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空挺ドラゴンズ
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | POLYGON PICTURES |
飛行船クウィン・ザザは、空を舞う危険で美味しい魔法の怪物・ドラゴンを狩る。ほとんどの人々はドラゴンを恐れるが、ザザの乗組員は彼らを捕獲し、ドラゴンのみが提供できる医療と食料を世界に提供することを専門とする。危険な生業で、失敗は死を意味することもあるが、成功時の報酬は莫大である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
空を舞う巨大な魔法生物「龍(ドラゴン)」を狩る人々――龍捕り(ドラゴン)。飛行船クウィン・ザザの乗組員は、世界の空を旅しながら危険な龍を追い続けます。多くの人が龍を恐れる一方で、彼らにとって龍は食料となり、薬となり、燃料となるかけがえのない恵み。新人のタキタや、龍を心から愛する変わり者のミカらクセの強い面々が、命がけの狩りと素朴な暮らしを重ねていきます。失敗すれば死もあり得る過酷な生業ですが、仕留めた龍がもたらす報酬は計り知れません。空と龍をめぐる、力強くも温かな冒険譚です。みどころ・魅力
① 圧倒的なスケールの「空×龍」アクション
広大な空を舞台にした龍とのバトルは本作最大の見せ場。飛行船から銛を打ち込み、巨大な龍へ挑む狩りの描写は迫力満点です。CGと手描きを融合させた龍の動きは生々しく、危険と隣り合わせの緊張感が画面いっぱいに広がります。② 思わずお腹が空く「龍メシ」描写
仕留めた龍は余すところなく調理され、乗組員たちの食卓に並びます。脂の乗った龍肉のステーキや煮込みなど、湯気まで伝わる料理シーンは必見。命をいただくことの重みと豊かさを、美味しそうな食事を通して丁寧に描いています。③ 個性豊かなクウィン・ザザの乗組員たち
龍を愛しすぎる変わり者ミカ、新米のタキタをはじめ、乗組員一人ひとりに確かな個性と背景があります。危険な仕事の合間に交わされる何気ない会話や絆が、物語に温かみを添え、長旅の日常そのものを魅力的に映し出します。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 吉平直弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 上江洲誠 |
| 音楽 | 横山克 |
| 美術監督 | 尾身千寛 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 神山羊「群青」 |
| ED | 赤い公園「絶対零度」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
竜を狩って食べる話、というワンフレーズだけがずっと頭に残っていた。狩るのはまあわかる、ファンタジーだし。問題は「食べる」のほうで、あの巨大な怪物のどこをどう食うんだという素朴な疑問だけで再生ボタンを押した。正直、最初の数分は3DCGの質感に少し身構えた。表情の動きが普段の手描き作画と違う温度で、ここに馴染めるかなと。ところが竜の解体が始まったあたりから、その違和感がきれいに裏返る。脂の照り、肉を切り分ける重さ、湯気。CGだからこそ「物としての質量」がやけにリアルで、気づいたら腹が鳴っていた。2回目に見直すと、序盤のどうでもいい船上の雑談がぜんぶ伏線というか、この乗組員たちと長く付き合うための助走だったとわかる。地味な入りなのに、後から効いてくるタイプだった。
竜は神でも怪物でもなく、ただの「獲物であり、食材」だという肝の据わり方
この作品を一言で「グルメファンタジー」と片づけると、たぶん大事なところを取りこぼす。空挺ドラゴンズが本当に描いているのは、巨大で美しくて命がけの相手を、それでも淡々と「生業」として処理していく人間の手つきのほうだ。竜を前にして誰も大げさに感動しない。畏れもするし、危ないから死ぬときは死ぬ。でも狩れたら捌くし、捌いたら食う。その当たり前さが、この物語の背骨になっている。
多くのファンタジーでドラゴンは「倒すべき強大な敵」か「畏怖の対象」だ。けれどクウィン・ザザの乗組員にとっては、それは月給であり、夕飯であり、医療品の原料でもある。神格化も悪魔化もしない。命を奪うことに対して妙な免罪符も用意しない。ただ「いただく」ことに対して手間を惜しまない。下処理を丁寧にやって、いちばん旨い食い方を考えて、残さず使う。あの料理描写の執拗さは趣味じゃなくて、倫理なんだと思う。殺した以上はちゃんと食う、というだけの。
だから竜料理のシーンは、グルメアニメのご褒美カットというより、彼らの労働の締めくくりに見える。狩りという過酷な仕事の対価を、湯気の立つ皿の上で受け取っている。命を奪う罪悪感を、おいしさで上書きするのでもなく、おいしさで引き受けている。そこがこの作品のいちばん静かで、いちばん強い部分だ。派手な竜退治を期待すると拍子抜けするかもしれないが、これは「食う」という行為をここまで真面目に撮ったファンタジーなんだと受け取ると、急に景色が変わる。
特に刺さったシーン
やっぱり竜を仕留めたあとの、解体から調理に流れていく一連が忘れられない。狩りの緊張がふっとほどけて、そこから先は完全に台所の時間になる。脂を落とす音、肉の断面、ぶっきらぼうに盛りつけられた皿。あれを見せられて腹が鳴らない人間はいないと思う。ここで竜の脂が滴った瞬間、思わず一時停止して「うわ、これずるい」と声が出た。
声の芝居も効いている。花澤香菜のヴァナベルは、腕利きの射手らしい乾いた落ち着きと、ふとした瞬間の素の柔らかさの切り替えが見事で、船の空気を一段引き締めてくれる。斉藤壮馬のジローも、軽口の奥にある実直さがちょうどいい温度で乗っていて、過酷な生業をやってる連中の「日常の声」として完璧だった。誰も叫ばないし泣き喚かない。淡々と仕事して、淡々と飯を食う。その抑えた芝居の積み重ねが、終盤の何気ない一言を妙に沁みさせてくる。
読んで見たくなったら——『空挺ドラゴンズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 飯テロ込みのファンタジーが好きで、料理描写をじっくり眺めたい人
- 派手な決着より、職人や乗組員の「生業の手触り」に惹かれる人
- ダンジョン飯やゴールデンカムイの「獲って捌いて食う」の快楽がわかる人
- 3DCGの質量感・物としてのリアルさを面白がれる人
合わない人
- 毎話わかりやすい山場と派手なドラゴン討伐を求めている人
- 手描き作画でないと表情に乗れない、CGの動きが苦手な人
- 淡々とした群像劇のテンポを「盛り上がりに欠ける」と感じる人
次に見るなら
ダンジョン飯が好きなら、空挺ドラゴンズはほぼ直撃する。魔物を食材として真面目に調理する発想も、命をいただくことへの腰の据わり方もよく似ていて、竜料理にやられた舌なら間違いなく満たされるはず。
過酷な生業とグルメの両立という点ではゴールデンカムイ。獲った獲物を捌いて食う描写の執拗さ、命がけの仕事と飯のうまさが地続きになっている感触は、クウィン・ザザの乗組員たちと同じ匂いがする。
3DCGアニメの表現として楽しみたいなら宝石の国を。質感の作り込みと、CGだからこそ届く美しさ・痛みの描き方に、空挺の解体シーンで感じた「物としてのリアルさ」に通じるものがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
アニメ「空挺ドラゴンズ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、ご自身が利用中のサービスで気軽に楽しめます。空を舞う龍狩りの冒険と絶品の龍メシ描写を、ぜひ見やすい環境でお楽しみください。
