ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」

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2015ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」

ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」

★ 3.8 / 5.0アクションコメディSF超自然
放送年2015年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画
制作MADHOUSE

サイタマがヒーロー衣装を手に入れた秘話を描くオリジナルストーリー。ワンパンマンの原作者ONEによって創作され、第10巻に同梱されたOVA。サイタマがなぜあの独特な黄色と赤のスーツを着用するようになったのか、その誕生の秘密が明かされる。ヒーロー活動を始めたばかりの頃のサイタマの姿が描かれる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

『ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」』は、原作者ONEが手掛けたオリジナルストーリーのOVA。コミックス第10巻に同梱された本作では、サイタマがヒーロー活動を始めたばかりの頃を舞台に、あの象徴的な黄色と赤のスーツを手に入れるまでの経緯が描かれる。なぜ彼がそのコスチュームを選んだのか、その誕生の裏に隠された意外な秘話が明かされる。本編では語られなかった”スーツ獲得前夜”を描いた、ファン必見の一作だ。

みどころ・魅力

① サイタマのコスチューム誕生秘話

本編では当たり前のように身につけているあのスーツが、どのような経緯で手に入れられたのかが初めて明かされる。原作者ONEが直接手掛けた設定だけに、キャラクターの根幹に触れるエピソードとして見応え十分。普段とは違うサイタマの姿が新鮮に映る。

② ヒーロー駆け出し時代の素顔

圧倒的な強さを誇る”現在”のサイタマではなく、まだヒーローとして歩み始めたばかりの頃の姿が丁寧に描かれる。あの無表情の裏にあった感情や葛藤が垣間見え、キャラクターへの理解がより深まる一作となっている。

③ 原作者ONEによる正史エピソード

村田雄介によるリメイク版とは異なり、原作者ONE自身が創作したストーリーであるため、世界観の”公式補足”としての価値が高い。コミックス同梱という形式も含め、コアなファンほど見逃せない特別感のある作品となっている。

キャスト・声優一覧

サイタマ
サイタマ
メイン
古川慎
ジェノス
ジェノス
サブ
石川界人
呉服屋
呉服屋
サブ
チョー
チョー
チンピラB
チンピラB
サブ
浜添伸也
大家
大家
サブ
真山亜子
チンピラA
チンピラA
サブ
後藤ヒロキ
ヤミ金魚
ヤミ金魚
サブ
下山吉光

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スタッフ

監督夏目真悟
シリーズ構成鈴木智尋
原作
原案キャラデザ村田雄介
キャラクターデザイン久保田誓
美術監督池田繁美、丸山由紀子
音響監督はたしょうじ
OPジャム・プロジェクト「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」
ED森口博子「星より先に見つけてあげる」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ロード・トゥ・ヒーロー、というタイトルだけ見てしばらく放置していた。OVAってだいたいそういう扱いになる。「いつか見よう」と思ったまま本編2期まで終わらせて、ようやく重い腰を上げた。

見てわかったのは、これは「補完」というよりもっと小さい話だということ。あの黄色いスーツがどこから来たのか、ただそれだけ。でもOPMというコンテンツにおいて、そこが一番気になるポイントでもあった。英雄らしさのかけらもないあのデザインに、ちゃんと「始まり」があった。最初に見たときは「ああ、そういうことか」と笑って終わったが、2回目に見ると古川慎の演じるサイタマの温度感がもう少し違って聞こえた。特に何も感じていないようで、でもどこかまだ若い頃のサイタマ。本編より少しだけ、人間っぽい。

ヒーローになる前の、地味な準備の話

OPMという作品は一貫して「強さの虚しさ」を描いているように見えて、実はその手前にある「なぜ始めたのか」という問いから目を逸らさない。このOVAはその問いに、ほとんど笑えるくらいリアルな答えを出してくる。スーツを買いに行く、という話だ。それだけといえばそれだけ。

ただ、この「それだけ」がOPMの核心に触れている気がする。サイタマは最初からヒーローを「仕事」として始めようとしていた。衣装を調達して、装備を整えて、準備する。その過程に何のドラマもない。誰も見ていないし、称賛もない。あのスーツがどれだけ安っぽく見えても、当時のサイタマにとっては真剣な「準備」だった。

