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にゃんこい!
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | AIC |
高校2年生の香坂純平は猫が嫌いでアレルギーを持っていた。そんな彼の片思いの相手は猫を愛する水野楓。帰宅中に蹴った缶が猫の守護神・猫地蔵に当たってしまい、純平は猫の言葉が理解できるようになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校2年生の香坂純平は、極度の猫アレルギーを抱える猫嫌いの少年です。ところが彼が片思いするクラスメイト・水野楓は無類の猫好きで、純平はなかなか思いを伝えられずにいました。ある日、帰り道に蹴った空き缶が猫の守護神「猫地蔵」に当たって首を折ってしまい、純平は猫の言葉を理解できる体質になってしまいます。さらに「猫の願いを100個叶えなければ猫になってしまう」という呪いまでかけられることに。猫になることが死を意味する純平は、嫌々ながらも気まぐれな猫たちの願いを叶える日々へと巻き込まれていきます。呪いを解きつつ、楓との恋の行方はどうなるのか――猫たちに振り回される純平の奮闘が始まります。みどころ・魅力
① 猫の呪いが生む奇想天外なドタバタ劇
猫嫌い・猫アレルギーの主人公が「猫の願いを100個叶える」という無理難題を背負わされる設定が秀逸です。猫たちの願いは小さなものから厄介なものまでさまざまで、純平が振り回される姿が抜群のテンポでコメディを生み出します。ラブコメと超自然要素の絡み合いが心地よい作品です。② 純平を取り巻く魅力的なヒロインたち
片思いの相手・水野楓をはじめ、幼なじみや個性豊かなクラスメイトなど、純平の周囲には魅力的な女性キャラクターが揃っています。それぞれとの微妙な距離感や三角関係的な要素が物語に彩りを添え、王道ラブコメとしての見応えをしっかりと支えています。③ 喋る猫たちの愛らしさと存在感
本作の隠れた主役とも言えるのが、人語を操る猫たちです。生意気だったり気まぐれだったりと「猫らしい」性格づけが徹底されており、純平との掛け合いは作品最大の見どころのひとつ。猫好きにはたまらない仕草や表情が随所に散りばめられています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 川口敬一郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 猪爪慎一 |
| キャラクターデザイン | 森田和明、山根理宏 |
| 音楽 | 大川茂伸、三輪学 |
| 美術監督 | 小坂部直子 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | 榊原ゆい「Nyanderful!」 |
| ED | 今井麻美「Strawberry ~Amaku Setsunai Namida~」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
猫が嫌い、しかもアレルギー持ち。なのに好きな子は無類の猫好き。この時点でもう詰んでるだろ、と思いながら見始めた。最初は2009年のよくあるラブコメだろうと油断していたら、帰り道に蹴った缶が猫地蔵に当たって、その呪いで猫の言葉がわかるようになる、という導入のバカバカしさに普通に笑ってしまった。何回か見返して気づいたのは、このアニメ、ギャグの瞬発力で押し切っているようでいて、主人公の純平が地味にいいやつだということ。最初は呪いに振り回されるだけの男に見えていたのが、2周目では妙に応援したくなっていた。猫アレルギーの話だよね、と人に言うとだいたい「なつかしい」と返ってくる、そういう位置の作品でもある。
呪いで始めた善行が、いつのまにか本物になっていく話
純平が猫の言葉を理解できるようになった代わりに背負わされるのが、猫のために百の善行を積まないと猫になって死ぬ、という無茶な呪いだ。最初に見たときは、これは要するに各話のお題を回すための装置だな、と思っていた。困っている猫を助ける、それをきっかけにヒロインと絡む、その繰り返し。構造としてはたしかにそうなんだけど、2回目に見て引っかかったのは、純平の善行が一貫して「自分が助かるため」に始まっている点だ。命がかかっているから猫を助ける。出発点に打算しかない。なのに、回を重ねるごとに、彼は呪いのカウントをだんだん気にしなくなっていく。目の前で鳴いている猫を、見返りの計算抜きで放っておけなくなる。
この作品は、善意の出発点が不純でも構わない、という地味に優しい話だと思う。最初の動機が保身でも、続けているうちに行為のほうが人間を作り変えていく。猫が嫌いだった男が、嫌いなまま、でも見捨てられない男になる。ここで純平の猫アレルギーが最後まで治らないのがいい。猫を好きになったわけじゃない、ただ放っておけなくなっただけ。その不器用な距離感が、好きな子の世界へ一歩ずつ近づいていく純平の歩幅と、ちょうど重なっている。ラブコメの皮をかぶっているけれど、芯にあるのは「嫌いなものと、どう折り合っていくか」という話だ。だから缶を蹴り飛ばすだけだった男が、最終的に猫の前でしゃがみ込む画に、ちゃんと意味が乗ってくる。
特に刺さったシーン
猫の言葉がわかる、という設定の何が面白いって、猫が全然かわいいことを言わないところだ。守護神のはずのタマからしてやる気がなく、純平への態度が終始塩対応。この脱力しきった猫を演じているのが福山潤で、同じ人がクラスメイトの遠藤春彦もやっていると後で知って、声の振り幅に笑った。猫のときの気だるさが、本当に猫なのだ。人間の役と並べて聴くと演じ分けの芸が効いてくる。
個人的に何度も巻き戻したのは、桐島姉妹が絡む場面だった。琴音と朱莉という性格の違う二人を戸松遥がひとりで演じていて、ツンとした方と甘えた方が同じ声から出てくるのが地味にすごい。あと小林ゆうの一ノ瀬凪の、どこかネジの外れたテンション。序盤のドタバタした騒ぎのシーンで、周りが暴走していくなか純平のツッコミだけが現実に取り残されていく感じ、あれが何度見ても効く。助けたはずの猫に塩対応で返される徒労感まで含めて、このアニメの呼吸だと思う。
読んで見たくなったら——『にゃんこい!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テンポのいい一話完結寄りのラブコメコメディを軽く流し見したい人
- 主人公が設定に振り回されていくドタバタが好きな人
- 猫は出るが、いわゆる癒し系ではなく塩対応の猫に味を感じられる人
合わない人
- 重いドラマや一本筋の通ったストーリー性を求める人
- ハーレム的な構図そのものが体質的に苦手な人
- 2009年あたりの作画やテンポに古さを感じてしまう人
次に見るなら
夏目友人帳が好きなら、というより逆で、にゃんこい!の猫つながりで観てほしい。猫の妖怪ニャンコ先生を抱えた超自然もので、トーンは静かだけれど「人ならざるものと話せる」設定の優しい使い方が近い。
同じ2009年のそらのおとしものもおすすめ。超自然設定のラブコメで、バカ騒ぎとふいに差し込まれるシリアスの落差の付け方が好きなら、こっちの振れ幅もたぶん刺さる。
構造が好きなら神のみぞ知るセカイ。超自然的な義務に追われながらヒロインを攻略していく流れが、呪いで善行を積まされる純平とよく似ていて、動機の不純さごと楽しめる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
アニメ「にゃんこい!」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれもアニメ作品を豊富に取り揃えた配信サービスなので、ご自身の利用環境に合わせて選べます。気になる方は、これらのサービスでぜひチェックしてみてください。