これはゾンビですか?

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2011これはゾンビですか?

これはゾンビですか?

★ 3.5 / 5.0アクションコメディセクシー超自然
放送年2011年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作Studio DEEN

相川歩夢は普通の高校生だったが、連続殺人鬼に殺害される。ネクロマンサーのユークリウッド・ヘルスケイスに亡霊として蘇生され、彼女の護衛として仕える。しかし、魔法少女ハルナの魔力を奪ってしまう。怒ったハルナはアユムに、反魔法少女システム「メガロ」と戦うよう命じる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

平凡な高校生・相川歩夢は、ある日連続殺人鬼に命を奪われてしまう。しかし、ネクロマンサーの少女ユークリウッド・ヘルスケイスによって亡霊として蘇生され、彼女の護衛として新たな日常を歩み始める。そんな中、魔法少女ハルナと遭遇した際に誤って彼女の魔力を奪ってしまったアユムは、ハルナの命令により謎の怪物「メガロ」と戦うことを余儀なくされる。亡霊でありながら魔法少女変身もこなすという、前代未聞の日常が幕を開ける。

みどころ・魅力

① 「亡霊×魔法少女」という破天荒すぎる設定

死んでいるのに変身して戦うという、ありそうでなかった組み合わせがこの作品最大の個性。主人公・アユムがチェーンソーを武器に、ひらひらの魔法少女衣装で戦うシュールさは一度見たら忘れられない。ギャグとバトルのテンポが絶妙で、笑いながらも熱くなれる展開が続く。

② 個性爆発のヒロインたちが織りなすハーレムコメディ

無口で淡々としたネクロマンサーのユークリウッド、騒がしくも憎めない魔法少女ハルナ、クールな戦士少女セラなど、タイプの異なるヒロインが次々と同居を始める。それぞれのキャラクターが掛け合いの中で輝き、ギャグシーンのテンポの良さは2011年放映作品の中でも出色の完成度。

③ シリアスな謎と笑いが同居する二重構造のストーリー

連続殺人鬼に殺された過去や、ユークリウッドが抱える秘密など、笑いの裏にダークな伏線が丁寧に張られている。コメディとして楽しみながらも、物語が進むにつれ明かされる謎に引き込まれる構成が秀逸。ギャグ一辺倒で終わらない重層的な面白さが長く愛される理由のひとつ。

キャスト・声優一覧

相川歩
相川歩
メイン
間島淳司
ハルナ
ハルナ
メイン
野水伊織
セラフィム
セラフィム
メイン
日笠陽子
ユークリウッド・ヘルサイズ
ユークリウッド・ヘルサイズ
メイン
三石琴乃
吉田友紀
吉田友紀
メイン
金元寿子
織戸
織戸
サブ
吉野裕行
ケルベロス・ワンサルド
ケルベロス・ワンサルド
サブ
安元洋貴
京子
京子
サブ
下屋則子
アリエル
アリエル
サブ
清水愛
夜の王
夜の王
サブ
遊佐浩二
サラスバティ, 星川 輝羅々
サラスバティ, 星川 輝羅々
サブ
喜多丘千陽
平松妙子
平松妙子
サブ
山口理恵

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スタッフ

監督金崎貴臣
シリーズ構成上江洲誠
原案キャラデザこぶいち
キャラクターデザイン田頭しのぶ
音楽伸次 柿島
美術監督市倉敬
音響監督岩浪美和
OP野水伊織「魔・カ・セ・テ Tonight」
ED山口理恵「気づいてゾンビさま、私はクラスメイトです」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ゾンビ」というタイトルで長いこと手をつけていなかった。ホラーではないとわかっていても、なんとなく。実際に見てみれば、ゾンビ要素はほぼギャグの材料で、メインは「チェーンソーを持った魔法少女になる高校生男子」という完全に頭のおかしい設定だった。

2011年の深夜アニメとして、かなり独特のポジションにいた作品だと思う。ハーレムものと呼ぶには登場人物が全員ちょっとズレていて、コメディと呼ぶには戦闘シーンが妙に気合いが入っていて、どこかに分類しようとするとするりと逃げていく。

正直なところ、最初に見たときの記憶がかなり曖昧だ。確かに見た、そんな気はする。ただ再視聴してみると「あれ、こんなシーンあったっけ」の連続で、実質ほぼ初見に近い感覚で楽しめた。記憶力に自信のある人間には絶対なれない。

「死んでいる」のに、誰より生き急いでいる男の話

相川歩夢は序盤で死ぬ。主人公が第一話でほぼ確実に死ぬアニメというのは珍しくないが、この作品の場合、そのまま「ゾンビ」として物語が続く。記憶もあり感情もあり、学校にも行く。ただし痛覚はなく、千切れても再生する。

その設定を使って何をやるかというと、主に「魔法少女の衣装でチェーンソーを振り回す」「家に謎の同居人が増えていく」という方向に全力を注ぐ。真面目に「死と生の境界」を問うてくる場面もあるにはあるが、本作は基本的にそれを正面から描こうとしない。ギャグで煙に巻く。

ただ、それが逆に刺さる部分がある。歩夢は死んでいるからこそ、失うものがない。失うものがないからこそ、他者を守るために突っ込んでいける。この「守られる側が守る側になる」という逆転が、作品全体の通奏低音になっている。

