終末のワルキューレ

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2021終末のワルキューレ

終末のワルキューレ

★ 3.4 / 5.0アクションドラマファンタジー超自然
放送年2021年
フォーマットONA
話数12話
原作漫画
制作Graphinica

人類700万年の文明が終わろうとしていた。千年ごとに世界中の神々が天界に集い、人類生存会議を開く。神々は人類の愚かさから滅亡を決定するが、13人のワルキューレの姉・ブルンヒルデが異議を唱える。「人類を試験してみてはどうか」と提案し、神々と人類の代表による格闘戦を企画する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

人類が誕生してから700万年。千年ごとに開かれる神々の会議で、ついに「人類滅亡」の決議が下された。しかし13人のワルキューレを束ねる姉ブルンヒルデは異議を唱え、一つの賭けを提案する——神と人類の代表者が一対一で戦う「神VS人類最終闘争(ラグナロク)」だ。13戦中7勝すれば人類は存続を許される。神話・歴史に名を刻む人類の英傑たちが、文字通り命を懸けて神に挑む壮絶な格闘譚が幕を開ける。

みどころ・魅力

① 神話と歴史が激突する、スケール圧倒的なバトル

ギリシャ・北欧・中国など世界各地の神々と、呂布・佐々木小次郎・アダムといった人類史の英傑が激突する。神話的設定と歴史的人物の組み合わせが生む意外性と興奮は唯一無二。1戦ごとに全力を尽くして描かれるバトルは、見応えとテンポ感が両立している。

② ワルキューレとの「神器変化」という熱い絆

人間は神に素手では太刀打ちできない。そこでワルキューレが自らの肉体を武器に変える「神器錬化」という命懸けの絆が描かれる。戦士と彼女たちの関係性には単なるバトルを超えた感情的な厚みがあり、勝敗を超えた感動を生み出す。

③ 敵である神々にも宿る”人間味”

滅亡を決めた神々だが、各神にも信念・誇り・葛藤が描かれ、単純な悪役として描かれない。人類側だけでなく神側の内面にも光が当たることで、勝敗の結末がより重く響く。善悪では割り切れない重層的な人物描写がドラマに深みを与えている。

キャスト・声優一覧

ゲル
ゲル
メイン
›
黒沢ともよ
トール
トール
メイン
›
緑川光
ゼウス
ゼウス
メイン
›
高木渉
呂布
呂布
メイン
›
関智一
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ
メイン
›
沢城みゆき
アダム
アダム
メイン
›
斉藤壮馬
佐々木小次郎
佐々木小次郎
メイン
›
山路和弘
ポセイドン
ポセイドン
メイン
›
櫻井孝宏
ヘルメス
ヘルメス
サブ
›
諏訪部順一
フギン
フギン
サブ
›
中野泰佑
W・A・モーツァルト
W・A・モーツァルト
サブ
›
ミケランジェロ
ミケランジェロ
サブ
›

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スタッフ

監督大久保政雄
シリーズ構成筆安一幸
原作フクイタクミ、梅村真也
原案キャラデザアジチカ
キャラクターデザイン佐藤正樹
音楽高梨康治
美術監督山口忍
音響監督蝦名恭範
OPマキシマムザホルモン 「KAMIGAMI-神噛-」
EDマキシマムザホルモン 「KAMIGAMI-神噛-」
ED島爺「不可避」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「神々と人間が格闘技で戦う」というあらすじを読んで、正直なところ笑った。笑いながら再生ボタンを押した。これはどう転んでも馬鹿馬鹿しいか最高かのどちらかだと思って。

冒頭、神々の会議で人類滅亡が決まりかける場面。そこに割り込んでくる沢城みゆきのブリュンヒルデの声が、思ってたより低くて、思ってたより静かだった。怒鳴らない。煽りもしない。ただ冷静に「試してみればいい」と言う。そのトーンだけで、あ、これはちゃんとした話をやろうとしてるんだ、と思い直した。

2回目に見たとき、最初の試合が始まる前の尺の使い方が気になった。神側も人間側も、どちらにも「なぜ戦うのか」を丁寧に積み上げてから殴らせている。あの構成は、格闘技マンガの文法をわかった上でやっている。

勝ち目のない試合に立つことが、人間の尊厳だという話

『終末のワルキューレ』を「神vs人間の格闘技アニメ」と説明すると、だいたい正確だし、だいたい何も伝わらない。構造だけ取り出すとトーナメント物だが、この作品がやっていることはもう少し偏執的だ。

神の側はほぼ無敵に近い。寿命もなく、肉体的な限界も人間とは桁が違う。それでも人間の代表として出てくる連中は——呂布奉先、アダム、佐々木小次郎——誰一人「勝てる算段がある」から立っているわけじゃない。むしろ全員どこかの時点で「ああ、これは無理だな」という局面に追い込まれる。それでも膝をつかない。なぜか。

関智一の呂布は、わかりやすく「最強」として描かれる。強さそのものが存在理由の男。彼がトールと戦うとき、最終的に問われるのは強さじゃなくて、強さの果てに何があるか、だ。関智一はその場面で声量を落とす。叫ばない。あの抑制が、呂布という男の孤独を補足している。

