バキ

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2018バキ

バキ

★ 3.6 / 5.0アクションスポーツ
放送年2018年
フォーマットONA
話数26話
原作漫画
制作TMS Entertainment

主人公の範馬刃牙は、世界最強の格闘家である父・範馬勇次郎を超えるため、激しい修行に取り組む。世界中の凶悪な死刑囚5人が刃牙に立ち向かうため集結する。彼らの目的は敗北を味わうことだ。比類なき強さと技に退屈した彼らは、刃牙との戦いに自分たちの人生の意味を求めている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

地下闘技場を制した高校生・範馬刃牙は、世界最強の男である父・範馬勇次郎を超えることを目標に日々鍛錬を積んでいる。そんな中、世界各地の死刑囚5人が突如脱獄し日本へ上陸する。彼らの目的は「敗北」を経験すること――絶対的な強さゆえに退屈しきった彼らが求めるのは、自分たちを負かすほどの強者との死闘だ。刃牙をはじめとする格闘家たちと凶悪な死刑囚との激突が幕を開ける。

みどころ・魅力

① 個性豊かな死刑囚たちとの息をのむ対決

5人の死刑囚はそれぞれ圧倒的な強さと異質なバックグラウンドを持ち、単なる悪役では終わらない複雑な人間像が描かれている。刃牙や武蔵坊弁慶など実力者たちとの対戦は展開が読めず、毎話ごとに緊張感が途切れない。格闘描写のテンポも良く、バトルの迫力が際立つ。

② 「最強」をめぐる哲学的テーマ

単純な勝ち負けではなく、「強さとは何か」「敗北にどんな意味があるか」という問いが全編を通じて流れている。死刑囚たちが敗北を渇望するという逆説的な設定が深みを与えており、アクション作品でありながら人間の本質に迫る重厚なドラマを楽しめる。

③ 個性際立つキャラクターの競演

刃牙・勇次郎の父子対立を軸に、烈海王・渋川剛気・独歩など原作から愛されるキャラクターが多数登場。各キャラが独自のスタイルと信念を持ち、死刑囚との対決を通じてそれぞれの魅力が引き出される。原作ファンも新規視聴者も楽しめる豪華な顔ぶれだ。

キャスト・声優一覧

範馬刃牙
範馬刃牙
メイン
島﨑信長
松本梢江
松本梢江
サブ
雨宮天
愚地克巳
愚地克巳
サブ
川原慶久
野村ガイア
野村ガイア
サブ
村瀬歩
烈海王
烈海王
サブ
小山力也
ヘクター・ドイル
ヘクター・ドイル
サブ
子安武人
本部以蔵
本部以蔵
サブ
稲葉実
ビスケット・オリバ
ビスケット・オリバ
サブ
大塚芳忠
ドリアン
ドリアン
サブ
銀河万丈
昂昇紅葉
昂昇紅葉
サブ
成田剣
猪狩完至
猪狩完至
サブ
梁田清之
花山薫
花山薫
サブ
江口拓也

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スタッフ

監督平野俊貴
シリーズ構成浦畑達彦
キャラクターデザイン鈴木藤雄
音楽藤澤健至
美術監督大石ノリコ、河野次郎
音響監督浦上靖之、浦上慶子
OPグランロデオ「BEASTFUL」
OPFear, and Loathing in Las Vegas「The Gong of Knockout」
EDDEVIL NO ID「RESOLVE」
EDデビル・ノー・アイディー「BEAUTIFUL BEAST」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

バキは長年「怖くて手が出なかった」作品だった。原作マンガの評判は知っていたし、格闘好きの友人に何度か勧められてもいた。ただあのビジュアル——筋肉の描き方とか、人間の顔つきとか——が独特すぎて、なんとなく後回しにし続けていた。そのうちNetflixに入ったのをきっかけにとりあえず1話だけ、と再生したのが2018年のこと。

最初の印象は「あ、これ思ってたのと違う」だった。血みどろのバイオレンスを想像していたのに、どこか様式美がある。死刑囚たちが刃牙を求めて世界中から集まってくるという設定の、その動機——「敗北を味わいたい」という倒錯したロマン——が妙に刺さった。2周目を見たとき気づいたのは、この作品がずっと「強さとは何か」ではなく「生きることとは何か」を問い続けているということで、初回では格闘シーンに気を取られて見落としていたセリフがいくつもあった。

敗北を「欲しがる」人間の話

バキという作品を一言で説明するのは難しい。格闘アニメとして見れば確かにそうなのだが、それだけで済ませてしまうともったいない部分がある。核心にあるのは「圧倒的な強さを持った人間が、それでも満たされない」という逆説だ。

5人の死刑囚たちは、世界のどこかで最強クラスの存在として君臨していた。殺すことに長け、誰にも止められず、それゆえに何十年も「退屈」の中に生きてきた人間たちだ。彼らが刃牙のもとへ向かう理由は復讐でも征服でもなく、純粋に「負けたい」という欲求。これがこの作品の一番変なところで、かつ一番おもしろいところだと思う。

通常の格闘ものであれば、主人公が強敵を倒す快感が軸になる。バキにもそれはあるのだが、死刑囚たちの描き方が丁寧すぎて、単純な善悪の構図に落ち着かない。ヘクター・ドイルを演じた子安武人の声が特にそれを体現していた。あの独特の気怠さと狂気が混ざった声質が、「強さの果ての空虚」をセリフより先に伝えてくる場面が何度もある。子安さんは出演作が400本に迫る数あれど、こういう「文明に飽きた怪物」的なキャラクターの説得力は別格だと思っている。

