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Dororonえん魔くん メ〜ラめら
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
1970年代の東京で、邪悪な妖怪が人間界を襲っている。地獄から派遣された妖怪退治専門の「妖怪パトロール」メンバーのエンマ、ユキコ姫、カパエル、シャッポじいさんが、妖怪たちを退治するために活動する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
1970年代の東京を舞台に、人間界へと侵入してくる邪悪な妖怪たちが引き起こす騒動を描いたコメディ作品。地獄から派遣された「妖怪パトロール」の一員であるエンマ、ユキコ姫、カパエル、シャッポじいさんの4人が力を合わせて妖怪退治に奔走する。永井豪の原作を大胆にリメイクし、ギャグとお色気を全面に押し出したハイテンションな作風が特徴。みどころ・魅力
① 永井豪原作を現代風に昇華した濃厚ギャグ
1970年代の原作の雰囲気を残しつつ、2011年版ならではの過激なギャグと下ネタ全開のユーモアが炸裂する。テンポよく畳み掛けるボケとツッコミのリズムは癖になる中毒性があり、懐かしさと新鮮さが同居した独特の笑いを楽しめる。② 個性豊かなキャラクターたちの掛け合い
豪快で天然なエンマ、クールビューティーのユキコ姫、独特のテンションを持つカパエルとシャッポじいさんなど、癖の強いキャラクターたちが生み出す化学反応が見どころ。妖怪退治という使命そっちのけで繰り広げられるドタバタ劇が痛快。③ お色気と笑いが絶妙に混在するB級感の魅力
真剣にやっているようで全くシリアスにならない独特の空気感が本作の真髄。コメディとセクシー要素が遠慮なく共存しており、深夜アニメならではの吹っ切れた表現が随所に見られる。「こんなアニメが存在していた」という衝撃込みで楽しめる一作。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 米たにヨシトモ |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 木村貴宏 |
| 音楽 | 鈴木慶一 |
| OP | 遠藤正明とMOON RIDERS「魂メラめら一兆℃!」 |
| ED | ムーン・ライダーズ feat. ヨウコ「みんなくたばるサァサァサァ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
永井豪作品を遡っていたときに辿り着いたのが2011年版で、73年のオリジナルは名前だけ知っているという程度だった。「懐古趣味の新作だろう」と軽い気持ちで流し始めたら、1話目から全力で下品な方向に全振りしてきて、姿勢が変わった。ギャグの密度が妙に高くて、テンポに迷いがない。2回目に見直して気づいたのは、このリズムが意識的な設計だということ。懐かしさで作られた作品ではなく、ギャグアニメとしての構造がちゃんとある。元ネタ世代じゃなくても乗れる。
70年代ギャグアニメのDNAを現代に移植した——懐古ではなく「継承」の話
えん魔くんはある意味でかなり真面目な作品だと思う。2011年に作られているのに、ギャグの文法が70年代のそれとほぼ同じで、現代風にアップデートしていない。するつもりがそもそもない。妖怪退治という設定も、エンマの暴力的なキャラクターも、ユキコ姫の「脱げるキャラ」という役割も、全部オリジナルから輸入されたものをそのまま使っている。
これを批判として読んでほしくない。一種の誠実さだと思う。「永井豪的なもの」とはつまり、道徳的にグレーな笑いと過剰なエネルギーの同居で、それを現代の文脈にすり合わせてしまったらエッジが失われる。2011年版えん魔くんはそのことを理解した上で、あえて時代的にギクシャクしたまま作ることを選んでいる。
子安武人がエンマをやっていて、これが絶妙にハマっている。「権威があるのかないのかわからない、でも妙にパワフル」という演技の質感が、「地獄から来た偉い存在なのに基本的にやってることが下品」というキャラクターに完全に合致している。石田彰のカパエルも、あの抑えた演技で妙なリアリティを出していて、コメディの中で一人だけちょっと違う空気を纏っている。コメディに徹している周囲と一人だけ温度感が違う、あの浮き感がカパエルというキャラクターに妙にハマっている。
最初に「リメイクって感じ」という印象を持ったのは正しかった。でもそれは否定的な意味ではなく、「正しくリメイクされている」ということだった。時代を移植するのではなく、作品のDNAを移植する——そういう判断をした人間がいたんだと思う。懐古趣味ではなく継承として機能している稀なケースだ。
特に刺さったシーン
能登麻美子のユキコ姫が力を解放するシーンは毎回ちゃんと見てしまう。「上品なお嬢様」と「バトル向きの力強さ」を同じ声で同居させていて、その落差がギャグとしても機能している。能登さんの声はどんな役でもどこか品があって、えん魔くんのような作品に入ると逆にそのギャップが面白さに変わる。
川澄綾子のハルミは「普通の人間の女の子」というポジションで、作中でかなりの混乱にさらされ続ける。その反応演技が細かくて、妖怪的カオスに巻き込まれるたびの積み重ねがじわじわ効いてくる。序盤のとあるシーンで思いっきり振り切れたリアクションをするところがあって、「川澄さんがここまでやるのか」と少し意外な気持ちになった。井上喜久子の弁天様も、あのキャスティングは作品への理解を感じる選択だった。
読んで見たくなったら——『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』はHuluで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 永井豪のギャグ路線が好きな人(デビルマンよりハレンチ学園系が刺さった人)
- 下品なコメディを下品なままで笑える人
- テンポが速いギャグアニメが好きで、説明や感動を求めていない人
- 豪華声優陣がコメディに全力投球している様子を見るのが好きな人
- レトロな作品文法を「味がある」と感じられる人
合わない人
- ストーリーの起伏や感情的なカタルシスを求める人
- セクシー描写・下品なギャグが苦手な人
- リメイクに現代的アップデートを期待する人
- キャラクターの成長や変化を楽しみにする視聴スタイルの人
次に見るなら
同じ永井豪原作の流れで見るならキューティーハニーシリーズ(特に1994年版OVA)が近い。「変身×アクション×エロス」を文法として使っていて、えん魔くんに感じたような70年代的エネルギーの移植という感覚が共通している。ギャグよりアクション寄りで毛色は違うが、系譜として並べると面白い。
テンションの近さで言えばパンティ&ストッキングwithガーターベルトが引っかかる。制作時期も2010年と近く、「下品を武器にしたアクションコメディ」という点では同じ棚に並べられる。えん魔くんよりずっとハイテンションで西洋アニメ寄りだが、振り切れ方の気持ちよさは似ている。
妖怪退治コメディとして見るなら鬼灯の冷徹も選択肢になる。「地獄サイドが人間界の問題に対処する」という設定が重なっていて、下品さよりブラックユーモアで笑わせる路線との比較が面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』はHuluで視聴できます。永井豪ワールドのお色気とギャグが融合した独特の作風は、深夜アニメならではの振り切れた表現を楽しみたい方にぴったりです。全12話とコンパクトにまとまっているため、気軽に一気見できるのも魅力です。
