そらのおとしもの

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2010そらのおとしもの

そらのおとしもの

★ 3.5 / 5.0コメディセクシーSF超自然
放送年2010年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画

トモキたちが室内プールで遊ぶことになった。案の定、トモキの下心から問題が発生する。一方、ニンフは主人を失ったことで悩んでおり、トモキを新しい主人にしてもらうことを考えている。この回は危険と判断されたため、テレビ放映されなかった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ある日、トモキたちは室内プールで一日を過ごすことになる。水着のイカロスやニンフ、そまねきの女子メンバーが揃い、賑やかな一日が始まるはずだった。しかし、案の定トモキの下心が暴走し、プールはたちまち騒動の渦に巻き込まれていく。一方で、かつての主人を失ったニンフは深く思い悩んでいた。トモキを新しい主人として迎え入れるべきか——その葛藤が、コメディの裏で静かに描かれていく。お色気とドタバタ、そしてエンジェロイドの切なさが同居する特別編である。

みどころ・魅力

① TV未放送となった“振り切った”お色気とギャグ

本編はあまりに過激と判断され、テレビでは放映されなかったいわくつきの一編。プールという舞台を最大限に活かしたお色気描写と、トモキ暴走による怒涛のギャグが、TV版では見られない振り切った密度で詰め込まれている。シリーズのコメディ精神を凝縮した一本だ。

② 主人を失ったニンフの心の揺れ

笑いの裏側で描かれるのが、ニンフの心情だ。かつての主人を失い、自分の存在意義に悩む彼女が、トモキを新たな主人にすべきかと思い悩む姿は切ない。コメディ作品でありながら、エンジェロイドの孤独と絆を丁寧にすくい上げる構成が光る。

③ おなじみのキャラが勢揃いする祝祭感

イカロス、ニンフ、そはらをはじめ、レギュラー陣が水着姿で一堂に会する豪華さも見逃せない。本編を楽しんだファンにとっては、キャラクターたちの新たな一面やお約束の掛け合いを存分に味わえる、ご褒美のような特別編に仕上がっている。

キャスト・声優一覧

桜井智樹
桜井智樹
メイン
保志総一朗
イカロス
イカロス
メイン
早見沙織
ニンフ
ニンフ
メイン
野水伊織
見月そはら
見月そはら
メイン
葛西美名
守形 英四郎
守形 英四郎
サブ
鈴木達央
五月田根 美香子
五月田根 美香子
サブ
高垣彩陽
桜井 智蔵
桜井 智蔵
サブ

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スタッフ

監督斎藤久
OPblue drops「Ring My Bell (Main Vocal Hitomi)」
ED早見沙織「春一番」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は、テレビで流せなかった回、という一文が気になって見た。本編を一通り追ったあとの、おまけというか寄り道みたいな立ち位置のOVAで、室内プールで一日中バカをやるだけの話だと聞いていたから、軽い気持ちで再生した。案の定というか、最初から最後までお色気方向に全力だった。よくこれを通したな、と半分呆れて半分感心する。ただ、2回目に見ると印象が少し変わる。バカ騒ぎの隙間で、ニンフがひとりで黙っている時間がやけに長いことに気づくのだ。1回目は水着とギャグしか見ていなかったらしい。本編を知らないと前提が抜け落ちる作りなので、これ単体で入る人向けではない。

水着の馬鹿騒ぎの下に沈んでいる、「主人を持つ」ということの話

テレビで流せなかった、という売り文句がすべてを言っているようで、実は何も言っていない。確かに画面の九割は水着と、トモキの度を越した下心と、その報いとしての痛い目で埋まっている。そこだけ見れば、ただ振り切ったお色気回だ。けれど本編をニンフの章まで見てからこれを見ると、別の線が見えてくる。ニンフはこの時点で、自分を動かしていた主人を失っている。エンジェロイドは主人に従うために作られた存在で、命令される相手がいないというのは、彼女にとって役割そのものが消えることに近い。だからニンフは、トモキを新しい主人にできないかと考える。これがこの三十分の、実際の重心だと思う。

