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ふたりエッチThe One And Only Step Up Love Story
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Ashi Productions |
「ふたりエッチ」の新作OVA3本が標準DVDとして、また同シリーズの全7本のOVAを収録したプレミアムDVDボックスの一部として発売されました。
作品概要・あらすじ
あらすじ
結婚したばかりの夫婦・山口祐介と真子が、ふたりでお互いを知りながら大人の関係を築いていく姿を描いたラブコメディ。長年親しまれてきた「ふたりエッチ」シリーズの新作OVA3本を含む作品で、初々しくも賑やかなふたりのやりとりをコミカルかつ温かく描いています。プレミアムDVDボックスにはシリーズ全7本のOVAが収録されており、ファン待望の内容となっています。みどころ・魅力
① 夫婦ならではのほっこりラブコメの空気感
恋人未満でも恋人以上でもない「夫婦」という関係ならではのもどかしさと親密さが同居した独特の空気感が魅力。ふたりの距離感が少しずつ縮まっていく過程は、思わず笑いながらも応援したくなる温かさがあります。② コミカルな演出と軽快なテンポ
シリアスになりすぎず、ユーモアを交えた軽快な展開が続くため、重たくなりがちなテーマをさらりと楽しめます。掛け合いのテンポが良く、一話完結に近い構成でサクサク視聴できる点も好評です。③ シリーズ集大成となるボリューム
2014年発売のDVDボックスにはシリーズ全7本のOVAが収録されており、これ一作でシリーズの流れをまとめて楽しめます。新規エピソード3本に加えて過去作も振り返れるため、ファンにとっても初見の方にとっても満足度の高い内容です。キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | アミノテツロー |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 舛舘俊秀 |
| 音楽 | The Zig Zags |
| 美術監督 | 松浦隆弘 |
| 音響監督 | 渋江博之 |
| ED | The Zig Zags「sync」 |
| ED | ザ・ジグ・ザグス「花ひらり」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ふたりエッチ」のOVAを手に取るとき、たいていの人は後ろめたさと好奇心がちょうど半々くらいのテンションだと思う。2014年版もそうだった。原作マンガは「なんか性教育っぽい建前で始まったラブコメ」として90年代から連綿と続いてきた作品で、OVAはその集大成的な位置づけ——全7本のうち3本が新作、残り4本は既存作品との詰め合わせパッケージとして発売された。
最初に見たとき、「TVシリーズよりずいぶん攻めているな」というのが正直な感想だった。TVアニメ版はさすがに地上波の制約があって、ギリギリのところで踏みとどまる演出が多かった。OVAはその手綱が外れている。2回目に見たとき気づいたのは、単に過激なだけでなく、作画と演出の丁寧さがむしろOVA以降のほうが上がっているという事実だ。問題作だとは思う。でも「問題作」を構成している要素が、必ずしも「雑」ではない——そこが引っかかりとして残った。
「夫婦で学ぶ」という建前と、その建前が崩れるとき
「ふたりエッチ」という作品は長年、「新婚夫婦が性についてともに学んでいく」という教育的フレームを鎧として着込んできた。主人公・小野田真(中村悠一)と妻の関係性は、一応そのフレームに沿っている。戸惑いながら、照れながら、少しずつ距離を縮めていく——そういうストーリーラインがある。
ただOVA版、特に2014年の新作3本を見ていると、もうその鎧がだいぶ薄くなっているのがわかる。教育的建前よりも、ファンが見たいものを直球で見せにいく姿勢のほうが前面に出ている。それ自体は批判ではない。むしろ「20年続けてきた作品が、OVAというフォーマットで正直になった」ととれなくもない。