本編の視点で見ると、このOVAは切ない。なぜなら視聴者は結末を知っているから。この準備の先に待っているのが「一撃で全部終わる虚しさ」だとわかった上で、準備する彼を見ることになる。古川慎の芝居もそこが巧くて、喜びや興奮を表に出さないまま、でも確かに「何かに向かっている感」がある。あれは本編サイタマとは明確に違う声の乗せ方をしている。

10巻同梱という形式も意味深だと思っていて、単品で見るより「ここまで読んできた人間が見るもの」として設計されている。原作者ONE自身が書いたオリジナルという点も込みで、このOVAは「ファンへのサービス」ではなく「作者が描きたかった補足」の質感がある。短いけれど、軽くない。

特に刺さったシーン

スーツを手に入れた瞬間のサイタマの反応が好きだ。感動するわけでも、感慨にふけるわけでもなく、淡々としている。でも確かに何かが始まった、という空気がある。石川界人演じるジェノスはこのOVAには絡まないのだが、それがまた良くて、ジェノスと出会う前のサイタマが「本当に一人だった頃」を見せてくれる。

古川慎の芝居でいうと、序盤の独り言の部分。誰かに向けているわけでも、説明しているわけでもなく、自分の中で完結している声。本編では「強すぎるがゆえの孤独」として描かれるサイタマの孤立が、このOVAでは「まだ何者でもないがゆえの孤独」として鳴っている。同じ演者が同じキャラクターで、こんなに違う質感を出せるんだと、2回目に気づいた。

読んで見たくなったら——『ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • OPM本編(TVアニメ・原作)を既に見ていて、サイタマという人物に愛着がある人
  • 「強さの話」よりも「始まりの話」に弱い人
  • 30分未満のOVAを「ついで」に見られる人
  • 古川慎のサイタマ解釈に関心がある人

合わない人・向かない人

  • OPMを見たことがない状態でこれを最初に見ようとしている人(文脈がないと何も面白くない)
  • アクションや戦闘シーンを期待している人(ほぼない)
  • 「OVAらしい特別感」を求めている人(かなり地味)

次に見るなら

ワンパンマン(TVアニメ第1期・第2期)——このOVAだけ見て満足するのは難しい。本編を見た上で「あの頃」を振り返るための作品なので、まだの人は本編から入るのが正しい順番。

モブサイコ100——同じくONE原作。強さを持て余す主人公という構造は共通していて、「超能力を持った少年の話」よりも「力があっても埋まらないものの話」として見るとOPMと地続きになる。

ボールルームへようこそ——ジャンルは全く違うが、「何者でもない時期に、それでも準備する人間を描く」という点で重なる部分がある。ヒーロー活動を始める前のサイタマに何かを感じた人は、こういう「始まり」の話が好きなはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

『ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」』はdアニメストアで視聴可能です。ヒーロー活動の原点ともいえるこのOVAは、本編をより深く楽しむための格好の補完作品です。本編と合わせてぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 「ロード・トゥ・ヒーロー」はどこで見られますか?
A. dアニメストアで配信中です。本編のワンパンマンと合わせて視聴するのがおすすめです。
Q. 本編を見ていなくても楽しめますか?
A. 単体でも楽しめますが、サイタマというキャラクターを知っていると、スーツ誕生の経緯がより感慨深く感じられます。本編視聴後に見ることを推奨します。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. OVA作品のため本編より短めの尺となっています。手軽に視聴できるため、隙間時間にも気軽に楽しめる作品です。
Q. 原作者ONEが関わっているのはどういう意味がありますか?
A. 通常のアニメ版はリメイク漫画家・村田雄介版が原作ですが、このOVAはWebマンガ版の原作者ONEが直接ストーリーを手掛けています。設定の”正史”として位置づけられる希少な作品です。

まとめ

『ワンパンマン「ロード・トゥ・ヒーロー」』はdアニメストアで視聴可能です。ヒーロー活動の原点ともいえるこのOVAは、本編をより深く楽しむための格好の補完作品です。本編と合わせてぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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