サムライセブン

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2004サムライセブン

サムライセブン

★ 3.5 / 5.0アクションメカSF
放送年2004年
フォーマットTVアニメ
話数26話
原作その他
制作GONZO

遠い未来、かつて「地球」と呼ばれたかもしれない惑星で、身体を機械化した侍たちの戦争が起きていた。長い戦いの後、人々はささやかな平和を享受していた。飢饉と恐ろしい機械化された盗賊団(ノブセリ)による拐致に直面したカンナ村の農民たちは、危険を承知で侍を雇って村を守ることを決意する。村の水の巫女キラル…

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

長きにわたる戦の時代が終わり、世界には束の間の平和が訪れていた。しかし機械化された侍=「野伏せり」と化した者たちは盗賊と成り果て、収穫した米を奪うため村々を襲い続けていた。度重なる略奪と飢饉に苦しむカンナ村の人々は、村を守るため侍を雇うことを決意する。水の巫女キララたちは、わずかな米を報酬に戦ってくれる侍を探して都へと旅立つ。やがて集められたのは、過去も性格もばらばらな七人の侍。彼らは寄せ集めの農民と共に、圧倒的な力を持つ野伏せりへの抵抗を始める。

みどころ・魅力

① 黒澤明『七人の侍』をSFで再構築した骨太な物語

不朽の名作『七人の侍』を、機械文明が崩壊した未来世界へと大胆に翻案。農民が侍を雇って村を守るという原典の構造はそのままに、巨大ロボットや空中戦が加わり、義と犠牲を描く重厚なドラマへと昇華されています。

② 個性豊かな七人の侍たちの群像劇

老練な勘兵衛、剛胆な菊千代、寡黙な剣豪久蔵など、来歴も信念も異なる侍たちが集結。それぞれが背負う過去や葛藤が丁寧に描かれ、戦いを通じて少しずつ絆を深めていく過程が大きな見どころとなっています。

③ GONZO制作による迫力の戦闘描写

手描き作画とCGを融合させた巨大な野伏せりとの戦闘は、当時のテレビアニメとして高い完成度を誇ります。スケール感あふれるメカアクションと、刀一本で立ち向かう侍たちの対比が、緊張感ある映像を生み出しています。

キャスト・声優一覧

キララ
キララ
メイン
›
折笠富美子
シチロージ
シチロージ
メイン
›
草野とおる
キクチヨ
キクチヨ
メイン
›
桑田コング
キュウゾウ
キュウゾウ
メイン
›
三木眞一郎
カンベイ
カンベイ
メイン
›
てらそままさき
メイン
›
西前忠久
ゴロベエ
ゴロベエ
メイン
›
稲田徹
コマチ
コマチ
メイン
›
斎藤千和
ウキョウ
ウキョウ
メイン
›
子安武人
ヘイハチ
ヘイハチ
メイン
›
犬飼淳治
カツシロウ
カツシロウ
メイン
›
朴璐美
サブ
›
西村知道

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スタッフ

監督滝沢敏文
シリーズ構成冨岡淳広
音楽和田薫
美術監督小倉宏昌
音響監督鶴岡陽太
OP相川七瀬「UNLIMITED」
EDRin’「普遍」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「あの七人の侍をロボットでやる」と聞いたとき、正直いちど身構えた。黒澤明のあの重さを、CGのメカ戦に置き換えて大丈夫なのか、と。半分は冷やかしのつもりで序盤の村のシーンを再生したら、水を張った田んぼの上を、機械化された盗賊団(ノブセリ)が轟音で横切っていく画が来て、そこで手が止まった。米と機械油。この二つが同じ画面に並ぶ気持ち悪さこそ、この作品の入り口なんだと妙に納得してしまった。最初に見たときは設定の派手さばかり追っていたけれど、2回目はむしろ、農民の顔のアップで時間がやけに長く止まることに気づいた。GONZOがメカで撃ち合いたかったわけじゃないのは、たぶんその尺の取り方に出ている。

「強さ」を持つ者が、何も持たない者をどう扱うかという話

この作品は、戦争が終わったあとの侍を描いている。そこが原作と決定的に違って、しかも一番効いている部分だと思う。身体を機械に変えてまで戦った侍たちは、平和になった世界では完全に用済みだ。振るう刀はあるのに、振るう場所がない。彼らは強さだけを抱えて、行き場を失っている。いっぽうカンナ村の農民は、強さも金も何も持たない。持っているのは米と、奪われたくないという当たり前の願いだけ。この「持つ者」と「持たざる者」が、米一握りの報酬で雇用関係になるところから物語が動き出す。

