ヒナまつり

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2018ヒナまつり

ヒナまつり

★ 4.0 / 5.0コメディSF日常系超自然
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作feel.

超能力少女ヒナと、若きヤクザ構成員ニッタを中心としたコメディ。ヒナはニッタの部屋に突然現れ、超常的な力で脅迫するが、二人は一緒に暮らすことになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ある夜、若き極道・新田義史の部屋に、謎のカプセルに入った超能力少女・ヒナが突然現れる。自分の意のままに動かなければ超能力で部屋を破壊すると脅してくるヒナに振り回されながらも、新田はなし崩し的に彼女と同居を始める。無愛想で無口ながらもどこか憎めないヒナと、ヤクザでありながら面倒見のよい新田の凸凹な共同生活を軸に、個性豊かなキャラクターたちが織りなすにぎやかな日常が描かれる。

みどころ・魅力

① ヤクザ×超能力少女という破天荒な組み合わせのシュールなコメディ

極道という非日常の世界に、宇宙から来た超能力少女が加わるという設定の妙が最大の笑いどころ。ヒナの無表情かつ超パワフルなリアクションと、新田の苦労人ぶりが絶妙に噛み合い、ジャンルを超えたシュールな笑いを生み出す。

② サブキャラが主役級の存在感——アンズ・三鷹のスピンオフ的エピソード

ヒナだけでなく、ホームレスとして逞しく生き抜くアンズや、超能力を持て余す少女・三鷹など、サブキャラクターたちの物語が丁寧に描かれる。笑えるのに気づけば涙ぐんでいる、感情の振れ幅の大きさも本作ならではの魅力。

③ コメディでありながらしっかり刺さる人情とドラマ

ギャグ主体の作風ながら、親子関係・孤独・成長といったテーマがさりげなく根底に流れている。笑わせたと思ったら不意に感動させてくる脚本の構成力が高く、最終話にかけて余韻を残す仕上がりになっている。

キャスト・声優一覧

ヒナ
ヒナ
メイン
›
田中貴子
新田義史
新田義史
メイン
›
中島ヨシキ
やっさん
やっさん
サブ
›
辻親八
相沢さよ
相沢さよ
サブ
›
小松未可子
吉田
吉田
サブ
›
竹内栄治
林の妻
林の妻
サブ
›
槇原千夏
山本アツシ
山本アツシ
サブ
›
八代拓
松谷翼
松谷翼
サブ
›
野島健児
師父
師父
サブ
›
相馬康一
シゲさん
シゲさん
サブ
›
古川伴睦
アンズ
アンズ
サブ
›
村川梨衣
斑鳩計
斑鳩計
サブ
›
内山夕実

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スタッフ

監督及川啓
シリーズ構成大知慶一郎
キャラクターデザイン神本兼利
音楽三澤康広
美術監督桐本裕美子、吉原俊一郎
音響監督本山哲
OP村川 梨衣「Distance」
ED新田義史「鮭とイクラと893と娘」
ED石田 燿子「写真帖」
ED菅はるか「たいせつなひと」
ED茉緒「初めてのキモチ」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ヤクザの家にUFOで超能力少女が降ってくるコメディ」という一文で、正直なめてかかって見始めた。ギャグ漫画のアニメ化で、たぶん1クール笑って終わりだろうと。

ところが序盤のヒナとニッタの掛け合いが、思いのほか丁寧だった。ニッタがヒナに飯を食わせるシーンの間の取り方、八代拓さんの「しょうがない」感のある声の質感が、キャラクターとして成立させていた。笑いの作りが雑じゃない、と気づいたのが最初の転換点。

2周目で見返すと、初見では「またギャグパートだ」と流していたアンズのシーンが、実はその回のすべての感情的な重心を担っていることに気づく。村川梨衣さんが演じるアンズの声の、あの独特の荒さと柔らかさの混在——これは1回見ただけでは絶対に拾い切れない。

誰かの「親」になってしまった人間が、それでも笑っている話

ヒナまつりを「超能力少女とヤクザのコメディ」として消費するのは、たぶん半分しか見ていない。この作品が本当に描いているのは、準備も覚悟もなく誰かの「親」的な立場になってしまった人間たちの、不格好な奮闘だと思っている。

ニッタは別に子どもが欲しかったわけじゃない。ヒナを引き取ったのは脅されたからで、最初は明らかに迷惑そうにしている。それでも彼は、気づいたらちゃんと飯を食わせていて、学校の行事を気にして、ヒナが困ったら動いている。その変化がセリフで説明されることはほとんどない。行動で積み上げていくタイプの演出で、だからこそ重みがある。

アンズのパートはさらに直接的だ。超能力を使って好き勝手に生きていた彼女が、ホームレスのコミュニティに拾われて「一緒に生きる」ことの意味を知っていく過程。野菜を育て、食事を作り、お金を稼ぐことの実感——あのパートを「ギャグの合間にある感動パート」と切り分けると、作品の構造を誤解する。アンズの成長こそが、この作品全体の背骨だと思っている。

小松未可子さん演じる相沢さよの、一見クールに見えて実は周囲の変化をいちばん繊細に感じ取っているキャラクター造形も見事で、彼女がいることでヒナとニッタの日常に「外から見た視点」が入る。内山夕実さんの斑鳩計のキャラクターは、コメディのリズムを崩さずに場面の温度を変えるという難しい役を担っていて、2周目では特に意識して見てしまった。

