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スロウスタート
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | CloverWorks |
17歳の一ノ瀬花は、クラスメイトに知られていないが、高校への入学が1年遅れていた。些細なことのように見えるかもしれないが、彼女にとっては大きな問題である。彼女はいつか皆に追いつきたいという願いを抱えている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
一ノ瀬花は17歳の高校1年生。中学卒業の直前におたふく風邪にかかって受験できず、1年遅れで高校に入学したという秘密を抱えています。クラスメイトより一つ年上であることに引け目を感じながらも、初めてできた友人・百地たまて、十倉栄依子、千代莉央奈との出会いを通して、少しずつ自分のペースで前へ進んでいきます。一歩遅れて始まった青春を、焦らず、けれど確かに歩んでいく女の子たちの穏やかな日常を描いた物語です。みどころ・魅力
① 「一歩遅れた」主人公だからこその等身大の青春
入学が1年遅れたという設定が、本作の核になっています。誰にでもある「みんなに追いつきたい」という焦りや不安を、花というキャラクターが丁寧に体現。共感しながら見守れる、優しい成長物語になっています。② 個性豊かな少女たちのゆるやかな日常
おっとりした花を中心に、明るいたまて、クールな栄依子、小柄でしっかり者の莉央奈と、タイプの異なる4人の掛け合いが魅力。きらら系らしいほのぼのとした空気感と、くすっと笑えるやり取りが心地よく続きます。③ 柔らかな作画とパステル調の世界観
A-1 Picturesによる繊細で柔らかなキャラクター作画と、淡く優しい色彩が作品全体を包みます。穏やかなBGMと相まって、日々の疲れをそっとほぐしてくれるような、癒し系作品としての完成度の高さが光ります。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 橋本裕之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 井上美緒 |
| キャラクターデザイン | 安野将人 |
| 音楽 | 藤澤慶昌 |
| 美術監督 | 針生勝文 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | STARTails☆「ne! ne! ne!」 |
| ED | 三月のパンタシア「風の声を聴きながら」 |
| ED | STARTails☆「夕焼けといっしょに」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、最初はジャケ買いみたいなものだった。淡い色の女の子が四人並んでいて、たぶんお茶を飲んで一日が終わるやつだろう、と。実際そうだった。そうだったんだけど、1話の途中で主人公の一ノ瀬花が「一年、出遅れている」という設定を抱えていると分かったとき、ちょっと姿勢を直した。ただ可愛いだけの話じゃない。最初に見たときは流していたその一点が、2回目に見ると全体の重心になっていることに気づく。何も起きないようでいて、ずっと一人の女の子の心拍を見せられている感覚。そういう作品だった。
「一年の遅れ」という、本人にしか見えない段差の話
一ノ瀬花が抱えているのは、客観的には大したことのない事情だ。病気で受験を逃して、高校入学が一年遅れた。それだけ。周りの誰も気にしないし、言ってしまえば一緒に笑える話ですらある。でも本人にとっては、自分の足元にだけ見える段差なんだと思う。同じ教室にいて、同じ制服を着て、同じように笑っているのに、自分だけが半歩ずれた場所に立っている気がする。あの感覚を、この作品はやたら丁寧にすくい取る。
面白いのは、その「遅れ」を悲劇として扱わないところだ。湿っぽいドラマにもできただろうに、あくまで日常のトーンを崩さない。花がうじうじしている横で、栄昏高校の四人はいつも通りお菓子を食べている。その温度差そのものが、彼女の孤独を逆に浮かび上がらせる。叫ばないからこそ伝わる、というやつだ。タイトルの「スロウスタート」も、最初は意味がよく分からなかったけれど、見終わるころには腑に落ちる。出遅れたっていい、自分のテンポで始めればいい——という、ありふれているけれど本人が一番言ってほしい言葉を、十二話かけて遠回りに差し出してくる。単なる女子高生の日常ものではなく、「みんなと同じ速度で生きられない人」へのそっとした肯定として見ると、急に解像度が上がる作品だと思う。
特に刺さったシーン
花が、ずっと隠していた事情を口に出すかどうかで揺れる場面がある。言ってしまえば軽くなる、でも言ったら今の関係が壊れるかもしれない——あの、喉のあたりで言葉が詰まる時間の描き方が良かった。声優の演技でいうと、千石冠を演じる長縄まりあの、間延びしたようでいて妙に芯のある喋り方が場の緊張を勝手にほどいてくれるのが効いている。緊張と弛緩の配合が上手い座組だ。あと地味に好きなのが、加隈亜衣が演じる遠藤悠里まわりの空気で、人懐っこさと一歩引いた優しさのバランスが声だけで成立している。最初に見たときは流したけれど、2回目に悠里の表情を追っていると、この子はこの子で誰かのペースを尊重しているんだな、と気づいて、思わず巻き戻した。派手な見せ場じゃない。でも、そういう小さな反応のほうが後から効いてくる作品なんだと思う。
読んで見たくなったら——『スロウスタート』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「自分だけ周りから半歩ずれている」感覚に覚えがある人
- 事件より、心の機微の積み重ねで物語を味わいたい人
- 淡い色彩とゆるい会話のテンポに身を浸したい、きらら系の手触りが好きな人
- 声の芝居の細かいニュアンスを聴き分けるのが好きな人
合わない人
- はっきりした起承転結や山場の連続を求める人
- 主人公の内向きな悩みを「そんなの気にするな」で片付けたくなる人
- 一話ごとに大きな展開がないと退屈に感じてしまう人
次に見るなら
同じ栄養素を探すなら、まずきんいろモザイク。色彩の淡さと、四人の距離感がゆっくり縮まっていく心地よさが地続きで、スロウスタートの「何も起きない幸福」が好きならまず外さない。
もう少し前に進む手応えがほしいならゆるキャン△。一人で始める時間と、誰かと過ごす時間の両方を肯定してくれる作品で、自分のペースという主題が静かに重なる。
そして、つまずいた人が一歩ずつ立て直していく話が見たいならNEW GAME!。出遅れや不器用さを抱えた人間が、自分の場所を見つけていく過程の温度がよく似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スロウスタート』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、これらのサービスで視聴できます。アニメ作品が充実したdアニメストアをはじめ、複数の配信サービスに対応しているため、ご自身の利用環境に合わせて選べます。気になった方は、いずれかのサービスでチェックしてみてください。