OVA「続・終物語」配信状況・作品紹介

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2019続・終物語

続・終物語

★ 4.2 / 5.0ドラマミステリー超自然
放送年2019年
フォーマットOVA
話数6話
原作ライトノベル
制作Shaft

高校卒業の翌朝、暦は洗面台の鏡に映った自分の顔を洗おうとしますが、突然鏡の中の自分が見つめ返していることに気づきます。反射的に鏡に手を伸ばすと、指が鏡に沈み込んでいきます。やがて暦は鏡の中の世界へと引き込まれていきます。

続・終物語の配信情報をまとめました。サービスごとに料金・ラインナップ・無料期間が異なるため、以下の比較表で自分に合ったサービスを選んでください。視聴できるサービス:dアニメストア・U-NEXT

配信状況まとめ

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『続・終物語』は現在、**dアニメストア・U-NEXT・Hulu**の3サービスで配信中です。月額サブスクに加入していればすぐに全話視聴できるため、環境に合わせたサービスを選ぶと良いでしょう。〈物語〉シリーズの締めくくりにふさわしい作品なので、未視聴のまま積んでいる方はぜひこの機会に。
目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高校卒業の翌朝、阿良々木暦は洗面台の鏡の前でいつもどおり顔を洗おうとする。しかしふと気づくと、鏡の中の自分が動きを止め、こちらをじっと見つめ返していた。引き寄せられるように手を伸ばすと、指先がすっと鏡の中に沈んでいき――気がつけば暦は鏡の世界へと引き込まれていた。左右が反転した見知らぬ世界で、暦はかつて出会ったはずの怪異たちと再び向き合いながら、”元の世界”への帰還を目指す。

みどころ・魅力

① 「鏡の中の自分」という哲学的テーマ

左右が反転した鏡世界は、単なるトリップ描写にとどまらず「自分とは何か」「正しいと思っていた自分は本当に正しいのか」という問いを丁寧に掘り下げる。卒業直後という人生の転換点と絶妙に重なり、暦の成長を内面から照らし出す構成が秀逸だ。

② 〈物語〉シリーズを締めくくる集大成の感慨

これまで登場したキャラクターたちが鏡世界を通じて再登場し、シリーズ全体を振り返るような演出が随所に散りばめられている。長年のファンほど「あの場面」との繋がりに気づく仕掛けが多く、見終えたあとに改めて1作目から見直したくなる余韻を残す。

③ シャフト×西尾維新の映像美と独白の応酬

独特の速射テロップ・大胆な色彩設計・静止画カットをシャフトが磨き上げ、西尾維新の長尺モノローグと高密度な掛け合いを映像として昇華。OVA全6話の尺を最大限に活かし、劇場版に近い没入感を体験できるシリーズ屈指の完成度を誇る。

キャスト・声優一覧

阿良々木暦
阿良々木暦
メイン
神谷浩史
羽川翼
羽川翼
サブ
堀江由衣
忍野忍
忍野忍
サブ
坂本真綾
斧乃木余接
斧乃木余接
サブ
早見沙織
老倉育
老倉育
サブ
井上麻里奈
阿良々木火憐
阿良々木火憐
サブ
喜多村英梨
神原駿河
神原駿河
サブ
沢城みゆき
阿良々木月火
阿良々木月火
サブ
井口裕香
戦場ヶ原ひたぎ
戦場ヶ原ひたぎ
サブ
斎藤千和
臥煙遠江
臥煙遠江
サブ
根谷美智子
千石撫子
千石撫子
サブ
花澤香菜
忍野扇
忍野扇
サブ
水橋かおり

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スタッフ

監督新房昭之
シリーズ構成東冨耶子、新房昭之
原案キャラデザ戴源亨
キャラクターデザイン渡辺明夫
音楽羽岡佳
美術監督内藤健
音響監督鶴岡陽太
OPKoyomi Araragi「7734」
EDTrySail「azure」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・考察

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

終物語を見終えて、「ああ、終わった」と思ってから1年近く経ったころ、続きがあると知った。OVAという形式で、6話構成。配信で見たとき、最初の数分間は正直「蛇足じゃないといいけど」という警戒モードで画面を見ていた。

でも鏡の前のあのシーンで、その警戒が一瞬で消えた。暦が鏡の中に引き込まれていくくだりを、2回目に見たときに気づいたのは、その映像の「静けさ」だ。派手な演出を一切しない。ただ、手が鏡に沈んでいく。神谷浩史の声もこのとき異様に落ち着いていて、恐怖ではなく好奇心、でもその下に微妙な不安、という何層かの感情を、ほとんど台詞ではなく息づかいで乗せてくる。あの演技設計は本当に巧いと思う。

終物語の「続き」というよりは、終わったはずの物語がもう一度だけ口を開く、という感覚。1回目はその感触に驚いて、2回目は「なぜこの話がここに必要だったか」を確かめるように見た。

「鏡の中の自分」は、なりたかった自分ではなく、なれなかった自分の話だ

この作品を「異世界迷い込み系の怪異もの」として消費すると、たぶん半分しか見えない。表層はそうだ。鏡の中の世界に落ちて、そこから帰ってくる話。でもその鏡の中が描いているのは、阿良々木暦という人間が高校3年間をかけて向き合い続けた問い——「自分はどういう人間であるべきか」——の、最後の答え合わせだと思っている。

物語シリーズ全体を通じて、暦はずっと「傷ついた誰かを助けずにいられない」という性質を抱えている。それが美点であり、同時に自己犠牲的なまでの歪みでもある。終物語の本編ではその歪みが一度解体されて、彼は「卒業」という形で一つの区切りをつけた。なのになぜ続・終物語では、その翌朝に鏡の中に引き込まれるのか。

