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暁のヨナ
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Pierrot |
ヨナは大王国の唯一の王女として、溺愛する父と幼馴染で護衛のハクに守られ育てられた。しかし16歳の誕生日、最愛の従兄スウォンが玉座を奪うため父を殺害する。ヨナは城から逃げ出し、ハクの故郷で新しい人生を始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大国コカの王女・ヨナは、慈愛深い父王と幼馴染の護衛ハクに守られ、何不自由なく育った。しかし16歳の誕生日、深く慕っていた従兄スウォンが王位を奪うために父を手にかける。命からがら城を脱出したヨナはハクとともに荒野へ逃れ、祖国と自分自身の真実を知るための旅に出る。王宮という守られた世界を失った少女が、過酷な現実のなかで剣を手に取り、四龍の戦士たちと出会いながら成長していく物語。みどころ・魅力
① 箱入り王女から戦士へ──ヨナの圧倒的な成長曲線
か弱い王女だったヨナが、父の死と亡命という極限状況を経て弓を持ち、自ら戦場に立つまでの変化は本作最大の見せ場。守られるだけの存在から仲間を守る側へと転じる過程が丁寧に描かれており、そのたびに胸を打つ。② 四龍の戦士たちとの出会いが生む、濃密なキャラクター群像劇
白龍・青龍・緑龍・黄龍という個性豊かな四人の戦士が、それぞれの過去と葛藤を抱えてヨナのそばに集う。彼らの絆と軽妙な掛け合いは笑いと涙を同時に呼び起こし、長尺でも飽きさせない人間関係の深みを生み出している。③ 裏切りと贖罪が交差する、緊張感ある政治ドラマ
スウォンがなぜ父王を殺したのか──その真相が少しずつ明かされる構成は、単純な勧善懲悪を拒否した複雑な物語を生む。王朝の腐敗、民の苦しみ、スウォン自身の信念が絡み合い、ヨナとの関係に一筋縄ではいかない余韻を残す。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 米田和弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 猪爪慎一 |
| キャラクターデザイン | 吉川真帆 |
| 音楽 | 梁邦彦 |
| 美術監督 | 渡辺三千恵 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | 両国国技館「暁のヨナ」 |
| OP | シンシア「暁の華」 |
| ED | ヴィストリップ「夜」 |
| ED | 志方あきこ「暁」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「少女漫画原作のファンタジー」という一文で、正直あまり期待していなかった。王女が追われて、強い男に守られながら成長する——そういう話だろうと思って、半分流しながら1話を見た。
気がついたら3話まで見ていた。
最初に引っかかったのはヨナじゃなくてハクだった。ああ、このキャラ、いいな、と。守るだけじゃなくて、ちゃんと怒るし、からかうし、でも一番ヨナのことを見ている。2周目で気づいたのは、ハクが最初から「もう戻れない」ということを分かっていてヨナを連れ出しているんだということで、そこに気づいてからセリフの重さが全然違って聞こえた。
斎藤千和が演じるヨナの声が、序盤と終盤でこんなに変わるのかというのも、見返してみて初めて実感した。台本じゃなくて成長の軌跡として声が変わっていく。
守られる側から「意志を持つ人間」になること——これは変容の話だ
この作品を「少女漫画的な逃避行ロマンス」と思って見始めると、途中から妙に手応えが変わってくる瞬間がある。ヨナが弓を手にするあたりだ。
ヨナは最初、ほぼ何もできない。守られることしか知らず、愛されることを当然のように受け取って育った子で、その無力さはかなりリアルに描かれている。城を追われて最初にぶつかる現実——民が飢えていること、父が理想だと信じていた国がそうではなかったこと——これを彼女はまず直視することから始めなければならない。
普通のファンタジーなら「強くなって復讐」という動線を引くところを、この作品はそこをメインにしない。ヨナが変わっていくのは、復讐のためではなく「自分の目で見た現実に対して、自分が何かできる人間でありたい」という意志からだ。それが弓として表れる。戦うための武器として弓を選ぶのではなく、守られてばかりの自分を終わらせるための選択として弓がある、という描き方がきちんとされている。
