風都探偵

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2022風都探偵

風都探偵

★ 3.5 / 5.0アクションドラマミステリー超自然
放送年2022年
フォーマットONA
話数12話
原作漫画
制作Studio KAI

エコ都市フウトで、USB型の謎の装置「ガイアメモリ」が犯罪者に使用され、ドーパント怪人へ変身させる。警察は対抗できない。さらにガイアメモリは危険な毒素を持ち、使用者を狂気に陥らせ死に至らしめる可能性がある。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

環境都市・風都を舞台に、USB型の謎の装置「ガイアメモリ」をめぐる事件が描かれます。ガイアメモリは使用者を怪人「ドーパント」へと変貌させ、街に混乱を招きます。さらにこのメモリは強い毒性を持ち、使用者の精神を蝕み、時に命さえ奪う危険な代物。通常の警察では太刀打ちできないこの脅威に立ち向かうのは、風都で探偵事務所を営む左翔太郎と相棒フィリップです。二人は仮面ライダーダブルに変身し、街の平和を守るため、次々と持ち込まれる難事件に挑んでいきます。

みどころ・魅力

① 特撮「仮面ライダーW」の正統続編

本作は2009年放送の特撮ドラマ「仮面ライダーW」のその後を描く正統続編です。原作者・三条陸が再び脚本を手がけ、ファン待望の続きがアニメとして実現しました。当時のファンはもちろん、未見でも世界観に入りやすく作られています。

② 「二人で一人」の変身ヒーロー

熱血漢の翔太郎と、膨大な知識を操る天才フィリップ。性格も役割も対照的な二人が力を合わせ、一体の仮面ライダーダブルへと変身します。半分ずつの身体が示すバディものとしての絆が、本作最大の魅力です。

③ ハードボイルドと謎解きの融合

ガイアメモリが絡む事件は、単なるバトルではなく謎解きの要素を強く帯びています。探偵らしい推理と、スタイリッシュなアクションが交互に展開し、ミステリーとアクション双方の見応えを両立させています。

キャスト・声優一覧

左翔太郎
左翔太郎
メイン
›
細谷佳正
フィリップ
フィリップ
メイン
›
内山昂輝
ときめ
ときめ
メイン
›
関根明良
青山晶
青山晶
サブ
›
小林大紀
難波くるみ
難波くるみ
サブ
›
篠原侑
蘭堂廉太郎
蘭堂廉太郎
サブ
›
斧アツシ
坪崎忠太
坪崎忠太
サブ
›
新垣樽助
有藤蛍
有藤蛍
サブ
›
石上静香
鳴海亜樹子
鳴海亜樹子
サブ
›
小松未可子
サブ
サブ
サブ
›
興津和幸
財前暦
財前暦
サブ
›
上田瞳
万灯雪侍
万灯雪侍
サブ
›
小野大輔

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スタッフ

シリーズ構成樋口達人
原作三条陸
原案キャラデザ佐藤まさき
キャラクターデザイン蛯名秀和
美術監督渡辺幸浩
音響監督明田川仁
OPブライアン・イーノ「Private Eye」
ED松岡充「罪と罰とアングラ」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

正直に言うと、仮面ライダーWはそこまで追ってない口だ。だから最初は「あの続きをアニメでやるのね」くらいの距離感で再生ボタンを押した。ところが冒頭の数分で、その距離はあっさり詰められる。配信オリジナルだからか映像の密度が妙に高くて、風都という街の湿った空気感がまず画面から伝わってくる。テレビシリーズの記憶がなくても置いていかれない作りになっていて、これは入口を広く取ってるなと感心した。最初は様子見だったのに、2話まで見たら結局そのまま一気に最後まで行ってしまった。2回目に見直したとき気づいたのは、1話の何気ない会話に後半の伏線が普通に転がっていたことで、ああこれは作り込みが効いてるやつだ、と。

「ハーフボイルド」という、強くなりきれない探偵の話

この作品の中心にいる左翔太郎は、ハードボイルドに憧れている。けど全然なりきれない。涙もろいし、依頼人に肩入れしすぎるし、相棒に頼りきりだ。彼が口にする「ハーフボイルドだ」という自虐は、最初はギャグのように響くんだけど、見ているうちにこれが作品の背骨だと分かってくる。風都探偵は、冷たく完璧な探偵が事件を裁く話じゃない。半分しか茹だってない、人間くさい男が、それでも誰かの涙のために動く話なんだ。

