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〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 14話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Shaft |
『物語』シリーズの「最終季」の続編。過去から未来へ、彼らの物語は続く。高校を卒業した暦は、ここで彼の物語に終わりを告げる。しかし彼が救った少女たちの物語はまだ終わっていない。これは彼女たちの物語と葛藤の前編または続編である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校を卒業した阿良々木暦は、ここで自らの物語に一区切りをつけます。しかし、彼がこれまで救ってきた少女たちの物語は、まだ終わってはいません。本作「オフ&モンスターシーズン」は、〈物語〉シリーズ「最終季」のその後を描く続編にあたります。怪異との関わりを経てそれぞれに成長した彼女たちが、新たに抱える葛藤や出来事と向き合っていく姿を、シリーズ特有の軽妙な言葉遊びと緻密な心理描写で綴ります。過去から未来へと受け継がれていく、彼女たちの物語が静かに幕を開けます。みどころ・魅力
① 「卒業後」を描く新たな視点
これまでの中心人物だった暦の物語が一区切りを迎えた後を描くという、シリーズとして新鮮な切り口が魅力です。残された少女たちが主役として動き出すことで、おなじみの世界が別の角度から照らし出されます。② シリーズならではの会話劇と心理描写
テンポの良い掛け合いと言葉遊び、登場人物の内面に深く踏み込む独白は健在です。怪異という題材を通して人の心の機微を描く作風は本作でも貫かれ、ファンが愛してきた空気感をしっかり味わえます。③ ヒロインたちにスポットを当てた群像劇
暦が救ってきた少女たちそれぞれの「その後」が丁寧に掘り下げられます。一人ひとりの抱える事情や成長が交差していく構成は、長く物語を追ってきた人ほど感慨深く楽しめる仕上がりです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 吉澤翠 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 新房昭之、東冨耶子 |
| 原案キャラデザ | 戴源亨 |
| キャラクターデザイン | 渡辺明夫 |
| 美術監督 | 飯島寿治 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | 阿良々木月火「Icecream°」 |
| OP | 千石撫子「caramel ribbon cursetard」 |
| OP | みと「万死のテーマ」 |
| ED | ヨアソビ「UNDEAD」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、タイトルを見た瞬間に「オフ&モンスターシーズンって何なんだ」と声が出た。物語シリーズはもう最終季で畳んだはずじゃなかったのか、と。でも結局は再生ボタンを押している。十数年つきあってきた相手に対して、いまさら「卒業します」と言える義理もない。最初に見たときは、暦が高校を卒業して退場したあとの空白に戸惑った。主人公が中心にいない物語シリーズって成立するのか、と。ところが2回目で見え方が変わる。これは暦がいなくなったからこそ動き出す、置いていかれた側の話なんだと気づいた瞬間、ようやく腑に落ちた。あいかわらず会話の密度はおかしいし、画面はじっとしていない。帰ってきた、というより、まだ終わらせてもらえない感覚が近い。
救われた少女たちが、暦のいない場所でどう立つか
このシリーズはずっと、阿良々木暦という男が少女たちを救う話だった。神谷浩史の、あの軽口と本気の境目が曖昧な語りが、物語の重心をずっと引き受けてきた。だからこそオフ&モンスターシーズンの肝は「その暦が舞台からはけたあと」にある。救済というのは一度きりの出来事ではなくて、救われた人間がその後の人生を自分の足で歩き出せるかどうか、というところまで含めて初めて完結する。この作品が描こうとしているのは、たぶんそこだ。
千石撫子が漫画家として再起しようとする筋を、花澤香菜がまるで別人のように演じ分けているのが象徴的だった。かつて呪いに飲まれた少女が、今度は自分の手で物語を作る側に回る。救われる客体から、何かを生み出す主体へ。神原駿河もそうだ。沢城みゆきの、軽さの裏に痛みを隠す芝居が、彼女が暦に依存しないで進もうとする姿に説得力を与えている。斧乃木余接の早見沙織にいたっては、あの平坦な声のままで、いつのまにか感情の温度を一段上げてくる。
単なるスピンオフの寄せ集めではなく、「救った人間が退場したあと、残された者たちはどう生きるのか」という、シリーズ全体の宿題への回答編なんだと思う。暦が物語を終わらせても、彼女たちの物語は終わらない。むしろ、ここからが本番だと突きつけてくる。その容赦のなさが、このシリーズらしい。
特に刺さったシーン
序盤、撫子が机に向かってペンを握り、何度も描いては消すシーン。花澤香菜の呼吸の置き方が絶妙で、迷いと決意のあいだで揺れる声が、台詞より先に感情を運んでくる。ここで思わず一時停止した。かつて怪異に取り込まれた少女が、今度は自分の意志で何かを生み出そうとしている——その地味な机仕事の積み重ねが、どんな派手な戦闘よりも胸に来た。
もうひとつ挙げるなら、火憐がらみの場面。喜多村英梨の、勢いだけに見えて芯のある声が、あの一家の空気を一瞬で呼び戻してくる。終盤のある対話シーンでは、画面の切り替わりのリズムと声の被せ方が完全に噛み合っていて、配信作品でここまで攻めた編集をやるのか、と唸った。テレビ放送の尺の制約から解き放たれたぶん、間の取り方が自由になっている。その余白に芝居がぴたりとはまる瞬間が、何度もある。
読んで見たくなったら——『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 化物語からシリーズを追ってきて、登場人物を家族のように感じている人
- 暦という主人公が退場したあとの「その後」に興味がある人
- 会話劇の密度と、独特な画面演出そのものを味わいたい人
- 救われたキャラクターたちの自立の物語に弱い人
合わない人
- シリーズ未見で、いきなりここから入ろうとしている人
- 説明的なナレーションより、テンポの速いアクションを求める人
- 主人公が中心に居続ける構図でないと落ち着かない人
- 長台詞と言葉遊びの応酬に体力を持っていかれるのが苦手な人
次に見るなら
まずは原点の化物語。オフ&モンスターシーズンで描かれる少女たちが、どこから来てどう救われたのかを知らずに先を見るのはもったいない。彼女たちの「その後」の重みは、始まりを知って初めて効いてくる。
画面演出と会話の手触りが近いものならさよなら絶望先生。同じ系譜の、言葉と画面のリズムで押してくるタイプの快楽がある。台詞の洪水が心地よく感じられたなら、まず外さない。
もう一本、語りの密度で似た酩酊感を味わいたいなら四畳半神話大系。早口のモノローグに身を委ねる感覚と、ひとつの選択が人生をどう変えるかという主題が、物語シリーズと不思議なほど響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作「〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴可能です。複数の主要な配信サービスに対応しているため、普段利用しているサービスで気軽に楽しめます。シリーズをこれまで追ってきた方はもちろん、これから触れてみたい方もアクセスしやすい環境が整っています。