四龍との出会いも、「伝説の戦士を集める」という構図でありながら、ひとりひとりが長い孤独や傷を抱えていて、ヨナと出会うことで初めて「生きていていい」と感じる過程が丁寧に描かれている。岡本信彦演じるシンアの、言葉をほとんど持たないあの寡黙さ。あそこで饒舌にしなかったことの正しさは2周目でより強く感じた。諏訪部順一のジェハはまた別の意味で「距離を置くことで生きてきた人間」の声をしていて、軽薄そうに聞こえるセリフほど、本当のことを言っている。
下野紘のゼノは、あえてここでは多くを書かない。ちゃんと最後まで見てほしい。
そしてこの物語の複雑さのひとつが、スウォンだ。単純な悪役にしない作りが、この作品を一段階上に押し上げている。ヨナを追う側にいる櫻井孝宏演じるカン・テジュンも含めて、「敵と呼びきれない人間」がいることで、復讐という感情の行き先が何度もぐらつく。そのぐらつきがリアルだし、ヨナというキャラクターへの信頼につながっていく。
2期が来ない。ずっとそれだけ思っている。
特に刺さったシーン
ヨナが初めて矢を放つシーンを、何回見ても同じように息が止まる。あそこはカット割りも音楽も最小限で、だから余計に重い。斎藤千和の声が「覚悟」じゃなくて「震えながら決める」感じで出ていて、それが正しかった。覚悟満々のヒロインより、怖いけど引かない人間の方がずっと信頼できる。
四龍それぞれとの出会いのエピソードで、シンアに関わる話は特に好きだ。岡本信彦がああいう「言葉が少ない」役をやると、沈黙の密度が変わる。何も言わないシーンで何かが伝わる、という演技で、声優と夜あそびのMC回での彼のしゃべりとのギャップが面白い。
ハクとヨナのやりとりは全部好きなんだけど、特に序盤の「守ってやるから黙ってついてこい」から少しずつ変化していって、ヨナが自分で動けるようになっていくにつれてハクの言葉の質が変わる、あの推移が好きだ。そこを意識して見直すと、ハクというキャラクターがいかによくできているかがわかる。
読んで見たくなったら——『暁のヨナ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
こういう人に向いている:
- 「最初は守られてばかりのヒロインが、自分の足で立っていく」成長譚が好きな人
- 群像劇として楽しめる人。四龍それぞれにしっかり尺があって、全員がちゃんと「人間」として描かれている
- 敵と呼びきれない人間関係の複雑さが好きな人
- 声優の演技に注目しながら見る習慣がある人。豪華なキャストが全員本気を出している
- ハクみたいなキャラが刺さる人(刺さる)
合わないかもしれない人:
- 1クールで完結する話を求めている人。2クール使っても原作の序章程度で終わる。続きは漫画で読むことになる
- アクション比率が高いものを期待している人。戦闘よりもキャラクターの内面と関係性に比重がある
- スウォンに対して「悪役らしく悪でいてほしい」と思う人は、この作品の描き方に居心地の悪さを感じるかもしれない
次に見るなら
王宮を離れ、旅をしながら仲間を集めて成長していくという構造が好きなら、獣神演武も見てほしい。政治と友情と裏切りが絡み合うファンタジーで、暁のヨナと近い「信じていた世界が崩れるところから始まる話」の系譜にある。
四龍のような「力を持て余して孤独に生きてきた者たちと出会う」ロードムービー的な構造が好きなら、ふしぎ遊戯の文脈も参照できる。古い作品だが、異世界召喚×少女×七星士の元祖として見ると発見がある。
ハクのような「不器用な忠誠と愛情を同時に抱える男」が好きなら、アンゴルモア 元寇合戦記あたりに似た手触りがある。時代もジャンルも違うが、「守ることと戦うことが地続きの人間」を描く重さは共鳴する。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『暁のヨナ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVの4サービスで配信中です。主要な定額見放題サービスに揃って対応しているため、すでに加入しているサービスがあればすぐに視聴を始められます。一気見しやすい環境が整っているので、ぜひヨナの旅を最初から追いかけてみてください。