700万年の人類の歴史から13人しか選ばれない。その13人が、滅亡を賭けた試合に出る。スケールの話をするなら桁が意味わからんのだが、面白いのは、作品がそのスケールを「大きさ」として見せようとしていない点だ。毎回の試合を、徹底的に個人の話に落とし込む。神と人間の一騎打ちは、宇宙的な審判じゃなくて、二人の人間(神だけど)の間の、ごく私的な決着として描かれる。

ブリュンヒルデが戦士を選ぶ基準も、「勝てるかどうか」ではないと途中で気づく。彼女が見ているのは「人間として、何かを賭けて立てる人間かどうか」だ。沢城みゆきがそのキャラクターを演じる上で選んでいるのは、一貫して「感情を見せない」こと。それがかえって、彼女がどれだけのものを抱えているかを想像させる。

結局この作品は、負けることが決まっているかもしれない場所に立つことを、人間の最大の特徴として肯定している。神が持っていないのは、有限性と、それゆえの必死さだ。その非対称が、試合の構造そのものに組み込まれている。

特に刺さったシーン

序盤の呂布vsトール戦、終盤に差し掛かったあたりで画面の密度が急に上がる瞬間がある。Netflixのアニメらしく作画のリソースを溜めておいて一気に使う、あの配分が露骨でむしろ清々しかった。

緑川光のトールは、想像より「重い」声だった。神話的な豪快さじゃなく、何千年も生きてきた存在の、ちょっと疲れた感じ。それがトールというキャラクターの奥行きになっていて、2回目に見るとその疲れが最初から滲んでいることに気づく。

諏訪部順一のヘルメスは完全に狂言回しとして使われているのだが、あの飄々とした軽さがないと全体のトーンが重すぎる。試合の実況を担いながら、どちらにも肩入れしない立ち位置を、声だけで成立させている。あのキャスティングは意地が悪いくらい正解だった。

個人的に一番引っかかったのは、試合前に各戦士の「人生」を回想する構成だ。格闘技の煽りVTRみたいな作りなのに、見終わると普通に感情が動いている。仕掛けはわかっているのに効く。それはたぶん、回想の中で描かれる人物が、神相手でも格好よくも賢くもない、ただ人間的な弱さを持っている場面を選んでいるからだと思う。

読んで見たくなったら——『終末のワルキューレ』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

合う人

  • 格闘技マンガの「試合前の煽り」パートが好きな人。この作品はそこに全力を注いでいる
  • 歴史上の人物や神話キャラクターが「その解釈で来るか」という驚きを楽しめる人
  • 豪華声優陣のアテレコを試合ごとに楽しみたい人。キャスティングが露骨に豪華
  • Netflixで一気見したい人。試合ごとに区切りがあるので止めやすく、続きも気になる

合わない人

  • 作画の均質性を重視する人。配信オリジナル特有のリソース集中型で、試合外の作画は落ちる
  • ストーリーの「必然性」を求める人。キャラの掘り下げ方はやや強引で、感情を押しつけてくる側面がある
  • 原作ありきの映像化に厳しい人。原作ファンの間で賛否がある部分は正直ある
  • 試合以外の部分に興味を持てないと、幕間が少し冗長に感じるかもしれない

次に見るなら

神話・歴史キャラが戦う設定と、個人の誇りをかけた一騎打ちの重さが好きなら、次はこのあたりを。

  • バキ——格闘技アニメとして見るなら、同じく「強さとは何か」を問い続ける作品。試合前の心理戦と、異常なキャラクターたちの生き様の描き方に近いものがある。Netflixでも配信されており、シリーズが長いぶん沼も深い。
  • Re:ゼロから始める異世界生活——ジャンルは全然違うが、「勝ち目のない状況に何度でも立ち向かう」という構造が近い。主人公の動機を丁寧に積み上げてから追い詰める作り方に共通点がある。感情的な負荷は本作より高い。
  • フルメタル・アルケミスト 鋼の錬金術師 BROTHERHOOD——スケールの大きさと個人の話を同時に成立させる構成の参照点として。有限な命をどう使うかというテーマが、形は違うが通底している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『終末のワルキューレ』はNetflixにて独占配信中で、シーズン1・2ともに視聴可能です。続編シーズンも順次配信されており、一気見しやすい環境が整っています。神と人類の激闘を迫力ある映像で楽しみたい方は、Netflixでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『終末のワルキューレ』はどこで視聴できますか?
A. Netflixで独占配信されています。シーズン1・2ともに配信中で、Netflixの契約があればすぐに視聴可能です。
Q. 原作マンガとアニメはどちらから見るべきですか?
A. どちらからでも楽しめますが、アニメは要所を映像で一気に体感できる利点があります。アニメを先に見て気に入ったら原作に進む流れがおすすめです。
Q. グロ・暴力描写はどの程度ありますか?
A. 格闘バトルが中心のため流血・死亡描写があります。激しいアクション表現が含まれるため、視聴対象は中学生以上を目安にするとよいでしょう。
Q. 神話の知識がなくても楽しめますか?
A. 知識がなくても十分楽しめます。各キャラクターの背景はアニメ内で説明されるため、神話や歴史を知らない方でも自然にストーリーに入り込めます。

まとめ

『終末のワルキューレ』はNetflixにて独占配信中で、シーズン1・2ともに視聴可能です。続編シーズンも順次配信されており、一気見しやすい環境が整っています。神と人類の激闘を迫力ある映像で楽しみたい方は、Netflixでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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