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いつか天魔の黒ウサギ
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | ZEXCS |
大人しく眠い日々を過ごしていた太人だったが、最近は女吸血鬼が彼に「毒」を与えたと告げる夢を繰り返し見るようになる。時には起きている時でも彼女の声が聞こえる。しかし本来なら死ぬはずだった事故から奇跡的に生き残った太人は、自分の世界が劇的に変わり、夢が現実よりも現実的であることに気づく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
眠く穏やかな日々を過ごしていた太人。ところが最近、彼に「毒」を与えたと告げる女吸血鬼の姿が、夢のなかに繰り返し現れるようになります。やがて目覚めているときでさえ彼女の声が聞こえ始め、本来なら命を落とすはずだった事故から奇跡的に生還したことをきっかけに、太人を取り巻く世界は劇的に変わっていきます。夢が現実よりも生々しく感じられるなか、彼は自分に深く関わる吸血鬼の少女との因縁、そして失われていた記憶へと少しずつ近づいていきます。学園を舞台に、コメディと超自然の物語が静かに動き出します。みどころ・魅力
① 吸血鬼の少女との因縁が紡ぐ超自然ストーリー
平凡だったはずの太人の日常が、女吸血鬼との出会いをきっかけに一変していく導入が見どころです。夢と現実が混ざり合う独特の感覚と、彼に隠された秘密が少しずつ明かされていく展開が、物語に引き込む力を持っています。② 学園コメディとセクシー要素のバランス
シリアスな因縁を軸にしながらも、学園を舞台にした賑やかなコメディパートが物語の基調になっています。シリアスとギャグ、そしてセクシーな描写が交互に訪れるテンポの良さは、肩の力を抜いて楽しめる魅力につながっています。③ 個性豊かなヒロインたちの掛け合い
太人を取り巻くヒロインたちが、それぞれ違った魅力で物語を彩ります。吸血鬼の少女をはじめとするキャラクター同士の掛け合いや、太人との距離感の変化が、ラブコメとしての見どころを生み出しています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山本天志 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 榎宮祐 |
| キャラクターデザイン | 磯野智 |
| 音楽 | 小森茂生 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 原田ひとみ「Once」 |
| ED | 志方あきこ「空蝉」 |
| ED | 野水伊織「Sparkling Kiss」 |
| ED | 斎藤ひめあ「Strawberry eyes」 |
| ED | 時雨遥「Secret Tears」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを眺めているだけでは、正直なところ何の話なのか見当もつかなかった。黒ウサギ、異世界もの、それとも童話のもじりか——半分あきらめ気味に再生ボタンを押したら、出てきたのは眠そうな顔の男子高校生と、彼の夢にだけ現れる吸血鬼の少女だった。なんだ異世界じゃないのか、と妙に肩の力が抜けたのを覚えている。最初は「夢に女が出てくるだけの話を、よく1クール持たせるものだな」とナメてかかっていた。ところが、死ぬはずだった事故から生き延びたあたりで、夢と現実の境目がじわじわ溶けていく。2回目に見たとき気づいたのは、序盤のあのまどろんだ空気が、ぜんぶ後半への置き石になっていたことだった。眠さは演出だったわけだ。
約束を守るために人間をやめる、という選択の重さ
にぎやかな学園もの、セクシー要素、吸血鬼のお姫様——表の顔だけ並べると、よくあるラブコメの棚に放り込まれそうな作品だ。けれど何度か見返すうちに、芯にあるのは「昔交わした約束を、どこまで背負えるか」という一点なのだと思うようになった。主人公が抱え込んだ”毒”は、ただのバンパイアものの設定装置ではない。幼い頃にある少女と結んだ約束の、代償そのものだ。普通のラブコメなら「好きだ」で済ませる場所を、この作品は「お前のためなら人間でなくてもかまわない」というところまで平然と踏み込んでくる。
面白いのは、その重い選択を本人がほとんど深刻に語らないことだ。眠たげで、流されやすくて、自分が何を引き受けてしまったのか半分わかっていない。だからこそ周囲の人間関係がどんどん引火していく。約束を守ることが、別の誰かを傷つける。守られる側にも、守りたいのに届かない焦りがある。夢が現実より現実的に感じられる——というあらすじの一文は、たぶん比喩じゃない。彼にとって本当の「約束の世界」は夢のほうにあって、目を覚ました現実こそが薄く感じられている。単なる吸血鬼ハーレムだと思って見ると、この「どっちが本物か」の揺らぎを取りこぼす。怪物になる覚悟をコメディの顔で包んでいる作品、という読み方をすると、急に手触りが変わってくる。
特に刺さったシーン
いちばん効いたのは、序盤の「夢から覚めても声が残っている」あたりの描写だ。寝起きの輪郭がぼやけた世界に、少女の声だけが妙にくっきり残る。あの距離感の演出が、後半の関係性をぜんぶ先取りしている。声まわりでいうと、敵役にあたるキャラの一人を子安武人が、もう一方を諏訪部順一が固めていて、二人ともコメディの軽さの裏にひやりとした温度を残してくるのがうまい。笑っていい場面なのに笑い切れない、あの居心地の悪さは完全に声の手柄だ。中村悠一が演じる紅月光の、頼れるのか食えないのか読み切れない芝居も好きで、登場するたびに画面の重心が少し下がる。終盤、約束の正体が表に出てくる展開で、それまで眠そうだった主人公の声色がふっと変わる瞬間がある。あそこで「ああ、ずっとこの一線のために眠そうにしていたのか」と腑に落ちて、思わず巻き戻した。
読んで見たくなったら——『いつか天魔の黒ウサギ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 吸血鬼・契約・約束といった「重い縛り」をラブコメの皮で包む話が好きな人
- セクシー寄りのにぎやかさと、ほの暗い設定の同居を楽しめる人
- 子安武人・諏訪部順一あたりの、軽さと冷たさを両立させる芝居を味わいたい人
- 夢と現実の境目が溶けていく、ふわっとした空気感に身を任せられる人
合わない人
- 設定の謎を1クールできっちり畳んでほしい、伏線回収重視の人
- セクシー描写多めのにぎやかさが、テーマの邪魔に感じてしまう人
- 主人公がはっきり行動して引っ張るタイプの話を求めている人
次に見るなら
吸血鬼×学園×にぎやかさという軸が好きなら、ロザリオとバンパイアがそのまま隣に並ぶ。あちらはもっと振り切ったコメディ寄りで、本作のほの暗さに疲れたときの口直しにちょうどいい。
「死んだはずなのに生き延びて、世界の見え方が変わる」という入り口に惹かれたなら、同じ2011年のこれはゾンビですか?がおすすめ。死と再生をギャグの顔で扱う手つきが近く、ノリの落差も含めて楽しめる。
超自然の縛りを抱えた主人公が、騒がしい少女たちに巻き込まれていく構図が刺さったなら、緋弾のアリアへ。約束や宿命をアクションの熱量で押してくるタイプで、本作とは違う角度から「背負わされる側」を描いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『いつか天魔の黒ウサギ』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれも配信が揃っているため、すでに契約しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから契約を考えている場合も、自分に合った配信先を選んで視聴できます。