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ニセコイ OVA
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
「ニセコイ」の14巻、16巻、17巻に同梱されたOVA。14巻のOVAは第58話「紛失」と第64話「ミコさん」を映像化。16巻のOVAは第65話「変貌」と第71話「お仕事」を映像化。17巻のOVAは第81話「戦闘」と第105.5話「サービス」を映像化している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気ラブコメ「ニセコイ」のコミックス特装版に同梱されたOVAシリーズ。原作の名エピソードを厳選して映像化しており、14巻同梱版では第58話「紛失」と第64話「ミコさん」、16巻同梱版では第65話「変貌」と第71話「お仕事」、17巻同梱版では第81話「戦闘」と第105.5話「サービス」が収録されています。一条楽と桐崎千棘の「偽りの恋人」関係を軸に、小野寺小咲やマリカら個性豊かなヒロインたちが繰り広げる、本編さながらのにぎやかな日常コメディが楽しめる番外編です。みどころ・魅力
① 原作の人気エピソードを厳選映像化
TVアニメ本編では描かれなかった原作の名エピソードをピックアップして映像化。「紛失」「変貌」「戦闘」など、ファンの間で印象深いお話がアニメで動く贅沢な内容で、原作読者ほど「あの話が観られる」という喜びを味わえる構成になっています。② ヒロインたちの新たな一面が見られる
千棘や小咲、マリカ、そしてミコさんといったキャラクターたちの普段とは違う表情や掛け合いが楽しめるのが番外編ならではの魅力。本編の補完として、それぞれのキャラの可愛さや関係性の機微がより深く描かれています。③ SHAFT制作のハイクオリティな映像
TVシリーズと同じくシャフトが制作を担当し、独特の構図や色彩設計、コミカルな演出はOVAでも健在。短編ながら作画・演出ともに本編クオリティを保っており、ニセコイらしいテンポの良いギャグと華やかなビジュアルを堪能できます。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 龍輪直征 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 東冨耶子、新房昭之 |
| キャラクターデザイン | 杉山延寛 |
| 音楽 | 有限会社モナカ |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | クラリス「CLICK」 |
| OP | クラリス「STEP」 |
| ED | 桐崎千棘「想像ダイアリー」 |
| ED | 桐崎千棘「大切の作り方」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、本編をひと通り追ってきた身としては「OVAかあ」という気持ちが先に立った。コミックスの巻末おまけ、というか同梱特典という出自を知っているせいで、どうしても「本筋ではない場所」という前提で再生ボタンを押すことになる。まあ見るけど、くらいのテンションで。ところが14巻同梱版の頭から、千棘と楽のいつもの噛み合わなさが映像と声で動き出した瞬間、その腰の引けた構えがわりとあっさり崩れた。原作で読んでいたコマが、東山奈央の声でテンポを持って跳ねると、こんなに印象が変わるのかと。2回目に見たときに気づいたのは、これは「補完」というより「余白で遊ぶ」ための尺だということ。本編の隙間にしか存在できない空気が、ちゃんとパックされている。
本筋を進めないことで守られている、ニセコイという日常
ニセコイという作品は、鍵と鍵穴をめぐる約束を軸にしながら、その答え合わせを驚くほど引き延ばす物語だ。だからこそ本編は常に「いつ進むのか」という緊張を抱えている。ところがこのOVA群は、その緊張から意図的に手を離している。14巻収録分の「紛失」や「ミコさん」、16巻の「変貌」や「お仕事」、17巻の「戦闘」や「サービス」——並べてみると、どれも物語の幹を一ミリも動かさないエピソードばかりだ。
でもそれは怠慢ではなくて、むしろニセコイの核心がどこにあるかを逆説的に示している。この作品が描いているのは、好きだと言えない人間たちが、言えないまま積み上げていく時間の質感だ。告白が一歩進むことより、進まないまま続く放課後のくだらなさのほうに、この群像の本体がある。OVAはその「進まない時間」だけを切り出して見せてくれる。本編という背骨があるからこそ、肉のついていないこの余白が、ちゃんと味になる。単なるファンサービスの寄せ集めではなく、「日常が壊れないことそのものが、この物語の願いだった」という構造を、尺の短さで証明してしまっている。だから本編を全部見た上でこれを見ると、何も起きないことの愛おしさみたいなものが、妙に効いてくる。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な展開ではなく、小野寺小咲がただ言葉を選びそこねる瞬間だった。花澤香菜の芝居は、語尾が決まりきる手前で一拍ためる呼吸が抜群にうまくて、その「言いかけてやめる」間に、本編であれだけ引き延ばされてきた小咲の不器用さが全部詰まっている。映像で見ると、原作のコマでは想像で補っていた頬の温度みたいなものが、声の震えとして実在する。ここで小咲が結局何も言えずに終わったとき、思わず画面の前で「だよなあ」と声が漏れた。
もう一つ、終盤のドタバタ系エピソードでの千棘の切り替えの速さ。東山奈央が怒りからデレに崩れる落差を、声色だけで滑らかにやってのけるので、見ているこっちの感情も律儀に振り回される。脇に子安武人のクロードや梶裕貴の舞子が顔を出すと、それだけで画面の密度が一段上がるのも、キャスト陣の地力という感じがして良かった。
読んで見たくなったら——『ニセコイ OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を最後まで追って、あのキャラたちの「いつもの空気」をもう少し浴びていたい人
- 物語が進むことより、進まない日常のディテールにこそ愛着がある人
- 花澤香菜・東山奈央あたりの芝居の機微を、声単体でじっくり味わいたい人
合わない人
- 鍵の謎や関係の決着といった本筋の前進を期待している人
- 原作・本編未見で、ここから入ろうとしている人(前提知識がないと置いていかれる)
- 短い尺でドラマ的な起伏をしっかり求めるタイプの人
次に見るなら
進まないラブコメの居心地よさが好きなら、まずはニセコイのTVシリーズ本編を見返すのが一番効く。OVAの余白は本編という背骨があって初めて意味を持つので、順番としてはこっちが先でもいい。
「好きと言えないまま続く時間」の質感に惹かれたならかぐや様は告らせたい。告白を進めないことを物語のエンジンにしている構造が近くて、頭脳戦の体裁で同じ不器用さを描いている。
もう少し賑やかな群像のドタバタが見たいならからかい上手の高木さんあたりも合う。何も起きない放課後の繰り返しが、ちゃんと愛おしくなるタイプの作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ニセコイ OVA」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品を幅広く扱う各サービスで揃って配信されているため、すでに利用中のサービスがあればそのまま楽しめます。本編とあわせて視聴したい方は、これらのサービスから自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。




