笑わせながら、気づいたら泣かされている。このバランスは意図的に計算されていて、ギャグの密度が高い回ほど、その後のアンズのシーンが刺さる構造になっている。

特に刺さったシーン

正直に言う。アンズが絡む話は、毎回最後まで平静ではいられない。

中盤、アンズがホームレスのおじさんたちと暮らしながら自立していく一連のシーン群——あそこの村川梨衣さんの演技の変化が本当にすごい。序盤の「力で全部解決すればいい」という傲慢さが、少しずつ削られていって、誰かに「ありがとう」と言えるようになる過程を、声だけで見せてくれる。台本の上では同じ「ありがとう」でも、言い方がまったく違う。

ヒナとアンズが同じ画面に映るシーンの、二人の間に流れる空気も好きだ。言葉で「仲良し」を説明しない。でも確かにそこに関係性がある、という描き方。野島健児さんの松谷翼も含めた三者の掛け合いは、コメディのテンポが崩れていないのに感情的な密度がある、という意味でこのアニメの技術的な到達点だと思っている。

ヒナとニッタの朝食シーンも、何度見ても好きだ。大げさな演出がない、ただ二人が飯を食っているだけの場面に、この作品が一番言いたいことが詰まっている気がする。

読んで見たくなったら——『ヒナまつり』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • コメディの皮を被った感情的なパンチが好きな人(日常系ギャグだと思って見始めて途中で泣く、という体験が好きな人)
  • 村川梨衣さんのファン。アンズは間違いなくキャリアの中でも異色の、かつ重要な役だと思う
  • 「家族になっていく過程」の話が好きな人。血縁も選択もなく、状況の積み重ねで家族になっていく話
  • ギャグのテンポが速い作品が好きな人。会話劇として純粋に面白い

合わない人・注意点

  • きれいに起承転結が整ったストーリーを求める人には向かない。この作品はエピソードの積み重ねで、大きな「クライマックス」という構造をとっていない
  • ギャグと感動が混在することに居心地の悪さを感じる人。ヒナのシーンで笑っていたら、次のカットで泣かされる、ということが普通に起きる
  • ヒナの言動が「不快」に感じる人は序盤で離脱する可能性がある。彼女のキャラクターは意図的に「ずれている」ので、それを愛せるかどうかで印象が変わる

次に見るなら

ヒナまつりのような「笑いの中に本物の感情が潜んでいる」作品を探しているなら、まずDON’T TOY WITH ME, MISS NAGATORO(イジらないで、長瀞さん)……は少し違うか。むしろこちらを。

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。——ひょんなことから「娘」を持つことになった男の話という構造が近い。笑わせながら父性の話をしている点でヒナまつりと通じる。コメディのテンポは違うが、「なぜか親になった」という感覚の既視感がある。

アクタージュ(参考:実写・漫画原作)は別として、同じ感情の振り幅を求めるなら宇宙よりも遠い場所を強くすすめる。日常系の文法で描かれる本物の感情、という意味でヒナまつりと共鳴する部分が多い。アンズのパートで泣けた人は、ほぼ確実に刺さる。

それと、もし「ホームレス的な境遇から自立していく話」という軸で見たならちはやふるは少し遠いので、スロウスタートあたりよりも、単純にからかい上手の高木さん系統——と言いたいところだが、一番素直にすすめるのはゆるキャン△だ。「一緒にいることの積み重ね」を笑いと日常の中で描く、という意味でヒナまつりを気に入った人の感覚に一番近い着地点だと思っている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ヒナまつり』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中で、主要な動画配信サービスで幅広く視聴可能な状況です。月額サービスに加入済みの方はすぐに視聴をはじめられます。U-NEXTは無料トライアル期間中でも視聴できるため、未契約の方にも試しやすい選択肢です。

よくある質問

Q. ヒナまつりは何話まであるの?
A. 全12話構成です。1話あたり約24分なので、一気見するなら約5時間で完走できます。テンポよく進む作風なので、気づくと最終話まで観終わっていることも多いです。
Q. 原作マンガとアニメはどちらから入るべき?
A. どちらからでも楽しめますが、アニメは原作の序盤〜中盤を丁寧に映像化しており、入門としておすすめです。アニメを観た後に原作を読むと、アニメ未収録エピソードも楽しめてさらに満足度が上がります。
Q. ギャグアニメだけど泣けるって本当?
A. 本当です。特にアンズのエピソードや終盤の展開は、コメディの流れのまま突然感情に刺さる構成になっています。「笑っていたら泣いていた」という感想が多い作品で、そのギャップが本作最大の魅力とも言えます。
Q. 続編や2期はある?
A. 2026年5月時点でアニメ2期の制作は発表されていません。原作マンガ(既刊11巻・完結)にはアニメ未収録のエピソードが多数あるため、続きが気になる方は原作での補完がおすすめです。

まとめ

『ヒナまつり』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中で、主要な動画配信サービスで幅広く視聴可能な状況です。月額サービスに加入済みの方はすぐに視聴をはじめられます。U-NEXTは無料トライアル期間中でも視聴できるため、未契約の方にも試しやすい選択肢です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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