そらのおとしもの

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2009そらのおとしもの

そらのおとしもの

★ 3.4 / 5.0コメディセクシーラブコメSF日常系超自然
放送年2009年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画
制作AIC A.S.T.A.

櫻井智樹は幼い頃から同じ奇妙な夢を見て、涙で目覚めていた。学校の先輩・菅田はその夢を新大陸のものだと信じている。ある夜、桜の木の下で先輩と幼なじみを待っていた智樹の前に、イカロスという天使が舞い降りてくる。それが彼の平穏な人生を一変させるのであった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

主人公・櫻井智樹は幼い頃から見知らぬ少女が出てくる不思議な夢に悩まされ、毎朝涙で目を覚ます。そんな彼の前に、ある夜、空から翼を持つ天使・イカロスが降り立つ。「ペット型エンジェロイド」と名乗る彼女はなぜか智樹を主人と認め、一緒に暮らすことに。平和でのんきな日常を望んでいた智樹の生活は、天界からの謎に満ちた来訪者によって、にぎやかで非日常的な毎日へと一変していく。

みどころ・魅力

① 笑いと感動が共存するギャップの激しい物語

日常コメディとして描かれる回では下ネタや奇想天外なギャグが炸裂し、思わず吹き出す場面が続く。しかしシリアスな回では登場人物の過去や感情が丁寧に掘り下げられ、じわりと胸に迫る展開が待っている。この振れ幅の大きさこそが本作最大の魅力であり、視聴者を飽きさせない。

② 個性豊かなエンジェロイドたちの存在感

イカロスをはじめ、次々と登場するエンジェロイドたちは見た目の愛らしさと、天界の謎を背負った存在感を兼ね備えている。感情を持たないはずの彼女たちが人間との触れ合いを通じて少しずつ変化していく様子は、物語の核心にもつながる見逃せないポイントだ。

③ コメディの皮をかぶったSFラブコメの深み

表面上は明るいラブコメだが、「新大陸」「天界」「夢の少女」といったSF的な謎が物語を貫く縦軸として機能している。智樹の純粋な優しさと、それに影響されるキャラクターたちの成長が積み重なることで、最終的には予想外の感情的なカタルシスをもたらす構成になっている。

キャスト・声優一覧

ニンフ
ニンフ
メイン
›
野水伊織
桜井智樹
桜井智樹
メイン
›
保志総一朗
五月田根 美香子
五月田根 美香子
メイン
›
高垣彩陽
見月そはら
見月そはら
メイン
›
葛西美名
守形 英四郎
守形 英四郎
メイン
›
鈴木達央
イカロス
イカロス
メイン
›
早見沙織
シナプスの男
シナプスの男
サブ
›
三木眞一郎
ダイダロス
ダイダロス
サブ
›
大亀あすか
鳳凰院月乃
鳳凰院月乃
サブ
›
寿美菜子
花散ここ
花散ここ
サブ
›
根谷美智子
桜井 智蔵
桜井 智蔵
サブ
›
岩崎ひろし

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スタッフ

監督斎藤久
キャラクターデザイン渡邊義弘
音楽岩崎元是
美術監督小倉宏昌
OPブライアン・ラフティン・セクステット「Ring My Bell (Main Vocal Hitomi)」
OPブライアン・ラフティン・セクステット「Ring My Bell (Main Vocal Saori)」
ED野水伊織「そばにいられるだけで 」
ED藤田咲「岬めぐり」
ED早見沙織「太陽がくれた季節」
ED葛西美名「戦士の休息」
ED鈴木達央「ゆけ!ゆけ!川口浩」
ED高垣彩陽「夏色のナンシー」
ED保志総一朗「ふり向くな君は美しい」
ED保志総一朗と鈴木達央「ワイルドセブン」
ED早見沙織と高垣彩陽「初恋」
ED高垣彩陽と鈴木達央「僕等のダイアリー」
ED保志総一朗と藤田咲「チャンピオン」
ED早見 沙織「赤い花白い花」
EDブライアン・ラフティン・セクステット「そばにいられるだけで 」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「パンツが空を飛ぶアニメ」——その認識だけで数年をやり過ごしてきた。正直に言う。2009年当時、深夜に流れてきたOPを一瞬見て、チャンネルを変えた側の人間だ。

見始めたのはずっと後になってから、配信で「なんか評判いいらしい」という薄い動機だけで。最初の数話はたしかに予想通りで、「ああ、これね」と思いながら流し見していた。ところが中盤に差し掛かったあたりで、妙なことが起きた。笑っているはずなのに、なんか胸のどこかが引っかかってくる。

2周目に入ったとき、ようやく気づいた。このアニメ、ギャグの皮を被ったまま、けっこうシリアスなことをやっている。

「自由でいい」と言われた存在が、自由の意味を知るまでの話

『そらのおとしもの』を「エロコメ」で片付けるのは簡単だ。実際、序盤は全力でそれをやっている。下着が空を乱舞し、桜井智樹(保志総一朗)は毎回リセットされるような日常を繰り返す。「平和な日常」を最上の価値として崇める主人公が、天使型アンドロイド・イカロス(早見沙織)の登場によってその日常をぶち壊され続ける。

ただ、イカロスというキャラクターを見ていると、笑いながら引っかかるものがある。彼女は「マスターの命令がすべて」という設計で動いており、欲求も感情も持たないと言い張る。智樹が「好きにしていい」と言っても、その「好き」が何かを知らない。自由を与えられた存在が、自由の使い方を知らない——それがこの作品の核になっている。

