ワンパンマン

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2015ワンパンマン

ワンパンマン

★ 4.2 / 5.0アクションコメディSF超自然
放送年2015年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作MADHOUSE

サイタマはスーパーヒーローという独特な趣味を持っていた。超人的な能力を備えながらも、彼の人生には暗い影が落ちていた。彼は強大すぎるほどの力を持ち、あらゆる敵が一撃で倒される。挑戦の欠如により無気力に陥り、熱意を失いながら人生が過ぎていく。そんなある時、彼は思わぬ出会いを通じて人生が変わり始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

サイタマは「趣味でヒーローをやっている」自称ヒーロー。3年間の壮絶な特訓の末に究極の肉体を手に入れたが、その代償として髪の毛をすべて失った。強くなりすぎた彼はいかなる敵も一撃で倒してしまい、戦いへの興奮や達成感を感じられなくなっていた。そんな倦怠感の中、改造人間のジェノスと出会い、師弟関係を結んだサイタマはヒーロー協会に登録。無名のヒーローとして数々の怪人や脅威に立ち向かいながら、失われた”本当の強さ”の意味を模索していく。

みどころ・魅力

① 「最強すぎる主人公」という逆転の発想

バトル漫画の王道である「成長」や「苦戦」を意図的に排除し、どんな敵も一撃で終わらせるサイタマの圧倒的な強さが最大の特徴。緊張感ではなく”拍子抜け”による笑いと爽快感を生み出すそのコンセプトは斬新で、シリアスなバトル演出との落差が絶妙なコメディとして機能している。

② マッドハウス制作による圧倒的な作画クオリティ

第1期はアニメスタジオ「マッドハウス」が手掛け、ヒーローvs怪人のバトルシーンは業界屈指のクオリティを誇る。サイタマの”ぼんやりした日常顔”と戦闘時のキリッとした作画の落差も話題を呼んだ。スピード感・迫力・演出すべてにおいて、アクションアニメとして純粋に高い完成度を持つ。

③ 個性豊かなヒーロー・怪人たちによる世界観の広がり

ヒーロー協会という組織設定により、S〜Cランクの多彩なヒーローたちが登場。弟子のジェノスをはじめ、音速のソニックや銀牙の牙など、それぞれに信念や葛藤を持つキャラクターが物語を豊かにしている。単なるギャグアニメにとどまらない重厚な世界観が、幅広い層から支持される理由のひとつだ。

キャスト・声優一覧

サイタマ
サイタマ
メイン
›
古川慎
ジェノス
ジェノス
メイン
›
石川界人
音速のソニック
音速のソニック
サブ
›
梶裕貴
バング
バング
サブ
›
山路和弘
タツマキ
タツマキ
サブ
›
悠木碧
スネック
スネック
サブ
›
三木眞一郎
ジーナス博士
ジーナス博士
サブ
›
浪川大輔
獣王
獣王
サブ
›
斉藤次郎
豚神
豚神
サブ
›
浪川大輔
ゼニール
ゼニール
サブ
›
後藤ヒロキ
カニランテ
カニランテ
サブ
›
徳本恭敏
クセーノ博士
クセーノ博士
サブ
›
緒方賢一

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スタッフ

監督夏目真悟
シリーズ構成鈴木智尋
原作
原案キャラデザ村田雄介
キャラクターデザイン久保田誓
音楽宮崎誠
美術監督池田繁美、丸山由紀子
音響監督はたしょうじ
OPジャム・プロジェクト「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」
ED森口博子「星より先に見つけてあげる」
ED森口博子「悲しみたちを抱きしめて」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「一撃で全部倒せるヒーローの話」と聞いたとき、正直あんまり期待してなかった。それって結局、無双系のやつでしょ、と。でも見始めて3分で「あ、これ違う」と気づいた。サイタマが強いのに、全然嬉しそうじゃない。勝っても無表情。むしろどこか疲れた顔をしている。

2回目に通して見たとき、気づいたのはその「倦怠感の設計」の緻密さだ。戦闘シーンの派手さと、サイタマの内面の空虚さのギャップが、笑えるようで笑えない。ヒーローものとして見るというより、「頂点に立ってしまった人間の話」として見ると、また違う重さが出てくる。

「勝ち続ける」ことが、なぜ人を壊すのか

この作品を「強すぎるヒーローのギャグアニメ」として消費することはできるし、それはそれで正しい楽しみ方だと思う。でもそれだけで終わらせるには、サイタマという存在が描く問いが、ちょっと重すぎる。

サイタマは強さを手に入れた代わりに、髪の毛と引き換えに——というのは半分冗談として——「手応え」を失った。どんな敵と戦っても、緊張感がない。痛みもない。逆転もない。あらゆる戦いが「作業」になってしまっている。

これはヒーローの話でありながら、目標を達成してしまった人間の話でもある。努力して、頂点に立って、それで?という問い。「なりたいものになれたあとに何が残るか」を、2015年のアニメがこれだけ正面から描いていたことに、今更ながら驚く。

