フルーツバスケットThe Final

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2021フルーツバスケットThe Final

フルーツバスケットThe Final

★ 4.5 / 5.0コメディドラマサイコロジカルラブコメ日常系超自然
放送年2021年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画
制作TMS Entertainment

前シーズンの真実が明かされた後、草摩家は前に進もうとするが、彼らを縛る感情的な鎖は簡単には断たれない。透は呪いの解き方を望む本当の理由を認められず、身近な者の時間が限られていることを自覚しながら葛藤する。そして別の者の心を傷つける可能性のある秘密がまだ隠されている。しかし希望は失われていない。呪いへの手がかりが見つかったのだ。彼らの拘束の終わりが近いのだろうか?

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

草摩家に代々受け継がれてきた「呪い」。その真実が明かされた後も、家族それぞれが抱える傷や感情の鎖は簡単には解けない。本田透は呪いを解きたいと願いながらも、その本当の理由を自分自身に認めることができず、心の中で葛藤を続ける。そんな中、誰かを深く傷つけかねない秘密がまだ隠されていることが明らかになる。しかし絶望の中にも光はある——呪いを断ち切る手がかりがついに姿を現し、草摩家の長い因縁に終わりが近づいていた。

みどころ・魅力

① 呪いの真相と感情の解放——積み重ねてきた伏線が回収される

シリーズを通じて丁寧に描かれてきた草摩家の呪いと各キャラクターの傷が、ファイナルシーズンで一気に収束する。複雑な人間関係と感情の機微が丁寧に掘り下げられており、伏線回収の快感とともに、深い余韻をもたらす物語の完結を堪能できる。

② 透の揺れる感情と成長——不完全な主人公だからこそ伝わるもの

本田透は無条件に優しいだけでなく、自分の本心を認められず葛藤する等身大の少女として描かれる。その不完全さと向き合いながら前へ進む姿が、視聴者の共感を強く引き出す。愛することの怖さと勇気を問いかける心理描写が本作の核心だ。

③ 草摩家の再生——それぞれのキャラクターが辿り着く「自由」

呪われた十二支のメンバーたちが、それぞれの形で解放と再生を経験していく様子は圧巻。笑いと涙が交差するドラマの中で、「本当の家族」「自分を愛すること」というテーマが静かに、しかし力強く描かれ、ラストシーンまで目が離せない。

キャスト・声優一覧

草摩夾
草摩夾
メイン
内田雄馬
本田透
本田透
メイン
石見舞菜香
草摩慊人
草摩慊人
メイン
坂本真綾
草摩由希
草摩由希
メイン
島﨑信長
草摩紫呉
草摩紫呉
メイン
中村悠一
草摩紅葉
草摩紅葉
サブ
潘めぐみ
草摩燈路
草摩燈路
サブ
大地葉
藤堂公
藤堂公
サブ
大久保瑠美
夾の母
夾の母
サブ
湯屋敦子
草摩潑春
草摩潑春
サブ
古川慎
花島咲
花島咲
サブ
佐藤聡美
桜木直人
桜木直人
サブ
市川蒼

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スタッフ

監督井端義秀
シリーズ構成岸本卓
キャラクターデザイン進藤優
音楽横山克
美術監督神山瑶子
音響監督明田川仁
OPワープスアップ「Pleasure」
EDジェニック「春うらら」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

旧アニメをリアルタイムで追っていた人間として、2019年のリメイク発表のとき正直複雑な気持ちはあった。あの頃の記憶は記憶のまま残しておいた方がいい、という例のやつ。でも1話を見て数分で降伏した。作画の密度が違う。何より、慊人が「慊人」として描かれていた。旧作では中断されたまま終わっていた物語が、ここから本当に完結へ向かうのだと気づいたのは2話か3話あたりで、そこからは止まれなかった。The Finalは2周目でまったく別の作品になる。1周目は展開を追うのに必死で、2周目になってはじめて各キャラクターの表情の細かさが見えてくる。リメイク版が完結まで描いてくれたこと——それだけで、この作品が存在する意味はある。

愛されることを信じられない人間が、それでも誰かに手を伸ばすまでの話

「呪いからの解放」と書くと薄っぺらいので、もう少し具体的に言う。草摩家の「呪い」はメタファーとして精巧で、干支に憑かれた人間たちの苦しみは要するに「自分は普通の人間と同じようには愛されない」という確信から来ている。問題はその確信が、ほぼ全員において親か保護者によって植え付けられているという点で、The Finalはその根っこを丁寧に掘り起こしていく。