鏡の世界にある「逆さまの自分」は、本編で乗り越えたはずの自分の残像なのだと思う。高校を卒業し、次のステージに進もうとする瞬間に、過去の自分が「本当にそれでよかったのか」と問いを立ててくる。これは怪異の話というより、成長の話だ。大人になる寸前の人間が、自分の半身と対峙する話。

2回目に見たとき、鏡の中の世界で出会うキャラクターたちのことを、ちゃんと「記号」として読み直した。彼女たちは単なる異世界の住人ではなく、暦が自分の中に持ち続けている関係性の「型」として機能している。花澤香菜が演じる千石撫子が鏡の世界に現れるとき、その声には本編の撫子とは微妙に違うトーンがある。ほんの少しだけ、乾いた感じ。あれは意図的なものだと確信している。鏡の中の登場人物は「本物ではない」という演出を、声で表現している。

沢城みゆきの神原駿河、堀江由衣の羽川翼、早見沙織の斧乃木余接——それぞれが物語シリーズ全体を通じて暦に何かを残していった人間たちで、続・終物語はその「残滓」との最後の対話として機能している。シリーズを全部見た上で見ると、各キャラクターの声が出るたびに「ああ、この人とあの話があったな」という記憶が一緒に再生されてくる。それはOVAの仕掛けではなく、シリーズ全体を一つの構造として使った演出だ。

特に刺さったシーン

序盤、暦が鏡に指先を触れる瞬間の「あ、入っていく」という静けさ。神谷浩史の演技がここで凄みを発揮する。驚きでも恐怖でもなく、ある種の「諦め混じりの受容」で鏡に入っていく。あの絶妙な脱力感が、その後の展開の深度を決定づけている。

それから、鏡の世界で撫子に再会するシーン。花澤香菜の声が、本編の撫子より少しだけ「平板」になっている気がして、2回目に気づいたとき鳥肌が立った。あれが「これは本物ではない」という演出なのか、それとも自分の聞き違いなのか、今でも確信はないが、そう聞こえる。そして仮にそう演じているなら、声優としての解像度が尋常じゃない。

終盤、暦が鏡の外に戻ってくる直前の間。台詞がほぼない数秒間に、音楽と作画だけで「ここで一つの時代が終わる」という質量を作り出している。物語シリーズのBGMはいつも場の温度を精密に操作してくるが、このシーンの選曲は特に、泣かせにきているというより「静かに手放させる」設計だった。

読んで見たくなったら——『続・終物語』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 物語シリーズを終物語まで全部見ていて、「終わり方は好きだけどもう少しだけ見たかった」と思っている人
  • シリーズ全体を通じて声優陣の演技変化を追ってきた人。各キャラクターの声の「積み重ね」が武器になる作品なので、それが分かると倍以上おいしい
  • 派手なアクションより、静かな対話と内省的なモノローグが好きな人
  • 「成長」や「卒業」という概念に個人的な感情が乗りやすい人

合わない人・正直に言う

  • 物語シリーズを未視聴、または途中で脱落した人。単体では何も刺さらない。前提知識なしで見ると「怪異に巻き込まれて帰ってくるだけの話」にしか見えない
  • 西尾維新の台詞回し(言葉遊び・反復・長ゼリフ)がすでに苦手な人。そのスタイルはこのOVAでも全開なので、慣れていないと消耗する
  • 「結末に大きなカタルシスが欲しい」派の人。続・終物語は爆発しない。静かに着地して、静かに終わる

次に見るなら

化物語(物語シリーズ第1作)
続・終物語を見て「最初から見直したい」と思ったなら迷わずここから。暦と羽川翼の関係がシリーズ全体の背骨であることが分かるので、続・終物語がもう一段深く読めるようになる。見直すと伏線の密度に毎回驚く。

まどか☆マギカ(劇場版 叛逆の物語)
「終わったはずの物語が別の形で続く」という構造に興味が出たなら。TV版で完結した世界を、劇場版が別の切り口から開き直す設計が続・終物語と呼応する。鏡の世界という異界描写が好きな人にも刺さりやすい。

四畳半神話大系
「もう一人の自分、なりえた自分」というテーマが好きなら。パラレルな自己像と向き合う話で、続・終物語の内省的な空気感に近い。西尾維新ではないが、台詞と独白の密度は同じくらい高い。

よくある質問

Q. 『続・終物語』は〈物語〉シリーズのどの位置にあたりますか?
A. 西尾維新の〈物語〉シリーズの中では時系列上の最終章にあたります。『傷物語』や『化物語』から続く阿良々木暦の高校生活の”締めくくり”として描かれているため、シリーズを一通り追ってから視聴することをおすすめします。
Q. アニメ版は原作小説と内容は同じですか?
A. 基本的なストーリーラインは原作小説に忠実ですが、シャフトによる演出・映像表現が加わることで原作とは異なる体験が生まれています。原作を読んだ方もアニメ版の映像美で改めて楽しめる内容です。
Q. OVA全何話ですか?一気見できますか?
A. 全6話構成です。1話あたり約25分のため、合計約2時間30分で視聴できます。連続した物語として設計されているため、一気見との相性が非常に良い作品です。
Q. 〈物語〉シリーズを途中からでも楽しめますか?
A. 単体でも鑑賞はできますが、登場キャラクターや伏線の多くが過去作を前提としているため、初見での完全な理解は難しい面があります。『化物語』から順に視聴することで、本作の感動がより大きくなります。

まとめ

『続・終物語』は現在、**dアニメストア・U-NEXT・Hulu**の3サービスで配信中です。月額サブスクに加入していればすぐに全話視聴できるため、環境に合わせたサービスを選ぶと良いでしょう。〈物語〉シリーズの締めくくりにふさわしい作品なので、未視聴のまま積んでいる方はぜひこの機会に。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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