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棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | bones |
チャイカとトルとその仲間たちは皇帝ガズの遺骨を探し続けていた。しかしチャイカは自らのアイデンティティと任務について疑問を持ち始める。謎の人物ガイに促され、チャイカはトルを離れて隠された島へ向かい、「皇帝の財宝」を回収して自分の過去の秘密を明かそうとする。サボタージュ者としての義務を果たせないトルは、彼女を追わなければならないと気づく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
チャイカとトル、そして仲間たちは、かつての皇帝ガズの遺骨を集める旅を続けていた。だが遺骨集めが終盤に近づくにつれ、チャイカは「自分が何者なのか」「この任務に本当の意味はあるのか」という疑問を抱き始める。そんな折、謎の人物ガイの言葉に導かれたチャイカは、仲間のもとを離れ、隠された島に眠る「皇帝の遺産」を求めて単身旅立つ。サボタージュ者としての務めを果たせぬまま彼女を見送ったトルは、再びチャイカを追うことを決意する。世界の秘密と少女の出自が、静かに明かされていく完結編です。みどころ・魅力
① 「チャイカとは何者か」という核心に迫る完結編
第1期で散りばめられた謎が一気に収束していきます。遺骨集めの果てに浮かび上がる皇帝ガズの真意と、チャイカ自身のアイデンティティ。物語の根幹に関わる秘密が解き明かされ、シリーズ全体の伏線が結実する終盤の展開は見逃せません。② 立場が交錯する群像劇としての厚み
サボタージュ者のトルとアカリ、ボーズ一行、そして敵対する者たち。それぞれが異なる思惑と過去を抱えながら同じ遺産を追います。単純な善悪では割り切れない人物配置が、戦いに重みと切なさを与えています。③ ボンズ制作による安定したアクション描写
ガンドゥの杖を駆使したチャイカの魔法戦や、トルの剣戟など、戦闘シーンの密度の高さも本作の魅力です。ファンタジー世界の設定を活かした能力のぶつかり合いが、テンポよく描かれています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 増井壮一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 待田堂子 |
| 原作 | 榊一郎 |
| 原案キャラデザ | なまにくATK |
| キャラクターデザイン | 新井伸浩 |
| 音楽 | 長岡成貢 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | 野水伊織「漆黒を塗りつぶせ」 |
| ED | 「ワタシハオマエノナカニイル」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「棺を背負った白髪の女の子が片言でしゃべる、ちょっと変わったファンタジー」くらいの認識で見始めた。正直に言うと、1期から数年あいだが空いて、覚えていたのは「チャイカ!」と名乗るあの喋り方だけ。話の筋はきれいに抜け落ちていた。それでも棺の中身が気になって、結局このAVENGING BATTLEまで通しで見てしまったのを覚えている。最初に見たときは「皇帝の遺骨を集める旅もの」だと思っていた。2回目に見返して気づいたのは、これが旅の話の顔をしながら、ずっと「終わってしまった戦争の後始末」を描いていたということだった。チャイカの片言は、ただのキャラ付けじゃなかった。
戦争が終わったあと、戦うために生まれた者はどこへ行けばいいのか
この作品は、表向きは「死んだ皇帝ガズの遺骨を巡る争奪戦」の物語だ。でも軸を一段下げて見ると、描かれているのはずっと一貫している。三百年続いた戦争が終わったあと、戦うためだけに作られた人間たちが、いったい何者として生きればいいのか——その問いだけを、最初から最後まで手を替え品を替え繰り返している。
サボタージュ者という設定が象徴的だ。彼らは戦争のために鍛えられ、戦争が終わった瞬間に存在理由を失った。トールが「やることがない」とこぼすあの感覚は、コメディの顔をしているけれど中身は重い。役目を終えた人間が、平和な世界で居場所を見つけられない話なのだから。
そしてチャイカそのものが、この問いの極限にいる。彼女は誰かの目的のために用意された存在で、自分のアイデンティティすら借り物かもしれないと疑い始める。AVENGING BATTLEで彼女がトールから離れ、隠された島へ自分の過去を確かめに行く展開は、まさにそこに踏み込んでいく。「与えられた役目を果たす自分」と「自分で選ぶ自分」、どちらを取るのか。皇帝の遺骨を集める旅は、最後にはチャイカが自分の意志を持てるかどうかの旅にすり替わっている。
単なる遺骨争奪のファンタジーではなく、「戦後に残された者の落としどころ」を、剣と魔法の枠を借りて真正面から扱った作品だと思う。だから片言のチャイカが「自分の言葉」を獲得していく過程に、思っていたより胸を掴まれた。
特に刺さったシーン
刺さったのは、チャイカがトールたちから一度離れる終盤の選択だ。これまで守られて運ばれてきた彼女が、自分の足で過去に向かおうとする。あの片言が、迷いながらも自分の意志を口にする声に変わっていく瞬間に、思わず姿勢を正してしまった。間島淳司が演じるトールの、淡々として見えて芯のところで折れないあの声質が、ここで効いてくる。やる気のない男に見せかけて、追わなければと気づいてしまう不器用さが声から滲んでいる。
そして櫻井孝宏のシン・アキュラ。敵側に回るこの男の、低く落ち着いた声で語られる理屈が、ただの悪役で済まないところまで連れていく。彼が背負っているものとトールが向き合う場面は、兄弟というより「同じ役目を背負わされた者同士」の対話に聞こえて、何度見ても手が止まる。斎藤千和のフレドリカが時々挟む軽口がなかったら、たぶん画面がもたなかった。あの緩急の付け方は本当にうまい。
読んで見たくなったら——『棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 剣と魔法の冒険ものの裏で、戦後・喪失・アイデンティティといった重めのテーマが流れている作品が好きな人
- パーティーものの掛け合いと、シリアスな核心の緩急を両方味わいたい人
- 1期から通して見て、伏線が回収されていく構造を追うのが好きな人
- 櫻井孝宏・間島淳司・斎藤千和あたりの演技を、役の重みごと聴きたい人
合わない人
- 1話完結ですっきり終わる話を求めている人(これは2期から見ると確実に置いていかれる)
- 世界観の固有名詞や設定の説明が多めなのが苦手な人
- 主人公がはっきりした目的に向かって突き進むタイプの王道展開を期待している人
次に見るなら
「決められた運命を背負わされた少女が、それでも自分で道を選ぼうとする」話に惹かれたなら、同じ榊一郎原作のスクラップド・プリンセス。世界を滅ぼすと予言された王女の逃避行で、チャイカと根っこのテーマが地続きになっている。
戦後の世界と、その後始末を背負う人間たちの群像が好きなら、同じく榊一郎が手がけたグランクレスト戦記。混沌に呑まれた大陸を治めていく話で、戦いの「その先」を描こうとする視点が近い。
そして「武器として生まれた存在が、自分の言葉と意味を獲得していく」過程に胸を掴まれたならヴァイオレット・エヴァーガーデン。終わった戦争と、残された者の再生という主題が、チャイカの片言の話と静かに響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。第1期から続けて一気に見たい方は、これらの配信サービスを利用するのがおすすめです。気になった方はぜひチェックしてみてください。