慊人が特にそうで、坂本真綾の演技がこのキャラクターをここまで複雑にしている。慊人の行動原理は「自分が手放されることへの恐怖」一点で動いていて、それが独占欲として、暴力として、支配として出てくる。見ていて単純に「悪役」とは呼べない居心地の悪さがあるのだが、坂本真綾はその居心地の悪さを声だけで成立させてくる。震えそうで震えない声というか、崩れる手前で踏みとどまっている人間の声というか——2周目で改めて聞くと、序盤から慊人がどれだけ追い詰められているかが全部乗っている。

由希と夾という対比の構造も巧みで、島﨑信長の由希は「完璧に見られてきたがゆえの孤独」、内田雄馬の夾は「最初から排除されてきたがゆえの諦め」をそれぞれ抱えている。この二人がそれぞれの形で変わっていく過程が、The Finalでちゃんと「完結」する。旧アニメで止まっていた物語がここで動く、というのは旧作視聴者にとって特に大きい。あの頃何となく置いてきてしまった感情と、20年近く経ってから向き合う感覚がある。

中村悠一の紫呉についても言っておきたい。このキャラクターはすべてを知りながら見守る側の人間で、だからこそ中村悠一の「軽さ」が効いている。軽いように見えて内側に何かを溜め込んでいる——あの声でないとこの役の二重構造は成立しなかったと思う。出演本数が多いベテランが、これほど「この1キャラのためにいる」と感じさせる芝居をしてくる瞬間が、The Finalには何度かある。

特に刺さったシーン

中盤、夾が透に自分の本当の姿を明かすシーンで内田雄馬の芝居が一段変わる。それまでの荒削りな感情の出し方ではなく、崩れる寸前の静けさのようなものがあって、2回目に見たとき声が出そうになった。感情を出すよりも、出さないでいる人間の方が難しい芝居だと思っていて、あのシーンはその難しい方をやっている。

佐藤聡美の咲は物語全体の中で一種の「外部の視点」として機能していて、彼女のセリフには笑いながら泣きそうになる瞬間がある。シリアスな展開の合間に差し込まれる咲の場面が、作品の重さをちょうどいい温度に保っている。こういう役は地味に難しくて、佐藤聡美が咲を「ただのコメディリリーフ」にしなかったのはかなり大きい。終盤の咲の登場シーンは、1周目より2周目の方が数倍効いてくる。

読んで見たくなったら——『フルーツバスケットThe Final』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 旧アニメを途中まで見ていた人(完結を見る価値は確実にある)
  • 家族関係・親子関係に傷がある人(過剰に刺さる可能性があるので注意しながら見てほしい)
  • 感情的に複雑なキャラクターが好きな人、悪役を悪役として切り捨てたくない人
  • 声優の芝居の細かさを楽しめる人

合わない人

  • テンポ重視の人(The Finalは感情の掘り下げに時間を使う。展開が遅いと感じる人は正直合わないかもしれない)
  • 1期・2期を未視聴でいきなり見ようとしている人(前提が多すぎる。順番に見てほしい)
  • 救済・浄化系のドラマが苦手な人(かなりその方向の作品です)

次に見るなら

夏目友人帳——誰かに受け入れられることで少しずつ変わっていく人間の話、という意味でフルーツバスケットに近い温度感がある。こちらも複数シリーズあるので時間がかかるが、その時間ごと楽しめる作品。

3月のライオン——家族から弾かれた人間が、別の場所で居場所を作っていく過程を丁寧に描く。シリアスとユーモアの配分がフルバに似ていて、感情的に複雑なキャラクターが好きな人にはとりわけ刺さる。

クラナド After Story——「完結する」という意味での充実感という点で近い。こちらも積み重ねた時間が後半になって効いてくるタイプの作品なので、フルバが好きだったなら見ていない人はぜひ。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『フルーツバスケットThe Final』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Huluの4サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスに対応しているため、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。シリーズ完結編をぜひ配信で見届けてみてください。

よくある質問

Q. フルーツバスケットThe Finalは全何話ですか?
A. 全13話です。2021年4月から7月にかけて放送されました。1期・2期と合わせて全63話でシリーズが完結します。
Q. 1期・2期を見ていないと楽しめませんか?
A. The Finalは完結編のため、1期・2期を視聴済みであることを前提に作られています。キャラクターの背景や伏線を踏まえた展開が多いため、1期から順番に視聴することを強くおすすめします。
Q. どの配信サービスで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Huluで視聴可能です。各サービスの対応状況は変わる場合があるため、視聴前に最新情報をご確認ください。
Q. 原作漫画との違いはありますか?
A. 2019年版アニメは原作に忠実なリメイクとして制作されており、The Finalも原作のラストまでをほぼ忠実に描いています。原作ファンにとっても満足度の高い仕上がりとなっています。

まとめ

『フルーツバスケットThe Final』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Huluの4サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスに対応しているため、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。シリーズ完結編をぜひ配信で見届けてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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