智樹の口癖は「平和な日々」だ。けれど彼の求める平和とは、何も起きない凪の状態ではなく、大切なものが傷つかない状態に近い。ギャグとして描かれながら、彼の行動の根っこには一貫してその感覚がある。そしてイカロスが少しずつ変化していく過程は、その智樹の価値観と静かに呼応している。

早見沙織の演技がここで効いてくる。感情を持たないはずのイカロスが、台詞のトーンでもなく、間でもなく、声の質感の微妙な変化で「何かが芽生えている」ことを伝えてくる。台詞の上では無表情を保ちながら、声だけが少し揺れている。2周目でそれに気づいたとき、1周目の笑いがまったく違う色に見えた。

守形英四郎(鈴木達央)のキャラクターも、1周目は「うるさい脇役」で終わりがちだが、2周目に見ると智樹とのコントラストとして機能していることがわかる。三木眞一郎が声を当てる「シナプスの男」が持つ不穏な静けさも、後半になってから響き方が変わってくる。

パンツが飛ぶのは本当だ。でもその下で、「自分の意志を持つことを許可された存在が、初めて何かを欲しがる瞬間」が丁寧に積み上げられている。それに気づくかどうかで、この作品の評価が180度変わる。

特に刺さったシーン

終盤、イカロスが初めて「自分から」何かをする場面がある。命令でもなく、マスターへの奉仕でもなく、自分の中から出てきた衝動で動く瞬間。声で言えば、早見沙織の演技がその一点に全部集約されている。それまで淡々と整ったトーンを保ってきた声が、ほんのわずかに——本当にわずかに——乱れる。台詞の内容ではなく、その声の揺れだけで十分だった。

もう一か所、五月田根美香子(高垣彩陽)が智樹の日常に絡んでくる場面でのテンポ感も好きだ。高垣彩陽の演じるキャラクターのノリの良さと、どこか計算高い部分が同居していて、コメディとして機能しながらも「この人、実は全部見えてるな」という厚みがある。笑いながら「あ、このキャラのこと全然舐めてた」と思い直した。

序盤の下着乱舞エピソードは、2周目だと「この作品はどこまで本気でやるか」という宣言に見えてくる。あの振り切り方がなければ、後半のシリアスな展開の落差も生まれなかった。

読んで見たくなったら——『そらのおとしもの』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • エロコメの皮を被った感情の話が好きな人
  • ギャグと感傷が同居するアニメに耐性がある人
  • 早見沙織の「感情を抑制した演技」が好きな人
  • 2009年前後の深夜アニメの空気感に郷愁がある人
  • 1周目と2周目で印象が変わるアニメを好む人

合わない人

  • 序盤のファンサービス描写が苦手な人(序盤で離脱すると本当にもったいない)
  • コメディ&シリアスの切り替えが唐突に感じる人
  • 「日常系」として見始めると構成に戸惑う可能性がある
  • キャラのテンプレ感を最後まで拭えない人には刺さらない

次に見るなら

天体戦士サンレッドのような「日常に侵食される非日常」の構造が好きなら、這いよれ!ニャル子さんもあり。コメディの密度が高く、ギャグの裏に別の感情が滑り込んでくる感覚がある。SFとラブコメの接続の仕方が近い。

イカロスのような「感情を学ぶ存在」に引っかかったなら、プラスティック・メモリーズが刺さる可能性が高い。あちらはギャグを捨てて感情の問題に正面から向き合っている。見た後の重さはまったく違うが、「存在と感情の関係」への問いかけは通底している。

2009年前後の深夜アニメのテイストごと味わいたいなら、To LOVEる -とらぶる-と並べて見るのも悪くない。同時代のファンサービス路線の中で『そらのおとしもの』がどこで一線を引いているかが、比較するとよく見えてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『そらのおとしもの』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、各種サブスクを利用していれば手軽に視聴を始められる。dアニメストア・U-NEXTはアニメ作品が充実しており、一気見にも向いている。まずは1話を試してみれば、そのギャップの激しさにきっとハマるはずだ。

よくある質問

Q. 全何話ありますか?
A. TVアニメ第1期は全13話(2009年放送)、第2期「フォルテ」は全12話(2010年放送)です。劇場版や特別編も制作されており、シリーズを通じて楽しめるボリュームがあります。
Q. ギャグアニメとして楽しめますか?シリアスが苦手でも大丈夫?
A. 基本的にはギャグ・コメディが主体で、シリアス回も突然ではなく流れの中で自然に訪れます。ギャグとシリアスのバランスが絶妙なため、どちらが得意でも楽しみやすい作りになっています。
Q. 原作マンガと内容は同じですか?
A. アニメ版は原作マンガ(水無月すう著)をベースにしていますが、一部エピソードの順序や演出が異なります。アニメを見てから原作を読むと、さらに深く世界観を楽しめます。
Q. どこから視聴するのがおすすめですか?
A. ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。まず第1期から順に見るのが基本で、第2期「フォルテ」も第1期の続きとして楽しめます。1話から伏線が散りばめられているため、飛ばさずに最初から見ることをおすすめします。

まとめ

『そらのおとしもの』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、各種サブスクを利用していれば手軽に視聴を始められる。dアニメストア・U-NEXTはアニメ作品が充実しており、一気見にも向いている。まずは1話を試してみれば、そのギャップの激しさにきっとハマるはずだ。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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