ガイアメモリという設定がこのテーマを裏側から照らしている。あれは使う者を狂気に引きずり込み、最後には殺してしまう装置だ。力に呑まれた人間がドーパントに堕ちていく構図は、要するに「強さの代償」の物語でもある。手っ取り早い力に手を出した者が壊れていく一方で、翔太郎とフィリップは二人で一人、半分ずつ持ち寄ってようやく一人前になる。完璧な個ではなく、欠けた二人が補い合うことで立つ。この対比が効いている。万能の力に飲まれた孤独な怪人と、不完全なまま手を取り合う探偵。どっちが本当に強いのか、という問いが街の事件のたびに静かに繰り返される。

だから俺はこれを、変身ヒーローものの皮をかぶった「弱さの肯定」の物語として見た。強くなりきれないことを恥じる男が、その半端さこそ誰かを救う形になると気づいていく。そこに胸を打たれる。

特に刺さったシーン

やっぱり翔太郎とフィリップが息を合わせて変身に至る一連の流れだ。細谷佳正の翔太郎は、軽口を叩いているときの軽さと、覚悟を決めた瞬間の声の沈み込みの落差がいい。内山昂輝のフィリップはどこか浮世離れした知性の声で、この二人の声質が噛み合った瞬間に「二人で一人」が本当に成立する。理屈じゃなく耳で納得させられる。序盤の依頼を受ける何気ない事務所のやりとりも好きで、亜樹子を演じる小松未可子の勢いがあの空気を回している。そして万灯雪侍。小野大輔の声が乗った瞬間に、敵の格が一段跳ね上がる。穏やかなのに底が見えない、あの危うさ。終盤の対峙で彼が静かに語るくだりでは、思わず画面を止めてもう一度頭から聞き直した。悪役の説得力で物語の温度が決まる、というのを久しぶりに実感した。

読んで見たくなったら——『風都探偵』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • バディもの・相棒の関係性に弱い人
  • 仮面ライダーWが好きで、あの世界の続きを浴びたい人
  • 事件ごとに街の人間ドラマが積み重なる構成が好きな人
  • 原作の記憶がなくても、雰囲気から入れる丁寧な作りを求める人

合わない人

  • 変身ヒーローの様式そのものが苦手な人
  • 主人公の半端さ・人情に寄った熱さをくどく感じる人
  • 毎話完結より一直線の大きな謎だけを追いたい人

次に見るなら

まず素直に仮面ライダーW。この作品の地続きの原点で、翔太郎とフィリップの始まりを知ると風都探偵の細部が何倍も効いてくる。順番が逆でも問題ないのが嬉しいところ。

能力バトルと探偵社のバディ感が好きなら文豪ストレイドッグス。異能を抱えた人間たちが事件を追う構図と、軽妙な掛け合いの裏にある重さが風都の空気と近い。

街と犯罪、力に呑まれる人間の怖さに惹かれたならPSYCHO-PASS サイコパス。テクノロジーが人を狂わせる設定の冷たさは、ガイアメモリの毒性と通じるものがある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「風都探偵」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめます。アクションとミステリーの両方を味わいたい方は、ぜひいずれかのサービスでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 「風都探偵」はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴可能です。複数のサービスに対応しているので、お使いの環境に合わせて選べます。
Q. 特撮「仮面ライダーW」を見ていなくても楽しめますか?
A. 楽しめます。本作は「仮面ライダーW」の続編ですが、世界観やキャラクターは作中で丁寧に描かれるため、初めての方でも物語に入り込みやすい構成になっています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. アクション、ドラマ、ミステリー、超自然の要素を併せ持つONA作品です。探偵による謎解きと、仮面ライダーダブルのバトルが融合した内容が特徴です。
Q. 主人公はどんなキャラクターですか?
A. 熱血漢の探偵・左翔太郎と、博識な相棒フィリップの二人が主人公です。二人が力を合わせて一体の仮面ライダーダブルへ変身する「二人で一人」のスタイルが魅力です。

まとめ

「風都探偵」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめます。アクションとミステリーの両方を味わいたい方は、ぜひいずれかのサービスでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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