面白いのは、雇われた侍の側にも事情が透けて見えることだ。誰かに必要とされたい、自分の強さに意味がほしい——そういう欠落を、農民を守るという行為で埋めようとしている節がある。守る側が、守ることで救われている。この非対称な依存が、終盤になるほど露わになっていく。カツシロウ(朴璐美の、若く危なっかしい声がいい)が「侍とは何か」を問い続ける筋は、単なる成長譚じゃなくて、強さを持つことの後ろめたさを引き受ける話として読める。単に村を守る勧善懲悪ではなく、力を持ってしまった者が、その力を誰のために差し出すのかを延々と迷う。重厚感をどう表現しているのか気になっていたけれど、答えは作画の密度じゃなくて、この「迷い」を切らずに描き切るところにあった。

特に刺さったシーン

キュウゾウ(三木眞一郎)が、ほとんど喋らないまま立っているだけの場面がいい。中盤、彼が刀を抜くか抜かないかの一瞬、空気が完全に止まる。三木眞一郎の抑えた低音は、台詞が少ないぶん「間」そのものが演技になっていて、ここで初めてこの人の声を選んだ意味がわかった。派手な剣戟より、抜く前の静けさのほうが怖い。もう一人挙げるなら、ウキョウだ。子安武人が演じる、甘やかされて育った若い権力者の、あの軽薄さと底の知れなさ。憎たらしいのに目が離せない。終盤、彼が見せる笑い方ひとつで、この世界の腐り方が全部わかる。思わず画面を巻き戻して、もう一回その表情を確認した。悪役の説得力は、こういう声の質感で決まるんだと改めて思う。

読んで見たくなったら——『サムライセブン』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 黒澤明の「七人の侍」が好きで、翻案がどこまで踏み込めるか見たい人
  • メカ戦より、戦う動機や登場人物の迷いをじっくり追いたい人
  • 子安武人・三木眞一郎・朴璐美あたりの声の芝居を腰を据えて聴きたい人
  • 2クール使ってゆっくり積み上げる群像劇に耐えられる人

合わない人

  • 毎話スピーディなメカアクションが欲しい人(テンポは意外と遅い)
  • 2004年当時のCGと手描きの混在が、どうしても気になってしまう人
  • 原作の枠組みを崩されること自体に抵抗がある人

次に見るなら

七人の侍が好きでこの翻案に興味を持ったなら、まずは黒澤明の原作映画そのものを。アニメ版がどこを足してどこを削ったのか、見比べると倍楽しめる。雇われた者たちの非対称な関係性が、より生々しく見えてくる。

機械の身体と戦いの行き場のなさに惹かれたならカウボーイビバップ。ジャンルは違うけれど、終わった時代を生きる者たちの乾いた空気は地続きだ。台詞の少ない男の格好良さという点でも近い。

力を持つ者の後ろめたさをもっと突き詰めたいならガングレイヴを。同じ年代の作品で、強さと忠義と裏切りを長尺で描き切る重さがある。サムライセブンの群像劇が刺さった人なら、こちらの後半の畳みかけも効くはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『サムライセブン』は、ABEMA・dアニメストア・Huluの3つの配信サービスで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入中のサービスがあればそのまま楽しめますし、これから観る方も選択肢が広く安心です。じっくり全話を追いたい方は、自分の利用環境に合わせて配信サービスを選ぶとよいでしょう。

よくある質問

Q. サムライセブンはどこで配信されていますか?
A. 現在、ABEMA・dアニメストア・Huluの3サービスで視聴できます。いずれも見放題で楽しめるため、加入中のサービスや使いやすさに合わせて選ぶのがおすすめです。
Q. 黒澤明の『七人の侍』を観ていなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。原典をモチーフにしつつ独自のSF設定で再構築されており、予備知識がなくても物語に入り込めます。原作を知っていると翻案の妙をより味わえます。
Q. 全何話ありますか?
A. 全26話で構成されたTVアニメです。村を守る戦いから物語の核心へと展開していく長編のため、配信サービスでまとめて一気に視聴するのにも向いています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. アクション・メカ・SFを軸にした作品です。機械化された未来世界を舞台に、巨大な野伏せりとの戦闘と、侍たちの人間ドラマが融合した骨太な群像劇となっています。

まとめ

『サムライセブン』は、ABEMA・dアニメストア・Huluの3つの配信サービスで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入中のサービスがあればそのまま楽しめますし、これから観る方も選択肢が広く安心です。じっくり全話を追いたい方は、自分の利用環境に合わせて配信サービスを選ぶとよいでしょう。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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