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範馬刃牙
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
バキは自分の強大な父親を超えるために必要なスキルを習得するため、アリゾナ州立刑務所に入獄する。そこで彼は「鎖なき男」として知られる悪名高い囚人に挑む。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
最強の生物と称される父・範馬勇次郎を超えることを目標に掲げる少年・範馬刃牙。彼は「地上最強の生物」に近づくため、自らアリゾナ州立刑務所への入獄を志願する。そこに収監されているのは、死刑囚でありながら誰も手をつけられないほどの実力を持つ「鎖なき男」ビスケット・オリバ。刃牙はこの強敵に単身挑み、己の限界を試していく格闘バトルアニメ。みどころ・魅力
① 「鎖なき男」オリバとの頂上決戦
アリゾナ州立刑務所を舞台に繰り広げられる、刃牙とビスケット・オリバの激闘が本作最大の見せ場。自由を許された死刑囚という異色のキャラクター・オリバの圧倒的な肉体と存在感が際立ち、刃牙がどう立ち向かうかというドラマが緊張感を生み出す。② 父・勇次郎との因縁が深まる物語構造
表面上は刃牙とオリバの戦いを描きながら、物語の奥底では「最強の父を超えるとはどういうことか」というテーマが一貫して流れる。父超えという普遍的なテーマが格闘という形で表現されており、戦闘の迫力だけでなくドラマ性も楽しめる。③ ONA(オリジナルネットアニメ)ならではの濃密な構成
Netflixオリジナルとして制作された本作は、テレビ放送の制約を受けない構成で、原作の見せ場を凝縮して映像化。刃牙シリーズの流れを汲みつつも、本作単独からでも十分楽しめる入り口としても機能している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 平野俊貴 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
| キャラクターデザイン | 石川晋吾、鈴木藤雄 |
| OP | GRANRODEO「Treasure Pleasure」 |
| ED | GENERATIONS from EXILE TRIBE「Unchained World」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
バキは見てないけど、強さ議論だけは毎回見てる。そういう人間が一定数いることは知ってるし、自分もそのひとりだった。Twitterのタイムラインで「刃牙 vs ○○」みたいなスレッドが流れるたびに読んで、なんとなく文脈だけ把握してきた10年くらいがある。
実際に手を出したのはNetflixで『範馬刃牙』が上がっていたとき。ONAだから映像に期待しすぎてはいけない、と思いながら1話を再生したら、冒頭のアリゾナ州立刑務所の絵面が思ったよりずっと重くて、そのまま止まらなくなった。2回目に見たとき気づいたのは、刃牙が入獄を「選んでいる」という構造の奇妙さで、強くなるために自ら地獄に飛び込むという発想が、この作品の体温を決定づけているんだとわかった。
「父親」という絶対値を超えることの、途方もなさについて
この作品を単純な格闘アクションとして見ると、少し引っかかる部分が出てくる。刃牙が戦う相手は、たいてい「強さ」そのものの象徴として描かれるんだけど、物語の重力はずっと範馬勇次郎という存在に引き寄せられている。大塚明夫が声を当てているせいもあって、勇次郎が画面に現れるたびに空気が変わる。低く、静かで、それでいて有無を言わせない。ああいう声に育てられた息子が、どうやって「超えた」と実感できるのか、というのが本当の問いだと思う。
アリゾナ州立刑務所での話は、表面上は「鎖なき男」との対決なんだが、刃牙がそこで得ようとしているのは勝利そのものじゃない。父親という絶対値を基準にして生きている人間が、自分なりの強さの尺度を作ろうとしている過程だ。島﨑信長の演技がそこを丁寧に拾っていて、強がっているときと本当に覚悟が決まっているときの声のトーンが微妙に違う。セリフより先に声で「あ、本気だ」と伝わる瞬間が何度かある。
父を超える、というテーマ自体はありふれているようで、この作品がちょっと特殊なのは、勇次郎が「超えられることを望んでいない」という描写が随所にある点だ。敵対しているのに愛情がある、愛情があるのに破壊しようとする、その矛盾した関係性の重さが、格闘シーン以外の場面にもじわじわ滲んでいる。強さ議論だけ追いかけていた人間には、ここが一番刺さる部分かもしれない。
特に刺さったシーン
アリゾナ編で、刃牙が刑務所の中で周囲の人間たちと少しずつ関係を築いていく一連の流れが好きだった。山寺宏一が演じるトゥースとタング、ふたりのキャラクターを同じ声優が担当していると知ったのは2周目のときで、それを意識して見直すと、声のコントロールの精度に改めて気づかされた。片方は粗野で、片方はもう少し含みのある話し方をする。その使い分けが自然すぎて最初は気づかないようになっている。
終盤、刃牙が「鎖なき男」と正面からぶつかる展開は、ここまでの蓄積がある分だけ重量感が違った。勝ち負けより、刃牙が何かを証明しようとする顔が映るカットで、島﨑の声が一段落ち着いて、逆にこちらが緊張するという不思議な逆転が起きていた。ONAの映像品質にはたしかに制約があって、TVシリーズと比べると作画の密度が均一な部分もあるんだが、音響と演技でその密度を補っている箇所がある。
読んで見たくなったら——『範馬刃牙』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 強さ議論は好きだけど本編を追いかけるのが億劫だった人(入口として機能する)
- 大塚明夫か島﨑信長の演技が好きな人
- 父親との関係性に何かしらの引っかかりを持っている人
- Netflixでさっさと一気見したい人(全話の尺が短めでテンポがいい)
合わない人
- 格闘描写のリアリティにこだわる人(この作品のリアリティラインはかなり独自)
- ONA品質の映像が気になってしまう人
- シリーズの前後文脈なしで感情移入できるタイプでない人(勇次郎の重さは蓄積がある)
- ストーリーよりアクション密度を求める人
次に見るなら
バキ(2018年版)——『範馬刃牙』の前日譚にあたる作品で、死刑囚編がメイン。こちらを先に見てから改めて刃牙のアリゾナ編を見ると、キャラクターの関係性の厚みがまるで変わる。格闘描写の密度も高く、シリーズの土台として読める。
ケンガンアシュラ——Netflixオリジナルの格闘アクション。企業間の代理戦争という設定がシュールで、強さの見せ方のバリエーションが広い。刃牙ほど父子テーマは重くないが、キャラクターごとの「強さの哲学」みたいなものを比べる楽しさは共通している。
餓狼伝——バキ原作者・板垣恵介の別作品ではなく原哲夫×夢枕獏の漫画原作アニメ。「最強の格闘家とは何か」という問いを真面目に突き詰める姿勢が近く、強さ議論が好きな人には刺さる可能性が高い。
よくある質問
まとめ
『範馬刃牙』はDMM TVおよびNetflixで配信中のため、どちらかのサービスに加入していればすぐに視聴できる。Netflixではシリーズ作品がまとめて配信されていることも多く、続けて刃牙シリーズを楽しみたい方にも向いている。












