暁のヨナ OVA

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2015暁のヨナ OVA

暁のヨナ OVA

★ 4.0 / 5.0アクションコメディファンタジーラブコメ
放送年2015年
フォーマットOVA
話数3話
原作漫画
制作Studio Pierrot

第1話は草凪みずほの12巻の特別編「その背に」と「キジャ」の2章を映像化。「その背に」は温泉ホテルでの事件を描き、「キジャ」は白龍キジャの過去を描く。第2話以降はゼノ編の残り部分を映像化し、漫画21巻・22巻に同梱された。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

TVアニメ「暁のヨナ」の世界をさらに掘り下げる番外編OVAシリーズです。第1話は草凪みずほの原作12巻に収録された特別編を映像化し、温泉ホテルを舞台に巻き起こる事件を描いた「その背に」と、白龍キジャが歩んできた過去に迫る「キジャ」の2章で構成されています。第2話以降は、原作でも人気の高い「ゼノ編」を映像化し、四龍のひとり黄龍ゼノにまつわる物語が展開します。本編では描かれなかった仲間たちの一面や、それぞれが背負う宿命に触れられる、ファン必見のエピソード集となっています。

みどころ・魅力

① 温泉ホテルが舞台のコメディ回「その背に」

第1話「その背に」では、本編ではなかなか見られないヨナ一行のゆるやかな日常が楽しめます。温泉ホテルで起こる事件を通して、ハクやヨナたちのコミカルな掛け合いが描かれ、シリアスな本編とはひと味違った魅力にあふれた一編です。肩の力を抜いて笑える内容になっています。

② 白龍キジャの知られざる過去に迫る

「キジャ」の章では、四龍のひとり白龍キジャが、どんな思いで村を離れヨナのもとへ向かったのかが丁寧に描かれます。村の人々との絆や、龍の血を引く者としての宿命に触れることで、キャラクターへの理解と愛着がぐっと深まる構成です。

③ ファン待望の「ゼノ編」映像化

第2話以降は、原作でも屈指の人気を誇る「ゼノ編」を映像化。普段は飄々とした黄龍ゼノの正体や、四龍に隠された秘密が明かされていきます。シリーズの世界観を一段と深く味わえる、見逃せない内容に仕上がっています。

キャスト・声優一覧

ヨナ
ヨナ
メイン
斎藤千和
ハク
ハク
メイン
前野智昭
ユン
ユン
メイン
皆川純子
キジャ
キジャ
メイン
森田成一
シンア
シンア
メイン
岡本信彦
ジェハ
ジェハ
メイン
諏訪部順一
ゼノ
ゼノ
メイン
下野紘
カヤ
カヤ
サブ
花澤香菜
グェン
グェン
サブ
シュテン
シュテン
サブ
アビ
アビ
サブ
緋龍
緋龍
サブ

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スタッフ

EDシンシア「笑顔の連鎖」
ED志方あきこ「暁」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

本編のTVシリーズは放送当時に追いかけていた。ただOVAのほうは原作コミックの限定版に同梱される形で出ていたせいで、書店で見かけた記憶はあるのに、そのまま素通りしてしまっていた。今回ようやく腰を据えて見たわけだけど、第1話の温泉ホテルでの騒ぎを見て最初に思ったのは「あ、この空気だ」という安心感だった。シリアスとコメディの落差でこっちを殴ってくる、あの感じ。斎藤千和のヨナの声を久しぶりに聞いて、本編の記憶が一気に戻ってきた。1回目はただ懐かしさで流して、2回目で気づいたのは、このOVAが本編の「隙間埋め」ではなくて、むしろ核心を担当している話が混じっているということだった。追えていなかったのを、わりと本気で後悔した。

死なない体で、好きだった人間を全員見送るということ

OVAの後半、ゼノ編に入った瞬間に作品の温度が変わる。普段のゼノは四龍の中でいちばん軽くて、いちばん何も考えていなさそうな黄龍だ。腹が減ったとか、痛いのは嫌だとか、そんなことばかり言っている。下野紘の芝居もずっとへらへらしている。ところがこのOVAが映像化したのは、その軽さの下に二千年分の沈殿があるという話だった。

