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マンガでわかる!Fate/Grand Order
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A-1 Pictures |
『マンガで分かる!FGO』に基づいた短編で、ゲーム『Fate/Grand Order』をダークユーモアで風刺するパロディ漫画の教育的作品である。この短編は、その漫画の様々なストリップをアニメ化したもので構成されている。2018年のFateプロジェクト大晦日テレビスペシャルで放映された。
作品概要・あらすじ
あらすじ
スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』を題材にしたパロディ漫画「マンガで分かる!FGO」をアニメ化した短編作品。ゲームのシステムや登場サーヴァントたちをダークユーモアを交えてコミカルに風刺するギャグ形式で、2018年の「Fateプロジェクト大晦日TVスペシャル」内で放映された。原作漫画の各エピソードを短編アニメとして次々に映像化しており、FGOプレイヤーなら思わず笑ってしまうあるあるネタが満載の作品となっている。みどころ・魅力
① FGOプレイヤーが共感するあるあるギャグ
ガチャ沼・宝具演出・クエスト周回など、FGOの「あるある」をシニカルに切り取ったギャグが連発される。プレイヤーであれば思わず苦笑いしてしまうような場面が多く、ゲームへの愛情と毒気が同居したブラックユーモアが最大の魅力だ。② おなじみのサーヴァントたちのギャップ表現
FGOに登場する歴史的英雄・神話上の人物たちが、原典のイメージとは一線を画すコミカルなキャラクターとして描かれる。普段は格好いい・神々しい彼らが情けない姿や素の表情を見せるギャップが、ファンにとっての笑いどころになっている。③ 大晦日スペシャルというお祭り感
Fateシリーズファン向けの年末特番として放映されたこともあり、お祭りムードの軽快なテンポで楽しめる。本編の重厚なストーリーとは真逆の脱力感あふれる演出が、シリーズへの「箸休め」として絶妙な役割を果たしている。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 榎戸駿、坂詰嵩仁 |
|---|---|
| 原作 | リヨ |
| 原案キャラデザ | リヨ |
| 美術監督 | 竹田悠介 |
| OP | 金田朋子「回せば分かる!FGO」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
FGOは課金ガチャでよくわからなくなった時点でフェードアウトした人間なので、本来ターゲット外のはずだった。2018年末、年越しFateスペシャルの枠でこれが流れてきたとき、正直「ゲーム知らないと無理なやつでしょ」と半分流し見のつもりだった。
ところが5分で態度が変わった。「FGOがいかに理不尽なゲームか」という笑いの構造が、知識ゼロでも機能するように設計されていたから。ゲームシステムへの恨み節、ガチャへの絶望、マスターと英霊の関係性の歪さ——そのどれもが「FGOをよく知らない人が見ても”あ、そういうゲームなんだ”と想像できるレベルの説明」になっていた。2回目に見て気づいたのは、製作側が相当意地悪な目でゲームを見ている、ということだった。愛情あってこその意地悪さだとは思うが。
愛があるから刺せる——ゲームへの「公式公認の恨み節」という奇妙な誠実さ
パロディとギャグアニメの境界線はどこにあるか。ここ数年いろんなゲーム原作コメディを見てきて思うのは、「作ってる側が本気でゲームを好きじゃないと、パロディは生ぬるくなる」ということだ。
このアニメは違う。FGOのガチャシステム、AP(行動力)の回復待ち、イベント期間中のタスク量、英霊たちの性格の突き抜け方——これらへの「指摘」が、明らかにゲームを何千時間か触った人間の目線で書かれている。なのに公式がこれを年越しスペシャルとして流してしまう、という構図がすでにおかしい。つまりこのアニメは「ファンの不満をファンが書いて、公式が放送する」という奇妙な回路で成立している。
単なるギャグとして消費できるが、もう少し見ると「ゲームが人に与える執着の構造」を笑いに変換している側面がある。なぜ人はやめられないのか、なぜ理不尽を受け入れてしまうのか。それを上から批評するのではなく、どっぷり沼った人間が自分ごとして描いているから刺さる。FGOを知らなくても笑えるのは、そこに普遍的な「ゲームに飲まれた人間」の姿があるからだと思う。
高橋李依が演じるマシュ・キリエライトのキャラクターが、このアニメの中では特に空気を読まない真面目さで笑いを作っている。本編シリアスな立ち位置のキャラを、こういうコメディの「ツッコミ」ポジションに据えると途端に化けるという発見があった。声の芝居が本編と変わらず真剣なぶん、ギャップが大きい。
特に刺さったシーン
マシュが極めて冷静な声で「マスター、APが尽きました」と報告するくだり。高橋李依の演技が一切力を抜いていないがゆえに、シリアスなセリフのトーンのままコメディの文脈に落ちている。「このゲームを真剣にやる人間が必ず経験する徒労感」を、笑いとして昇華するのにあの芝居の温度感が必要だったんだと、2回目で気づいた。
あとは玉藻の前の登場シーン。斎藤千和の声の「嫌みな上品さ」がコメディになったとき、ああいう方向になるのかという発見があった。本編では妖艶・陰謀系のキャラクターとして記憶していたが、このアニメでは「FGOあるある」の象徴として使われているのが絶妙に意地が悪くて好きだった。坂本真綾のジャンヌ・ダルクも、神妙なトーンのまま日常的なボケを言うので落差が大きかった。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- FGOをかつてやっていたが、ガチャや周回に心を折られて引退した人
- FGOをよく知らないが「ゲームに飲まれた人の末路」への興味がある人
- Fateキャスト陣の声を別文脈で聴くのが好きな人
- 10分以内に笑えるショートアニメをさっと見たい人
- 公式がファンの不満をネタにする自虐コンテンツに弱い人
合わない人
- FGOを今も現役でやっていて、笑えるほど距離が取れていない人
- FateシリーズもFGOもまったく知らない状態で見ようとしている人(最低限の文脈は必要)
- 短編コメディより長尺で世界観に浸りたい人
- 声優演技の「ギャップ」より本来のキャラクター解釈を大切にしている人
次に見るなら
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-——このスペシャルを見てFGOの世界観に興味が湧いたなら、まず本編として見るべきはここだろう。パロディで笑っていたキャラクターたちがどういう文脈で存在しているのか、逆引きするように見ると印象が変わる。能登麻美子が演じるアルテラもここで見ると存在感が別物になる。
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場——ゲームの世界観・キャラクターを使ったショートコメディという形式として比較になる作品。FGOほど自虐は強くないが、キャラクターのギャップで笑いを作る構造が近く、短編コメディとして安定している。片方を見てから片方に行くと、「ゲーム原作ショートコメディ」の作り方の差異が見えてくる。
干物妹!うまるちゃん——直接的な関係はないが、「オタクの自分ツッコミ的な日常コメディ」として類似した空気がある。ゲームや趣味への執着をネタにする笑いが好きなら、見ておいて損はない。こちらは純粋な日常系なのでトーンは全然違うが、「自覚ある沼り方」への共感という軸は重なる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、本作の定期配信は確認されていません。2018年の年末テレビスペシャルとして放映された短編作品のため、映像配信サービスへの収録は行われていない状況です。FGOファンはイベント映像や関連公式チャンネルなどを通じて視聴できる可能性がありますので、公式の情報を定期的にチェックしてみてください。