この作品のテーマを一言で言うなら「照れの解体」だと思っている。TVシリーズが「照れながら近づいていく過程」を描いてきたとすれば、OVAはその照れをほぼ取り払って「もう近づいた後」を描く。それはある種の終着点でもあるし、別の見方をすれば「なぜこのシリーズがここまで長く愛されてきたか」という答えでもある。読者・視聴者が本当に見たかったのは、照れている過程ではなく、その先——という需要が確かにあって、このOVAはそれに応えている。
ただ「問題作」だとあえて言いたいのは、この割り切りによって失われたものがあるからだ。河田梨香(斎藤千和)のキャラクターが原作で果たしていた「外側からの視点」としての機能が、OVAではほぼ薄まって「刺激を加速させる装置」に近くなっている。斎藤千和の演技は相変わらず上手いのだが、そのキャラクターに与えられたテキストがもったいない。菊池みゆき(野水伊織)や稲垣与作(勝杏里)も同様で、キャラクターとして呼吸する時間が短い。OVAのフォーマット上の制約ではあるが、それを「テーマの犠牲」と感じるかどうかが、この作品への評価を分ける。
特に刺さったシーン
中村悠一が演じる小野田真の「困惑しているのに強がっているトーン」が、OVA版では特に活きている。序盤の、状況に引っ張られながらもなんとか主導権を取ろうとするモノローグ的なセリフまわし——あそこの芝居が、「ただのエロOVA」と「ちゃんとキャラクターがいる作品」の境界線を担っている。セリフ自体は大したことないのに、息の置き方と語尾の処理で小野田真という人間の情けなさと可愛げが伝わってくる。中村悠一が350本の出演作を持つのは伊達ではないな、と思う場面だった。
あと、終盤の二人の距離感の変化を描くカットで、作画が急に丁寧になる瞬間がある。OVAは全体的にコストをかけているのはわかるのだが、そのカットだけ明らかにレベルが上がる。ここに予算を集中させたんだな、という判断が見えて、制作サイドの意図と観客の視線がぴったり合った感覚があった。「問題作」ではあるが、誰かが愛を持って作っている、という気配は確かにある。
読んで見たくなったら——『ふたりエッチThe One And Only Step Up Love Story』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「ふたりエッチ」原作またはTVシリーズをすでに見ていて、キャラクターへの愛着がある人
- 中村悠一・斎藤千和の演技が好きで、こういうジャンルでの仕事も含めて追いかけている人
- 90〜00年代のラブコメOVA文化に郷愁がある人
- 「建前と本音が同居するコンテンツ」に対して冷静に楽しめる人
合わない人
- TVシリーズ未見で、このOVAから入ろうとしている人(キャラクター背景の説明がほぼない)
- 「夫婦の成長」「関係性の変化」を丁寧に描いてほしい人(OVAはその点を大幅に省略している)
- 成人向けコンテンツ全般に抵抗がある人
- 「問題作」を問題として受け取ってしまう人
次に見るなら
ふたりエッチ(TVシリーズ・2002年版)——OVAを先に見た人はむしろこちらを遡って見てほしい。「照れながら近づいていく過程」が丁寧に描かれていて、OVAで薄まっていたキャラクターの輪郭がくっきりする。河田梨香が「外側からの視点」として機能しているのもこちら。
LOVE&PIECE(OVA)——同時代の成人向けラブコメOVAとして比較対象になる作品。こちらはもう少しコメディ要素が強く、「シリアスなシーンとギャグのバランス」の取り方が異なる。ふたりエッチのOVAと見比べると、この時期の成人向けOVA市場がどういう方向に動いていたかがなんとなくわかる。
奥さまは魔法少女(TVシリーズ)——成人向けではないが、「夫婦関係と外の世界の関係性」を主題に置いたラブコメとして対比で見ると面白い。ふたりエッチが「内側(夫婦の関係)」だけを見るのに対して、こちらは「外側との摩擦」をドラマにしている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ふたりエッチ The One And Only Step Up Love Story」は、dアニメストアおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスも月額サブスクリプションで利用でき、手軽にお楽しみいただけます。まずは無料トライアル期間を活用して視聴してみてはいかがでしょうか。


