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2014

メカクシティアクターズ
★ 3.3 / 5.0コメディラブコメSF超自然
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Shaft |
8月14日と15日に起きた事件により、少年少女のグループが集結する。彼らは自らを「目隠し団」と呼ぶ組織のメンバーで、それぞれが目に関する不思議な能力を持っている。この奇異な組織のメンバーたちは、事件の謎を解き明かし、真実を見ることができるのだろうか。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
じん(自然の敵P)のボーカロイド楽曲群「カゲロウプロジェクト」を原作に、SHAFTが映像化した群像劇アニメ。ひきこもりの少年・シンタローが騒動に巻き込まれたことをきっかけに、「目隠し団」と名乗る組織のメンバーたちと出会う。彼らはそれぞれ目に関する不思議な能力=「目の能力」を持ち、8月14日・15日に起きた事件を軸に、各自の過去が断章的に明かされていく。時系列を交差させながら、すべての謎が一点へと収束する構成が特徴。みどころ・魅力
① カゲロウプロジェクトの世界観をSHAFTが映像化
「魔法少女まどか☆マギカ」などで知られるSHAFTが制作を担当。独特のシャフ度アングルや鮮烈なビジュアル演出が、カゲロウプロジェクトの退廃的でポップな世界観と見事に融合している。楽曲をそのままアニメに落とし込んだ演出シーンも見逃せない。② キャラクター単位で語られる群像劇の構成
各エピソードが異なるキャラクターの視点で描かれ、ひとりひとりの過去と「目の能力」を得た経緯が丁寧に掘り下げられる。断片的な情報が積み重なり、最終盤で一気に繋がる構成は、原作ファンにも初見にもそれぞれ異なる発見をもたらす。③ ボーカロイド楽曲が彩るサウンドと感情表現
物語の土台となるじんの楽曲がアニメ内でも効果的に使われており、曲を知っている視聴者は歌詞と映像のリンクに、知らない視聴者は純粋にドラマとして楽しめる二重構造になっている。音楽主導で生まれた作品ならではの、感情に直接訴える演出が随所に光る。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 八瀬祐樹 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | わんにゃんぷー 、しづ |
| キャラクターデザイン | 阿部厳一朗 |
| 音楽 | sasakure.UK、中西亮輔、滝善充、テディロイド、白神真志朗、アナン ギャルド アイズ、じん |
| OP | 奥井亜紀「daze」 |
| OP | リサ「ヘッドフォンアクター」 |
| OP | じん「アヤノの幸福理論」 |
| ED | リサ「daze」 |
| ED | 松山晃太「daze」 |
| ED | じん「夕景イエスタデイ」 |
| ED | Jin ft. 松山晃太 from BYEE the ROUND「ロスタイムメモリー」 |
| ED | じん「サマータイムレコード」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
順番としては、曲が先だった。カゲロウプロジェクトがあちこちで流れていた頃、じんの曲は作業中によく流していて、メロディと断片的な歌詞だけは妙に頭に残っていた。だからアニメ化と聞いて「やっと話の全体像がわかるんだろうな」くらいの軽い気持ちで見始めた。ところが、思っていたのとだいぶ違った。時系列はばらばらに切り刻まれ、画面はシャフト特有の角度と間で進み、説明はびっくりするほど少ない。最初に通して見たときは、正直、一回では飲み込めなかった。曲のイメージで勝手に補完していた部分が、映像になると逆に輪郭を失う感じがある。腑に落ちたのは2回目だ。「ああ、これはこの順番で起きていた話か」とようやく線がつながった。最初の難しさは、たぶん仕様だったんだと今は思っている。夏の二日間を、何度でもやり直したくなる——ループの果てにある後悔の話
目に関する不思議な力。目隠し団。設定だけ並べると、いかにも中二的なSFに見える。実際そういう派手さもある。でも複数回見て残るのは、能力バトルでも組織の謎でもなくて、「もう一度やり直せたら」という、どうしようもない後悔の手触りだ。物語の中心には8月14日と15日という、たった二日間がある。その短い夏のなかで取り返しのつかないことが起き、それを巡って人が何かを失い続ける。ループものは世の中にいくらでもあるけれど、この作品が独特なのは「救えなかった」という感情の解像度の高さだと思う。時間を巻き戻せるとして、それでも誰かを助けきれない——その無力感を、蝉の声と熱気のなかに閉じ込めてしまう。宮野真守が演じる九ノ瀬遥と、その裏でちらつく目を醒ます蛇の二面性も象徴的だ。失われたものを取り戻したいという執着が、姿を変えて何度も画面に出てくる。だから一周目では物語が「難しい」と感じる。情報を整理しきれないからだ。でも二周目で時系列を自分の中で並べ直したとき、断片だったはずのシーンが急に重さを持ち始める。これは単なる超常設定の群像劇ではなく、夏の暑さにとらわれた喪失と未練の話なんだと、そこでようやく腑に落ちた。難しさと痛さが、同じ場所から来ている作品だ。特に刺さったシーン
緩衝材として効いているのは、阿澄佳奈の演じる榎本貴音——エネの軽快な掛け合いだ。重い喪失の物語を、画面の端でテンポよくかき回してくれる。あの明るさがあるから、沈む場面の落差が効く。逆に静けさで覚えているのは、花澤香菜の小桜茉莉。声が前に出すぎず、引いた距離感のまま芯にいる感じが好きだった。そして決定的なのは、終盤の畳みかける展開で宮野真守の声色がふっと変わる瞬間だ。同じ俳優が違う存在を演じ分けているのは知っていたのに、最初に見たときはその切り替わりに気づけなかった。2回目でそこに鳥肌が立った。子安武人のツキヒコの低い声が物語の奥行きを一段下げてくるのも効いていて、軽さと重さが同じ作品の中で同居している。声優の演技に引っ張られて話の構造が腑に落ちた、という珍しい体験をした作品だった。読んで見たくなったら——『メカクシティアクターズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- カゲロウプロジェクトの曲を通っていて、あの世界観を映像で確かめたい人
- 時系列がばらける構成を「謎解き」として楽しめる人
- ループものの中でも、後悔や喪失の感情に重心がある話が好きな人
- 一周で終わらせず、二周目で線をつなぐ見方を厭わない人
合わない人
- 一回見て話がきれいに把握できないと乗れない人
- 説明を丁寧に積み上げてくれる作りを求めている人
- シャフト的な画面の癖(独特の構図や間)が苦手な人
次に見るなら
時間をやり直しても誰かを救いきれない、あの無力感に惹かれたならシュタインズ・ゲート。同じ日々を何度もやり直し続ける痛みを、もっと長い射程で描いていて、終盤の重さは格別だ。夏と惨劇とループの組み合わせが効いていると感じたならひぐらしのなく頃に。閉じた田舎の夏が繰り返される構造は、メカクシティの八月とどこか地続きの息苦しさがある。
もっと直球で「夏の島でループしながら救おうとする」話が見たいならサマータイムレンダ。喪失を起点に時間を巻き戻す感情の動かし方が近くて、画面の緊張感も高い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『メカクシティアクターズ』は現在、**dアニメストア**および**U-NEXT**で配信中です。どちらのサービスでも全話視聴が可能ですので、カゲロウプロジェクトの世界観を映像でじっくり体験したい方はぜひ利用してみてください。独特のSHAFT演出と群像劇の構成を、ぜひ一気見でお楽しみください。