三石琴乃さんが演じるユークリウッド・ヘルサイズ(通称「ゆ」)は、言葉を発すれば呪いになるという設定で、ほとんど台詞を与えられていない。『美少女戦士セーラームーン』でセーラームーンを演じてきた三石さんが、声優として「声を使わせてもらえない」役を担当するという構造はなかなか奇妙だ。それでも、歩夢が空想する「ゆの声」として複数バリエーションを演じており、このメタな仕掛けが地味に好きだった。

日笠陽子さんが演じるセラフィムは、登場した瞬間から「噛ませ犬にならないタイプの強キャラ」の空気を持っていた。ツンデレとも少し違う、職業的な冷たさとでも言うべきもの。『けいおん!』の和と同じ声だと気づいた瞬間に毎回軽く混乱するのは、この作品を繰り返し見た人間の共通経験だと思う。声優の仕事の幅を意識させられる役だった。

この作品を「単なるハーレムコメディ」と片付けることは簡単にできる。実際そういう側面は大きい。ただ、「死者が生者と共に生活し、生者を守るために戦う」という構造の裏に、じわじわと「それでも誰かのそばにいたい」という感情が滲んでいる。あからさまに主張してこないからこそ、2周目以降で急に気になり始めるタイプの作品だ。

特に刺さったシーン

歩夢が魔法少女に変身するシーンは何度見ても慣れない——慣れたくもない。フリルのスカート、ピンクの衣装、チェーンソー。このビジュアルを2011年に「そういうものとして」やっていたのが今見るとむしろ異様で、当時の視聴者がどういう顔で見ていたのか少し知りたくなる。

金元寿子さん演じる吉田友紀は、序盤では典型的なクラスメートポジションだが、後半になると輪郭がはっきりしてくる。金元さんの演技は押しつけがましくない温度感が持ち味で、ヒロインとして前に出てくる場面よりも、ちょっとした反応芝居の方が印象に残っている。

安元洋貴さんのケルベロス・ワンサルドは出番こそ多くないものの、声の圧で存在感を保ち続けていた。安元さんはただしゃべっているだけでうるさい、という稀有な才能を持っているが、この作品でもその持ち味がそのまま出ている。吉野裕行さんの織戸は、歩夢の友人として空気を読まないギャグを担当していて、このキャストにこの役というのが妙なバランスで機能していた。終盤の数シーン、シリアスになりかけた空気を織戸が一言で壊す場面が特に好きだ。

読んで見たくなったら——『これはゾンビですか?』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 2010年代前半の深夜アニメのテンション感が好きな人
  • 「ハーレム×バトル×コメディ」が混在する作品を素直に楽しめる人
  • 変身シーンの馬鹿馬鹿しさを笑えるメンタルがある人
  • 日笠陽子三石琴乃金元寿子のキャリアを追っているファン
  • 設定の細かい整合性よりキャラクターのノリで見られる人

合わない人

  • 「死」というテーマを丁寧に扱ってほしい人——本作はギャグで流す
  • ハーレム展開が生理的に受け付けない人
  • 世界観設定の整合性を求める人——設定はかなり雑に積み上がっていく
  • キャラクターの感情変化を丁寧に追いたい人——そこへの注力は薄め

次に見るなら

「異能を持つ存在が家に転がり込んでくるコメディ」が好きなら這いよれ!ニャル子さんも合う。同時期の深夜アニメで、異世界の存在が普通の家庭に住みつく構造は本作と近い。テンションはこちらの方がさらに高め。

「死んで特殊な力を得た男子高校生」という構造をもう少し違う角度で見たいならハイスクールD×Dが定番どころ。バトルとハーレムとコメディの比率が似ていて、本作が好きなら外れにくい。

ユークリウッドのような「無口・圧倒的な力を持つヒロイン」に刺さったなら問題児たちが異世界から来るそうですよ?の方向性が近い。2013年前後の深夜枠で、似た空気を持った作品を続けて見たいときの一本として。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『これはゾンビですか?』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。サブスク加入済みであれば追加料金なしで楽しめる環境が整っており、続編『これはゾンビですか? OF THE DEAD』とあわせて一気見するのがおすすめです。いずれのサービスも無料トライアル期間中に視聴を始めることができます。

よくある質問

Q. 『これはゾンビですか?』は何話あるの?
A. 第1期は全12話+OVA2話構成です。続編『これはゾンビですか? OF THE DEAD』も全10話+OVA1話があり、合わせて視聴することでストーリーをより深く楽しめます。
Q. どんな人におすすめのアニメ?
A. ハーレムコメディやギャグアニメが好きな方はもちろん、バトルや軽めのダーク要素が好きな方にも向いています。テンポが良くサクサク観られるので、気軽に笑えるアニメを探している方に特におすすめです。
Q. 原作ラノベを読まなくてもアニメだけで楽しめる?
A. 問題なく楽しめます。アニメ単体でストーリーが完結するよう構成されており、登場人物の背景も丁寧に描かれているため、原作未読でも置いてけぼりになる心配はほとんどありません。
Q. 続編から観ても大丈夫?
A. 続編『OF THE DEAD』は第1期の登場人物・世界観を前提に進むため、必ず第1期から視聴することを推奨します。第1期を先に観ることでキャラクターへの愛着が増し、続編もより楽しめます。

まとめ

『これはゾンビですか?』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。サブスク加入済みであれば追加料金なしで楽しめる環境が整っており、続編『これはゾンビですか? OF THE DEAD』とあわせて一気見するのがおすすめです。いずれのサービスも無料トライアル期間中に視聴を始めることができます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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