた存在感がある。石田彰はああいう「底が見えない男」を演じさせると右に出る人がいないと改めて思った。
桑島法子のイセカも印象に残る。感情の揺れを抑えながら芯の強さだけを出す演技で、スペシャル1本という尺の中でもキャラクターの輪郭がちゃんとできていた。2回目に見ると序盤のセリフの意味が変わって見えるタイプのキャラクターで、その発見が地味に好きだった。
終盤、現代への帰路が見えてくるあたりで、ルパンが一瞬だけ素の顔を見せる場面がある。コメディ路線の中に唐突に差し込まれる真剣な一瞬で、「あ、こういうルパンが見たかった」という気分になった。
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この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ルパン三世のTVスペシャルをある程度追っていて、毎回違うテイストを楽しめる人
- タイムトラベルものを「設定の整合性より雰囲気で楽しむ」スタンスの人
- 石田彰・桑島法子の演技が目当てで探している人
- 1本完結の気軽なアドベンチャーが見たい夜に合う
合わない人
- タイムパラドックスや歴史改変の整合性を気にするタイプ
- ルパンスペシャルの中でも特に峰不二子が主軸の回が好きな人(今作は不二子の比重が薄め)
- 「どのスペシャルが一番か」を決めたい人には、印象が薄くなりがちな作品ではある
次に見るなら
タイムトラベルと冒険のバランスが好きなら、ルパン三世 バビロンの黄金伝説がある。スケール感と軽さの配分が似ていて、1本完結の娯楽として気持ちよく見られる。霧のエリューシヴと同じ「異国・異境に飛ばされるルパン」という構造が好みならハマりやすい。
石田彰の演技目当てで見るなら、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズのマクギリス・ファリドは必見だ。静かな狂気を低音で乗せる彼の真骨頂で、エシカとは別ベクトルの「底の見えない男」が堪能できる。
ルパンスペシャルを一通り追いたくなったなら、ルパン三世 カリオストロの城は言わずもがなだが、スペシャルの文脈でいえばルパン三世 炎の記憶 〜TOKYO CRISIS〜あたりが雰囲気の振れ幅を把握するのに丁度いい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ルパン三世 霧のエリューシヴ』は、U-NEXTで視聴できます。U-NEXTは月額制のサービスで、見放題作品としてお楽しみいただけます。ルパン三世シリーズをまとめて楽しみたい方にもU-NEXTはおすすめです。
