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ニセコイ
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 20話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
幼い頃、ラクは初恋の相手と秘密の約束をし、ペンダントを形見に持っていた。やがて彼女に再会することを夢見ていたが、現実は過酷だった。何年も後、千棘・キリサキが誤ってラクの顔に膝蹴りを食らわせてきたのだ。ラクは普通の高校生だが、実は有名な暴力団「集英組」の総長の息子。彼の運命が今、大きく動き始める。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
幼いころに交わした「約束の女の子」を探し続ける一条楽は、暴力団「集英組」の組長の息子。ある日、転校生の桐崎千棘と鍵と錠のペンダントを通じて「ニセの恋人」として交際することを強いられる。ヤクザ組織同士の抗争を避けるための偽装恋愛だったはずが、幼なじみの小野寺小咲や謎めいた女の子・タツミ・マリカも絡み合い、楽の「本命」をめぐるラブコメ騒動が加速していく。みどころ・魅力
① 「偽物の恋人」から始まる本物の感情のせめぎ合い
ヤクザ家業の都合で始まった偽装交際が、じわじわと本物の感情へと変質していく過程が本作最大の見どころ。不本意ながら一緒に過ごすうちに芽生える照れや嫉妬が細やかに描かれ、「嫌いなはずなのに」というもどかしさがラブコメとしての純度を高めている。② 個性豊かなヒロイン陣による三つ巴(以上)の恋愛バトル
千棘・小咲・マリカそれぞれが異なる関係性と想いを抱えており、どのヒロインにも感情移入できる設計が巧み。各キャラクターの「楽への向き合い方」が対照的なため、場面が切り替わるたびに別のドキドキが味わえる構成になっている。③ シャフト×新房昭之監督が生み出す独特の映像センス
「化物語」シリーズで知られるシャフトが制作を担当し、ティルト構図・テキスト演出・止め絵の活用など同スタジオならではのビジュアル表現が随所に散りばめられている。ラブコメの「間」を映像で演出する技術が高く、原作の空気感を独自のアレンジで再現している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 龍輪直征 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 東冨耶子、新房昭之 |
| キャラクターデザイン | 杉山延寛 |
| 美術監督 | 内藤健 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | ClariS「CLICK」 |
| OP | ClariS「STEP」 |
| ED | ClariS「CLICK」 |
| ED | Chitoge Kirisaki「Heart Pattern」 |
| ED | Kosaki Onodera「リカバーデコレーション」 |
| ED | ClariS「STEP」 |
| ED | Seishirou Tsugumi「TRICK BOX」 |
| ED | Ruri Miyamoto「オーダー×オーダー」 |
| ED | Marika Tachibana「はなごのみ」 |
| ED | Chitoge Kirisaki「想像ダイアリー」 |
| ED | Chitoge Kirisaki「大切の作り方」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2014年当時、週刊少年ジャンプの連載を横目に見ながら「どうせハーレムラブコメだろ」とスルーしていた。アニメ化されてもしばらく放置して、ある夜に友人と「千棘派と春姫派どっちか」という話になって、そこで初めてちゃんと観た。
最初の数話、正直なところ「ああ、やっぱりこういうやつだ」と思っていた。ヤクザの息子とギャングの娘が学校でニセの恋人を演じる——設定の奇抜さに対して、キャラが動く場所は教室と廊下と屋上の繰り返し。でも、花澤香菜さんの小野寺さんがぽそっと呟くときの声の質感が気になって、気づいたら一気に観ていた。2周目になると、最初は邪魔に見えた「カギとペンダント」の話が全体を貫く縦糸だったことに気づく。1周目で拾えていた情報は半分もなかった。
「決められない」を肯定することで成立するラブコメの話
ニセコイはよく「誰を選ぶか」という作品として語られるが、実際のところ主人公・ラクが「決められない」こと自体を作品全体が許容している。普通のラブコメなら「優柔不断な主人公」はギャグ要素か欠点として処理される。でもニセコイは違う。ラクは誰かを傷つけないために選ばないのではなく、ほんとうに全員への気持ちが本物だから選べないのだ——と、少なくとも2周目以降はそう読める。
