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フェアリーゴーン
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | P.A.WORKS |
妖精が動物に宿り、特殊な力を与える世界。妖精に憑かれた動物の臓器を人間に移植することで、人間は妖精を部分的に召喚して武器として使用できる。やがてそうした個人は戦争に用いられ「妖精兵」と呼ばれた。長い戦争の後、これらの兵士は目的を失い、社会への再統合を余儀なくされる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
妖精が動物に宿り、特殊な力を授ける世界。妖精に憑かれた動物の臓器を移植された人間は、妖精を武器として部分的に召喚できるようになり、長く続いた戦争で「妖精兵」として戦場に駆り出されてきました。やがて戦争が終わると、彼らは目的を失い、社会への再統合を迫られます。そんな時代を背景に、ある出来事をきっかけに妖精を宿す力を得た主人公が、違法な妖精の使用を取り締まる組織と関わりながら、戦後社会に渦巻く陰謀や過去の因縁に巻き込まれていきます。みどころ・魅力
① 戦争の「その後」を描く重厚な世界観
本作が主軸に据えるのは、戦争が終わった後の世界です。居場所を失った元兵士たちの再統合という社会派のテーマを、妖精という幻想的な設定に重ねて描き出します。華やかなだけのファンタジーではなく、喪失や痛みを抱えた人々のドラマとして物語が進む重みが大きな魅力です。② 妖精を武器化した多彩なアクション
妖精兵が召喚する妖精は、それぞれ固有の能力と姿を持ち、バトルシーンに見応えを生みます。臓器移植という代償を伴う力の設定が、戦闘に緊張感とリスクを与えている点も特徴です。組織同士の駆け引きと絡み合いながら展開する戦いは、単なる力比べに留まらない奥行きがあります。③ 交錯する立場と人間ドラマ
違法な妖精使用を取り締まる側と、それを利用しようとする者たち。本作は善悪をはっきり二分するのではなく、それぞれの正義や事情を抱えたキャラクターが交錯します。過去の戦争で結ばれた因縁や失われた絆が物語の核となり、登場人物たちの選択が幾重にも重なって深みを生み出します。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鈴木健一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 十文字青 |
| 原案キャラデザ | 中田春彌 |
| キャラクターデザイン | 清水貴子 |
| 音楽 | 宮崎誠、睦月周平 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 立花綾香「KNOCK on the CORE」 |
| ED | (K)NoW_NAME「Ash-like Snow」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は妖精と銃と軍服、というビジュアルだけで充分だった。ポスターの時点で雰囲気が完成していて、こういう薄暗い大人向けファンタジーに弱いので、内容をろくに調べないまま再生ボタンを押した。立ち上がりは期待どおりで、戦争が終わったあとの世界、行き場をなくした元兵士たち、煙草の似合う画面。最初の数話は、ただ世界に浸っているだけで満足していた。ただ、見続けるうちに固有名詞と組織と政治の線がどんどん増えていって、二回目に見直したときも「この人、どっち側だっけ」を何度も巻き戻すことになった。雰囲気は最後まで好きだったのに、話の筋を追う手のほうが途中で止まってしまった、というのが正直なところだ。
戦争が終わったあとも、武器であり続けるしかなかった人たちの話
この作品の入り口は、いかにも派手だ。動物に宿った妖精の臓器を移植して、人間が妖精を武器として呼び出す——字面だけ見れば能力バトルの設定に見える。でも腰を据えて眺めると、描こうとしているのはもっと地味で重たいものだった。戦うためだけに作られた人間は、戦争が終わったあとどこへ行けばいいのか、という話だ。妖精兵たちは体の中に文字どおり戦争を埋め込まれている。臓器は取り出せない。平和になっても、自分が武器であった事実は内臓に残り続ける。社会復帰しろと言われても、武器に居場所を用意してくれる社会なんてどこにもない。登場人物が過去の戦友や敵と再会するたびに、「あのとき選ばなかった道」が亡霊みたいに立ち上がってくる。個人的には、これは加害と被害をきれいに分けられない人間の話として見ていた。誰もが命令で誰かを撃って、その引き金を引いた手で、今は紅茶を淹れている。罪の重さを測る物差しが世界のどこにもない、その居心地の悪さこそがこの作品の体温だと思う。皮肉なのは、その重たいテーマを支えるはずの物語そのものが、組織と陰謀の枝分かれに飲み込まれて、肝心の「人」が見えにくくなっていったこと。テーマは最後までぶれていないのに、それを運ぶ船が大きくなりすぎた、という印象が残った。
特に刺さったシーン
刺さったのは、結局のところ声と空気だった。細谷佳正が演じるウルフラン・ロウは、声を張らない芝居がうまい。静かなのに底に苦みがあって、過去を背負った男の「もう疲れている」感じが、台詞の隙間からにじんでくる。前野智昭のフリー・アンダーバーと並ぶ場面の、噛み合いそうで噛み合わない温度差も良かった。小松未可子のエレノア・ニードは、感情をまっすぐ出す役どころで、すり減った大人ばかりの画面に一本だけ芯を通している。脇では寿美菜子のビター・スウィートや、東地宏樹のジェット・グレイブみたいな、名前からして劇画調の面々が、世界の薄暗さをきっちり下支えしていた。とくに序盤の、雨と銃声が同居する夜のシーンで音楽がぐっと沈み込んだとき、思わず音量を上げてしまった。話の筋を見失ってからも、この空気だけを吸いに戻ってきた回が何度かある。
読んで見たくなったら——『フェアリーゴーン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 設定そのものより、雰囲気・美術・音楽に浸って作品を味わいたい人
- 戦争が終わったあとを生きる人間のままならなさ、という重いテーマに惹かれる人
- テンション低めで進む、大人向けのダークファンタジーが好きな人
合わない人
- 固有名詞や組織の関係が多い物語を、頭の中で整理しながら追うのが苦手な人
- 一話ごとに分かりやすい決着やカタルシスが欲しい人
- 広げた設定や伏線を、最後まできっちり回収してほしい人
次に見るなら
ヴァイオレット・エヴァーガーデンが好きなら、というか、戦争が終わったあとに兵器として育てられた人間が居場所を探す話、という意味でこちらは芯が近い。同じ「戦後」の手触りを、もっと静かに丁寧に描いている。
薄暗い時代の空気と、渇いた男たちの人間関係が好きなら91Days。復讐に取り憑かれた連中の温度の低さで酔わせるタイプで、雰囲気優先で観たい夜に向く。
能力者と組織の暗闘を、ノワールな夜の質感で描くDARKER THAN BLACK -黒の契約者-もおすすめ。設定が少しずつ入り組んでいくところまで含めて、フェアリーゴーンと近い味がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
2019年放送のTVアニメ『フェアリーゴーン』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つのサービスで視聴できます。アニメ見放題に強いdアニメストアをはじめ、複数の配信サービスに対応しているため、ご自身の利用環境に合わせて選びやすい作品です。気になった方は、対応しているサービスでチェックしてみてください。


