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ブラッドラッド
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Brain’s Base |
スタズは魔界のボス吸血鬼だが、人間の血に興味がない。むしろ日本文化に夢中だ。日本の少女・柳冬美が誤って魔界都市に迷い込んだことを知り、彼は喜び勇んで会いに行く。しかし、スタズが縄張り荒らしに対処している間に、無防備な冬美がモンスターに殺されて彷徨う霊となる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
魔界の一角を支配する吸血鬼のボス・スタズは、同族とは異なり人間の血には興味がない。その代わり、日本のアニメやゲームといったオタク文化に誰よりも熱狂している。ある日、日本の女子高生・柳冬美が魔界都市に迷い込んだと知り、スタズは大喜びで会いに行く。しかし縄張りへの侵入者を撃退している隙に、無防備な冬美がモンスターに食べられて幽霊になってしまう。罪悪感と興味を抱えたスタズは、冬美を人間の体に戻すべく奔走することを決意する。みどころ・魅力
① 吸血鬼×オタクというユニークすぎる主人公設定
最強の魔界ボスでありながら、日本のアニメ・マンガ・ゲームに目がないオタク吸血鬼というキャラクターが新鮮。強さと緩さのギャップが笑いを生み、シリアスなバトルシーンと日常コメディのテンポよい切り替えが癖になる。スタズの言動すべてが愛おしいと感じさせる魅力がある。② テンポのいいアクションとコメディの融合
魔界という舞台ならではの個性的なキャラクターが続々登場し、バトルシーンも軽快なツッコミを交えながら展開する。重くなりすぎず、しかし戦闘の熱量もしっかり感じられるバランス感覚が絶妙。全10話という短さで中だるみなく駆け抜ける構成も、一気見しやすい魅力のひとつだ。③ 冬美を「生き返らせたい」というシンプルな動機が生む物語の深み
スタズが冬美を元の姿に戻そうとする旅路を通じて、魔界の政治構造やスタズ自身の出生の秘密が少しずつ明かされていく。コメディベースながらも伏線と謎が積み重なり、続きを知りたくなる引力がある。原作ファンにとっても、アニメオリジナルの演出や声優陣の熱演が楽しめる一作。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 宮繁之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 古怒田健志 |
| キャラクターデザイン | 藤崎賢二 |
| 音楽 | 林ゆうき |
| OP | May’n「ViViD」 |
| ED | 南里 侑香「BLOODY HOLIC」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「オタクの吸血鬼」という一言で手を止めた。2013年の夏アニメ、タイトルだけ見ると「またバトル系か」と流しそうになるやつだ。でも設定を読んだら、魔界のボスが人間の血じゃなく日本のアニメに夢中という話で、それは確かめないといけないと思って1話を開いた。
最初に見たとき、思っていたより画面がポップで、主人公スタズのテンションが妙に低くてよかった。魔界の番長なのに部屋にフィギュアが並んでいて、日本人の女の子が迷い込んできたときの反応が完全にオタクのそれだった。2回目で気づいたのは、逢坂良太の演技がこのキャラクターの核心を作っていること。熱量があるのに声のトーンは乾いていて、その絶妙な温度感がスタズという人物そのものだった。
「本物のファン」は、その文化に生まれなかった者の方が純粋かもしれない、という話
スタズは日本文化のオタクだが、日本人ではない。吸血鬼であり魔界の住人であり、本来なら人間の血を渇望するはずの存在だ。それが血には見向きもせず、アニメを見てゲームをして、日本を夢見ている。
これはある種の「外からの愛」の話だと思う。日本に生きていれば当たり前に触れているものを、スタズは命がけで手に入れようとする。日本語を学び、文化を吸収し、憧れの地に渡ることを夢見ている。そのひたむきさは、内側にいる人間には持ちにくい類のものだ。
作中でスタズが日本の少女・冬美と出会い、彼女を人間に戻す旅が始まるのも、突き詰めれば「憧れの場所に行くための理由」を手に入れたからだと読める。目的はもちろん冬美のためだが、スタズにとってそれは同時に、自分が夢見てきた世界に踏み込む扉でもある。
この構造が面白いのは、魔界というステージが「外側」であり続けることだ。スタズはどれだけ日本文化に詳しくても、日本には属せない。その断絶は最後まで埋まらないし、作品もそこを無理に解決しようとしない。「好きなものを愛するために、その場所に生まれる必要はない」——そういう静かな肯定が、コメディとバトルの隙間にずっと流れている。
木村良平が演じるブラッド・D・ブラッズのような、同じ吸血鬼でも貴族的な振る舞いをするキャラクターと並べると、スタズのアウトサイダー性がより際立つ。同じ魔界の住人でも、スタズの方が「正しい吸血鬼」からははるかに遠い。外れ者が外れ者として堂々としている話として見ると、この作品の読み応えがもう一段増す。
特に刺さったシーン
序盤、スタズが冬美と初めて会う場面が好きだ。魔界の番長という肩書きで登場した直後に、日本人が来たと聞いて目を輝かせる。そのギャップの落差を、逢坂良太が声のトーンだけで表現している。テンションが上がっているのに声は抑え気味で、でも確実に浮き足立っている——あの感じは、複数回見てもずっと機能している。
斎藤千和が演じる豆次郎の登場シーンも印象に残っている。あれだけのキャリアを積んだ声優が、ああいう飄々としたポジションのキャラクターをやると、画面の中の存在感がまるで違う。三石琴乃のネネも同様で、どこか余裕のあるトーンが場面の空気を安定させている。
遊佐浩二が演じるアキムが絡む中盤以降の展開では、バトルシーンの緊張感と前半のコメディのバランスが試される場面がある。そこで作品の地力が出ていて、笑いとシリアスを同じ画面に乗せる技術は相当なものだと2回目で改めて思った。
読んで見たくなったら——『ブラッドラッド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「テンション低めで飄々とした主人公」が好きな人
- 異世界設定の中にオタク文化ネタが混ざるのを楽しめる人
- コメディとバトルが同居するアニメを探している人
- 2013年前後の深夜アニメの空気感が好きな人
合わない人
- 「続きが見たい」で終わることへの耐性がない人(全10話で原作途中まで)
- バトル展開に伏線回収の爽快感を求める人
- ファンサービス描写が一切NGな人
- 世界観の詳細な説明がないと落ち着かない人
次に見るなら
スタズのような「本来いるべき場所ではないところで自分を貫く」キャラクターが好きなら、はたらく魔王さま!もはまる。魔王が現代日本でアルバイトするという設定で、異文化への適応と本人の矜持の話として読めるコメディだ。日常と非日常のバランスの取り方が近い。
「オタクが異世界に飛び込む」という構造に惹かれたなら、ノーゲーム・ノーライフを続けて見てもいい。こちらはゲームオタクの兄妹が別世界に召喚される話で、主人公たちの知識と執着が武器になる点でブラッドラッドと通じるものがある。テンポも速い。
10話で終わった物足りなさを原作で埋めたい場合は、ブラッドラッド自体の漫画版(内水融)を読むのが一番早い。アニメはほぼ原作準拠なので、続きがそのまま続く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ブラッドラッド』はdアニメストアおよびU-NEXTで現在配信中です。どちらのサービスも対象作品として配信されているため、加入中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。全10話とコンパクトにまとまっているので、週末の一気見にもぴったりの作品です。