東山奈央さんが演じる桐崎千棘のツンデレは、表面だけ撮ればテンプレだ。でも彼女が「ニセコイ」という状況に縛られながら本音をこぼす瞬間——そのわずかな温度差を東山さんは音域の使い方で表現していて、「この子は意地を張っているんじゃなくて、怖いんだ」とわかる演技をしている。それに対置される花澤香菜さんの小野寺さんは、気持ちが言えない子ではなく、言える状況を自分で潰しに行ってしまう子として描かれている。
この二人が同じ「好き」という感情を全然違う形で抱えているのを見ていると、作品が問うているのは「誰が正ヒロインか」ではなく、「告白できない人間の時間はどこへ行くのか」という話だったんじゃないか、と思う。カギとペンダントの謎は、その「時間」を具体的な物体として可視化する装置だった。幼い頃の約束というのは、それ自体が事実かどうかより、「あの頃の自分が誰かと繋がっていた」という感覚の話だ。ラクが約束の相手を探し続けるのは記憶の確認ではなく、自分の感情に根拠が欲しいからで——それはたぶん、恋愛をしている人間の誰もがやっていることだ。
子安武人さんが演じるクロードの、千棘への過保護な忠誠心も、梶裕貴さんが演じる舞子集の掴みどころのなさも、主人公の「決められなさ」を外側から照らす鏡として機能している。誰もが誰かに対して嘘をついたり、本音を隠したりしながら生きている——「ニセコイ」というタイトルは偽の恋愛の話というより、全部の感情がどこか「本物かどうかわからない」という10代の状態そのものを指していたんじゃないか。
特に刺さったシーン
千棘とラクが誰もいない教室で、ニセコイの「設定」を確認し合うシーンがある。二人とも本音と建前がぐちゃぐちゃになりかけているのに、「これは偽物の話し合いだ」という枠があるから何とか成立している。東山奈央さんがここで声のトーンを2段階落とすのが、1周目では気づかなかった。台詞の意味より、声の温度が先に情報を渡してくる。
それから、小松未可子さんの鶫誠士郎——ラクに対してほとんど正直すぎるくらい直球で向き合うキャラで、その分だけ花澤香菜さんの小野寺さんの「言えなさ」が際立つ構造になっている。小松さんの演技はこのキャラに必要な「嘘をつかない重さ」をちゃんと乗せていて、登場シーンが少ないのに存在感がある。
友人と「どっちが好きか」で揉めたのは結局、千棘に感情移入できる人と、小野寺に感情移入できる人で、作品の見え方が根本的に違ったからだと思う。どっちでもよかった、と今は思う。どっちが正解かよりも、どっちの「好き」の形が自分の過去と重なるかの話だった。
読んで見たくなったら——『ニセコイ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「誰と結ばれるかよりも、誰かを好きな時間そのもの」を楽しめる人
- 同じ作品を2周以上する習慣がある人(1周目と印象がかなり変わる)
- 花澤香菜・東山奈央の演技を声質のレベルで聴ける人
- ジャンプラブコメのテンプレを知った上で逸脱を楽しめる人
- 「決着がつかない話」を許容できる人
合わない人
- 主人公の優柔不断さにストレスを感じるタイプ(かなりしんどくなる)
- カギとペンダントの謎が「ちゃんと解決される」と期待すると肩透かしをくらう
- ハーレム要素がそもそも苦手な人には設定から無理がある
- 1クールで完結する気持ちよさを求めている人には向かない
次に見るなら
複数のヒロインが「誰が選ばれるか」という構造を楽しみたいなら、五等分の花嫁が近い。こちらは五つ子という設定でキャラの差別化がより意図的で、答えを先に提示してから「なぜそうなったか」を逆算する作りになっている。ニセコイの「結末をぼかす」とは真逆のアプローチで、比べて観るとラブコメの設計の違いがよくわかる。
「告白できない人間の時間」という部分が刺さったなら、君に届けもいい。こちらは恋愛の障害が外部の事情ではなく主人公の内側にある話で、ニセコイより地味だが、感情の解像度が高い。爽子と風早の関係が進むたびに「なんでこんなに時間がかかるんだ」とじわじわ来る。
ニセコイのアクション要素とラブコメを両立させた感触が好きなら、僕のヒーローアカデミアよりもSKET DANCEのような学園日常コメディの系譜を掘ると満足度が高い。同じ時代のジャンプ作品として、ニセコイの「空気感」を共有しているものが多い。
よくある質問
まとめ
『ニセコイ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中のため、すでに加入済みのサービスがあればすぐに視聴を始められる。複数のサービスで見られる状況なので、無料トライアル期間を活用して試し見するのもおすすめだ。ラブコメ入門としても楽しみやすい作品なので、気になったタイミングで気軽に手を伸ばしてほしい。




