範馬刃牙という主人公が面白いのは、彼が「最強の父を超えたい」という明確な動機を持ちながら、同時に死刑囚たちと同じ匂いを持っているところだ。島﨑信長が演じる刃牙には、少年らしい純粋さと、底知れない暴力への親和性が共存している。あの声で「俺は強くなりたい」と言われると、それが健全な成長願望なのか、死刑囚たちと同じ病のようなものなのか、判断がつかなくなる。それが2周目、3周目で見えてくるこの作品の深度だ。

文化としてのバキ、という言い方をする人がいる。格闘好きが通るべき通過儀礼、という感じ。実際そうだと思う。ただそれは単に「強いキャラクターが戦う作品」というだけでなく、「強さを極めた人間が行き着く場所」を描いた作品として文化になっているのだと、見終わってから気づいた。

特に刺さったシーン

終盤、刃牙と死刑囚の一人が対峙する場面で、相手が「お前に会いに来た」という趣旨のことを言う流れがある。殺しに来たのではなく、会いに来た。その言葉の重さが画面から伝わってきて、思わず一時停止した。

烈海王を演じた小山力也の演技がこの作品を通じて白眉だった。あの重低音で静かに語られると、中国武術の重みというか、歴史の積み重なりみたいなものが台詞に乗ってくる。激しいアクションシーンより、むしろ戦闘前後の静かな会話シーンで小山さんの声が一番効いていた。

花山薫の初登場シーンも印象に残っている。江口拓也の声は普段どちらかと言えばクールな青年役が多いイメージがあるのだが、あの体格と気性のキャラクターに乗せた演技は新鮮だった。「声優と夜あそび」でのMCとは全然別の顔で、役に対して真剣に向き合っているのが伝わってくる。野村ガイア役の村瀬歩も、台詞の少ない場面での息遣いや間の取り方が細かくて、2周目に音だけ集中して聞き直したくなった。

読んで見たくなったら——『バキ』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 格闘技・武道に少しでも興味がある人(競技知識がなくても楽しめるが、あると深度が増す)
  • 「強さの哲学」みたいなテーマが好きな人
  • キャラクターの動機が複雑な作品が好きな人——単純な悪役が出てこないことを評価できる人
  • 声優の演技を軸に作品を楽しめる人
  • 原作ファンで、アニメならではの音と動きで再体験したい人

合わない人

  • 暴力表現が苦手な人(血は出る、人は痛い目に遭う)
  • ストーリーの起伏やドラマ性を重視する人——この作品の「ドラマ」は独特で、一般的な意味での感情移入とは少し違う回路を使う
  • 作画の整合性を気にする人(筋肉表現が強調されており好みが分かれる)
  • 主人公が最初から強い作品が苦手な人——成長物語として見ると少し違和感があるかもしれない

次に見るなら

刃牙道バキ道(バキシリーズ続編)——同じシリーズの続編なのでそのまま続けて見るのが自然。刃牙の物語はここで終わらないし、むしろ父・範馬勇次郎との関係が深掘りされていくのでバキ本編が好きなら切れない。

ケンガンアシュラ——企業間の利権を格闘で決するという設定の異色格闘アニメ。バキと同じく「強さの哲学」を各キャラクターが体現しており、独特の様式美がある。NetflixオリジナルでCGアニメという点は好みが分かれるが、キャラクターの造形とバトルの密度はバキ好きに刺さりやすい。

ハジメの一歩——ジャンルとしてはボクシング青春ものだがバキとは真逆の方向性で「強さ」を描いている。バキを見た後に見ると、強さへのアプローチの違いが際立っておもしろい。長期シリーズなのでどこから入るか迷うが、序盤だけでも見る価値がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『バキ』はDMM TVおよびNetflixで配信中のため、すぐに視聴を始めることができる。DMM TVでは他のアニメ作品とあわせてまとめて楽しめるほか、Netflixでは字幕・吹き替えを選んで国内外どちらのスタイルでも視聴できる。どちらのサービスも対応しているため、使い慣れたプラットフォームで迫力の格闘バトルを堪能してほしい。

よくある質問

Q. バキはどこで見られますか?
A. DMM TVとNetflixで配信されています。どちらのサービスでも全話視聴できるため、すでに契約しているサービスからそのまま視聴できます。
Q. バキは原作マンガと内容は同じですか?
A. 2018年配信のONAは原作マンガ『バキ』の「最凶死刑囚編」をベースにしています。大筋は原作に忠実ですが、アニメオリジナルの演出も加えられています。
Q. バキを最初から見るにはどの作品から始めればいいですか?
A. 2018年配信の『バキ』が入門として最適です。以降のシリーズ(バキ 大擂台賽編など)へと続くため、本作から順番に視聴するとストーリーの流れを追いやすくなります。
Q. バキは暴力・グロ描写が強いですか?
A. 格闘シーンが中心のため血や打撃描写は多めです。激しいアクションが得意な方向けの作品ですが、過度にスプラッターな描写ではなく格闘技ファンが楽しめる内容になっています。

まとめ

『バキ』はDMM TVおよびNetflixで配信中のため、すぐに視聴を始めることができる。DMM TVでは他のアニメ作品とあわせてまとめて楽しめるほか、Netflixでは字幕・吹き替えを選んで国内外どちらのスタイルでも視聴できる。どちらのサービスも対応しているため、使い慣れたプラットフォームで迫力の格闘バトルを堪能してほしい。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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