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2008

ペンギン娘♥はぁと
★ 3.1 / 5.0コメディセクシー日常系
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 22話 |
| 原作 | 漫画 |
桜南極は筋金入りのオタク。偶然の出来事により、クラスの生徒会長に選出される。そこから、桜と彼女の家族、クラスメートが巻き込まれた一連のぶっ飛んだ珍騒動へと物語は展開していく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
筋金入りのオタク少女・桜南極は、ひょんなことからクラスの生徒会長に選出されてしまう。生徒会長らしからぬキャラクターを持つ彼女を中心に、個性豊かな家族やクラスメートたちを巻き込んだ、ぶっとんだドタバタ騒動が次々と巻き起こる。2008年配信のショートアニメONAで、テンポの速いギャグとオタク文化ネタを軸に展開するラブコメ系コメディ作品。みどころ・魅力
① ショートアニメならではのハイテンポなギャグ
1話あたりの尺が短いONA形式を活かし、テンポの速いギャグが矢継ぎ早に繰り出される。だれることなく笑いが続くため、隙間時間に気軽に楽しめる作りになっている。ツッコミ不在のカオス展開が続くのも、この作品ならではの味わい。② オタク文化への愛とセルフツッコミ
主人公・桜南極がガチオタクという設定を軸に、アニメ・ゲーム文化への小ネタが随所に散りばめられている。2000年代後半のオタク文化を色濃く反映しており、当時リアルタイムで楽しんだ世代には懐かしさとともに笑えるネタが満載。③ クセの強いキャラクターたちの掛け合い
南極だけでなく、彼女を取り巻く家族やクラスメートも一癖も二癖もある面々がそろっている。それぞれの個性がぶつかり合うことで生まれる珍騒動の連続が物語の核となっており、キャラクター同士の関係性を楽しむ視点でも見応えがある。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | まついひとゆき |
|---|---|
| 美術監督 | 高橋麻穂 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 伊瀬茉莉也「恋愛自由少女♀」 |
| ED | 伊瀬茉莉也「揺れてはじけてあふれちゃう☆魅惑のペンギン娘」 |
| ED | 日高里菜「ゆらゆら+ゆりゆら+ななななー」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルにハートマークがついてる時点でだいたいわかる。そういう作品だと。2008年のONA、当時ニコニコ動画あたりを漂っていたやつを今になって掘り返した形で、正直あまり身構えずに見始めた。 オタクの女の子が生徒会長に担ぎ上げられてドタバタが起きる、というあらすじ自体は別に珍しくない。でも見始めてすぐわかるのは、これが設定を真面目に使う類の作品じゃないということ。各話短めのスピード感で、ギャグが容赦なく飛んでくる。テンポが独特で、最初の一周はそのテンポに乗れるかどうかの確認作業みたいになった。 2回目に見たとき気づくのは、設定がほとんど記号として機能していることで、「オタク女子」「生徒会」「ハートマーク」はすべてギャグの射程を広げるための道具として置かれているという構造。それが見えてから、見方がだいぶ変わった。「オタクをリア充フォーマットに収めようとする」ことへの、終わりなき抵抗コメディ
この作品が一貫してやっていることは、「筋金入りのオタク」を「ラブコメ・青春コメディの主人公」というフォーマットに無理やり当てはめ続けることで生じる摩擦を、そのまま笑いに変換する、という操作だと思う。 桜南極が生徒会長に選出されるという設定は、いわゆる「普通の学校生活」の象徴としての生徒会という枠組みに、最も相性の悪い人間を放り込むギャグの構造をしている。そしてその周囲に集まるクラスメートも家族も、みんな何らかの形でその摩擦を加速させる役割を持っている。 2008年当時のONAという媒体の話をすると、TVアニメとの制作規模の差はかなりはっきりしていた。画面の密度や動きの量は抑えられているんだけど、この作品に関してはそれがむしろ功を奏している部分があって、ミニマルな画面に収まったキャラクターが繰り出す表情とツッコミの速度が、シンプルに面白い。 「オタクが主人公の作品」がオタクを特別視したり、オタクであることをドラマの燃料にしたりするパターンに対して、これはそういうことを一切しない。オタクであることはただの前提であって、そこから「なぜかリア充的役割を担わされる」というズレだけを延々と消費し続ける。その割り切り方が、視聴者を選ぶ理由でもあるし、刺さる人には刺さる理由でもある。特に刺さったシーン
伊瀬茉莉也さんが演じる択捉鯨のリアクション芸が、この作品の中心にある。本来ならツッコミ役に徹するべき状況で、絶妙にズレたテンションで返してくる、そのタイミングが面白い。「怒っているのか呆れているのか諦めているのかわからない」絶妙な中間地点を保ち続ける声のコントロールが、キャラクターに妙な立体感を与えている。 日高里菜さんの南極かえでは対照的に「完全に振り切れたポジション」で来るキャラクターで、序盤のあるくだりでそのテンションが全開になる場面があって、そこで声を出して笑った記憶がある。南條愛乃さんの栗尾ねねは当時の出演作の中でもかなり特殊な役どころで、ねねというキャラクター自体の設計が、ちょっと意地の悪い笑いを担っている。2回目に見たとき、ねねの台詞の細部に気づいて、1周目に見落としていた文脈があったんだなと思った。 門脇舞以さんも主要キャストとして名前が挙がっていて、声優陣の顔ぶれを並べると2008年のONAにしてはかなり本気のキャスティングだったことがわかる。短尺フォーマットにしては声の密度が高い。読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代ニコニコ文化・フラッシュアニメ的なテンポ感が体に馴染んでいる人
- オタクを主人公にした作品でも「感動・成長」を求めず「ただ笑わせてくれ」派の人
- 短尺ギャグアニメをつまみ食いするように消費するのが好きな人
- 伊瀬茉莉也・日高里菜・南條愛乃の初期出演作を掘り返したい人
合わない人
- ストーリーの積み上げや感情的な山場を期待している人
- 「ハートがついてるタイトル」に対して構える必要がある人
- 作画品質やアニメーションの豊かさを重視する人(2008年ONA水準の割り切りが必要)
- ギャグの密度が高すぎると疲れるタイプの人
次に見るなら
ニャルアニ: Remember My Mr. Lovecraftも2010年の短尺ONA。クトゥルー神話を完全にギャグのフォーマットに落とし込んだ作品で、「設定をギャグの射程を広げる道具として使う」構造が共通している。シュールな笑いの方向性が合う人なら迷わず。 それでも町は廻っているは、日常系の皮を被ったコミカルな展開を楽しむ作品で、オタク女子成分と日常コメディ成分を両方求めるならこちらの方が作画・ストーリーの満足度も高い。ペンギン娘で感じたキャラクターのズレへの愛着が、こっちではより丁寧に積み上げられている。 B型H系も2010年のONA。短尺・コメディ・ハート系というジャンルの近さがあり、当時のONAコメディの文脈で並べて見ると面白い。なお本作はAmazonでDVDを探すことになる。配信サービスでは現時点では見られない。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では主要な配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望する場合は、DVD等のパッケージメディアを通じて楽しむ形になります。2008年配信のショートONAという珍しい形式の作品ですので、入手手段を事前に確認したうえで探してみてください。