ゼノの能力は不死だ。どんな傷も塞がり、どんな致命傷からも戻ってくる。少年漫画の文脈なら、これは最強カードとして処理されてもおかしくない。でも草凪みずほがゼノに背負わせたのは、強さではなくて、終われなさのほうだった。死ねないというのは、自分が傷つかないことじゃない。隣にいる人間が、全員、自分より先に死んでいくのを見届け続けるということだ。

ここで効いてくるのが花澤香菜が演じるカヤの存在で、彼女との時間が短く描かれるほど、その後にゼノが過ごす膨大な年月の空白が際立つ。一人だけ時間から取り残された人間が、それでもまた誰かと出会ってしまう。現代のヨナたちと並んで立っているゼノは、つまり何度も見送った末に、それでもまだ誰かの隣にいることを選んでいる男なんだと、ここでようやく腑に落ちた。単なる不死キャラの過去編ではなく、「失い続けると知っていて、それでも関わる」という選択の話として見ると、普段のあのふざけた態度が全部、覚悟の裏返しに見えてくる。2回目で泣いたのは、間違いなくここだった。

特に刺さったシーン

いちばん刺さったのは、ゼノがいつものふざけた口調のまま、取り返しのつかない事実をぽろりと口にする場面だ。下野紘の芝居が見事で、声のトーンをほとんど変えていないのに、言葉の内容と温度が完全にずれていく。明るいまま語られるからこそ、聞いているこっちが勝手に底を覗き込んでしまう。ここで声を張って泣かせにくる演出だったら、たぶん逆に冷めていた。抑えたからこそ効いた。

第1話のキジャの過去にも触れておきたい。白龍として生まれた子どもが村の中でどう扱われてきたかという話で、本編では駆け足だった部分が丁寧に拾われている。諏訪部順一のジェハや岡本信彦のシンアといった他の龍たちの軽口があるからこそ、キジャの生真面目さの出どころが逆に見えてくる構成になっている。派手な戦闘で記憶に残るタイプの作品ではない。むしろ、誰かが過去を語っているあいだの、聞いている側の黙り方のほうを覚えている。そういう作りだった。

読んで見たくなったら——『暁のヨナ OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TVシリーズを完走して、四龍それぞれの背景をもっと知りたくなった人
  • 不死・長命キャラの「強さ」より「孤独」のほうに弱い人
  • 派手なバトルより、キャラの過去と関係性で静かに泣きたい人

合わない人

  • 本編未見で、ここから入ろうとしている人(前提知識がないと置いていかれる)
  • テンポのいいアクションや派手な見せ場を期待している人
  • コメディとシリアスの急な落差が苦手な人

次に見るなら

赤髪の白雪姫が好きなら相性がいい。ファンタジー世界の少女が、誰かに守られるのではなく自分の足で立っていく話。ヨナの芯の強さに惹かれた人なら、同じ温度で見られるはず。

ゼノ編の余韻が抜けないなら七つの大罪を。不死を背負ったバンというキャラが、長く生きることの重さを別の角度から見せてくれる。死なないことが祝福じゃない、という感触が近い。

もう一本挙げるならヴァイオレット・エヴァーガーデン。誰かを失ったあとの時間をどう生きるか、という一点に作品全体を賭けている。ゼノの孤独に引きずられた人ほど刺さると思う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「暁のヨナ OVA」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオで視聴できます。複数の配信サービスに対応しているため、ふだん使っているサービスで気軽に楽しめます。TVアニメ本編とあわせて視聴すると、物語をより深く味わえます。

よくある質問

Q. 暁のヨナ OVAはどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオで配信されています。いずれかのサービスに登録していれば、すぐに視聴を始められます。
Q. OVAだけ見ても楽しめますか?
A. 本編の続きや番外編にあたる内容のため、TVアニメ本編を視聴してから見るのがおすすめです。キャラクターの背景を知っているとより楽しめます。
Q. 何話まであるOVAですか?
A. 第1話は原作12巻の特別編、第2話以降はゼノ編を映像化した作品で、原作コミックス21巻・22巻に同梱されて発売されました。
Q. 原作のどのエピソードが描かれますか?
A. 第1話は「その背に」「キジャ」の2章、第2話以降は人気の高い「ゼノ編」が中心です。本編では描かれなかった部分を補完する内容になっています。

まとめ

「暁のヨナ OVA」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオで視聴できます。複数の配信サービスに対応しているため、ふだん使っているサービスで気軽に楽しめます。TVアニメ本編とあわせて視聴すると、物語をより深く味わえます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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