面白いのは、その重い問いを、よりによって一番ふざけた舞台で扱っていること。みんながプールで騒いでいる横で、ニンフだけがずっと「誰かに属していないと自分が成り立たない」という不安を抱えている。単なるエッチなOVAではなく、所有されることでしか自分を確認できなかった子が、命令ではない形で誰かのそばにいられるのか、を試している話だ。トモキは最低な下心の塊だけれど、シナプスの主人たちがやった支配とはたぶん違う何かを、本人も気づかないまま差し出している。その差を、馬鹿騒ぎのノイズで覆い隠しているのがうまい。流せなかったのは過激だからで、覚えているのは静かだからだ。

特に刺さったシーン

刺さったのは、騒ぎがひと段落して、ニンフがひとりでいる短い場面。野水伊織の声が、普段のツンとした調子から少しだけ力を抜いて、迷っている子の声になる。あの細い言い方で「主人」という単語を口にされると、さっきまでの馬鹿騒ぎが急に遠くなった。思わず音量を上げて聞き返したくらいだ。対照的に、イカロスの早見沙織は相変わらず感情の起伏をほとんど見せないのに、なぜか一番そばにいるのが伝わる芝居で、この二人の温度差がそのまま作品の構造になっている。あと、トモキの保志総一朗が振り切れていて気持ちいい。ここまで全力で下衆に振る舞えるのは裏で芯を持っている演技だからで、ただ叫んでいるのとは違う。痛い目に遭うたびの悲鳴の質が毎回違うのも、見返すと細かく作ってあるのがわかる。騒ぎの火種をまく五月田根 美香子の高垣彩陽と、巻き込まれる守形 英四郎の鈴木達央、この二人の通常運転があるからこそ、ニンフの静けさが際立つ。

読んで見たくなったら——『そらのおとしもの』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 本編をニンフの章まで見て、あの子のその後が気になっている人
  • お色気全開のノリを笑って受け止めつつ、その下の湿った部分も拾いたい人
  • 馬鹿馬鹿しさと切なさが同居しているアニメに弱い人

合わない人

  • 振り切ったお色気そのものが苦手な人(ここは本当に容赦がない)
  • 本編未見で、これ単体を最初に見ようとしている人(前提が多すぎる)
  • ギャグはギャグ、シリアスはシリアスと分けて見たい人

次に見るなら

このOVAの振り切れ方を笑えた人なら、To LOVEる -とらぶる-はまず合う。お色気とギャグのアクセルを全開にして、余計なことを考えずに楽しめる系の本家みたいな存在で、入り口の気軽さは近い。

所有される存在の切なさのほうに反応したなら、プラスティック・メモリーズを。寿命のあるアンドロイドとの別れの話で、誰かのそばにいる意味を、こっちは正面から、しっかり湿らせて描いてくる。

お色気を入り口にしつつ戦いと設定で引っ張ってほしいならハイスクールD×D。下心の塊みたいな主人公が、それでも仲間のために動く構図は、トモキとどこか地続きに見える。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
本作はABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4サービスで視聴できます。いずれも作品ラインナップが充実した配信サービスなので、すでに利用中のものがあればすぐに楽しめます。複数の選択肢があるため、ご自身の環境に合わせて視聴方法を選べるのも嬉しいポイントです。

よくある質問

Q. このOVAはどこで配信されていますか?
A. ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで視聴できます。複数の選択肢があるので、ご自身が利用中のサービスに合わせて選べます。
Q. なぜテレビで放映されなかったのですか?
A. お色気描写などが過激で危険と判断されたため、テレビ放映は見送られOVAとして制作されました。TV版にはない振り切った内容が楽しめる一編です。
Q. TVシリーズを観ていなくても楽しめますか?
A. 単体でもお色気とギャグは楽しめますが、ニンフの心情やキャラの関係性は本編を観ているとより深く味わえます。先にTVシリーズの視聴がおすすめです。
Q. ジャンルや作風はどんな雰囲気ですか?
A. コメディとお色気を軸に、SFや超自然的な要素が絡む作風です。賑やかなギャグの裏でエンジェロイドの切なさも描かれる、緩急のあるバランスが魅力です。

まとめ

本作はABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4サービスで視聴できます。いずれも作品ラインナップが充実した配信サービスなので、すでに利用中のものがあればすぐに楽しめます。複数の選択肢があるため、ご自身の環境に合わせて視聴方法を選べるのも嬉しいポイントです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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