ゲノスというキャラクターの存在が、この構造をさらに際立たせている。ゲノスはサイタマに強さを求め、憧れ、師と仰ぐ。でもサイタマ本人はその憧れに全く共感できない。「俺みたいになりたいのか」という気持ちが、おそらくゼロに近い。この非対称性が、二人の関係のおかしさであり、切なさでもある。

悠木碧さんが演じるタツマキの「強さゆえの孤立」も、サイタマと対になっている。あちらは強さを鎧にして他者を遠ざけているが、サイタマは強さを持て余しながらも、なぜかヒーロー協会の底辺でのほほんとやっている。同じ「強すぎる存在」でも、選んだ生き方がまるで違う。そのコントラストが、作品全体のテーマに奥行きを与えている。

特に刺さったシーン

序盤、サイタマがある怪人と対峙する直前——怪人が長々と自分の能力を語り、「貴様には勝てない」と言いかけたとき、サイタマが一言で終わらせるあの間が好きだ。怪人のセリフが途中で途切れるあの編集と、棒読みに近いサイタマの声のトーン。笑えるんだけど、笑いながらどこか虚しい。

梶裕貴さんが演じる音速のソニックの、あの過剰なプライドと空回り感も印象的だった。梶さんはああいう「自分の世界に生きているキャラ」をやらせると本当に上手くて、サイタマとの絡みでその空回りが余計に際立つ。三木眞一郎さんのスネックも、ベテランヒーローのくたびれた誠実さがにじんでいて、脇を固めるキャストの層の厚さを感じた。

浪川大輔さんが声を当てたキャラクター(豚神含む)のシーンは、あの重厚感のある声が「格上感」の演出として機能していて、だからこそサイタマに一瞬で処理されたときの落差が笑えた。

読んで見たくなったら——『ワンパンマン』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人:

  • 「頑張って目標を達成したあと、なんか虚しかった」という経験がある人
  • ヒーローものをメタな視点で見たい人
  • 派手なアクションと乾いたユーモアが両立してほしい人
  • 脇キャラや世界観の設計を楽しめる人(ヒーロー協会の構造が地味に面白い)

合わないかもしれない人:

  • 「主人公が苦労して強くなる」成長譚を求めている人——サイタマはもう成長しない
  • 感情移入できる主人公が欲しい人——サイタマはわりと他人事な顔をしている
  • 伏線や長期的な物語の解決を期待する人——1期単体では「終わり」がゆるい

次に見るなら

モブサイコ100——同じ原作者(ONE)の作品。強大な力を持つ少年が「力があっても人間関係は解決しない」という現実を生きる話で、ワンパンマンと問いの構造がよく似ている。こちらはより感情的な解像度が高く、泣けるシーンも多い。

タイガー&バニー——ヒーローが職業として存在する世界の、ベテランヒーローのくたびれた日常を描く。「ヒーローとは何か」という問いをシリアスとコメディを行き来しながら掘り下げる点でワンパンマンと親和性がある。

僕のヒーローアカデミア——ワンパンマンとは真逆に「弱い主人公が強くなっていく」王道だが、だからこそセットで見ると「強さとは何か」というテーマの対比として面白い。こちらで熱くなってから、ワンパンマンに戻ると見え方が変わる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
『ワンパンマン』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+と、主要な動画配信サービスのほぼすべてで視聴可能です。すでに契約中のサービスがあればすぐに視聴をはじめられるため、新たに登録する必要はほとんどないでしょう。無料トライアルを活用すれば、初めての方も気軽に第1話から楽しめます。

よくある質問

Q. ワンパンマンは何話まで?シーズン2もある?
A. 第1期は全12話+OVA、第2期は全24話で構成されています。制作会社が第1期のマッドハウスから第2期のJ.C.STAFFに変わっており、作風や作画に違いがあります。
Q. 原作漫画との違いは?どちらから見るべき?
A. アニメはONE原作・村田雄介リメイク版の漫画を基にしており、ストーリーのおおまかな流れは共通しています。アニメから入り、続きが気になったら漫画へ進むのがおすすめです。
Q. 第1期と第2期、どちらから見ればいい?
A. 必ず第1期から視聴してください。第2期は第1期の続きから物語が始まるため、キャラクターや世界観の前提知識がないと楽しみにくくなります。
Q. ギャグアニメ?それともバトルアニメ?
A. 両方の要素を兼ね備えた作品です。「最強すぎて退屈」というシュールなコメディが根底にありつつ、バトルシーンのクオリティは本格的なアクションアニメに引けを取らない高さを誇ります。

まとめ

『ワンパンマン』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+と、主要な動画配信サービスのほぼすべてで視聴可能です。すでに契約中のサービスがあればすぐに視聴をはじめられるため、新たに登録する必要はほとんどないでしょう。無料トライアルを活用すれば、初めての方も気軽に第1話から楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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