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2010

それでも町は廻っている
★ 3.7 / 5.0コメディ日常系
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
嵐山ほとりは謎が大好きだが、解けない謎がある。なぜ一つの問題の解決が、別の問題につながるのか。放課後、借金を返すため海辺のメイドカフェで働くことになったほとり。幸い友人トシコがメイドカフェの運営方法を知っていた。ほとりは全く分からないので助かる。しかし困ったことに、トシコは…
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎解きが大好きな女子高生・嵐山ほとりは、ある日、商店街の片隅にある喫茶「シーサイド」のマスターに頼まれ、メイド服姿で働くことになる。だがこの店、客足もまばらな寂れた喫茶店で、メイド喫茶とは名ばかり。それでも持ち前の好奇心旺盛なほとりは、町で起こる小さな謎や不思議な出来事に次々と首を突っ込んでいく。同級生のトシ子やお馴染みの常連、商店街の個性豊かな住人たちが織りなす、笑いと驚きに満ちた日常。ありふれた町を舞台に、にぎやかでちょっと不思議な物語が廻り出す。みどころ・魅力
① ミステリーと日常コメディの絶妙な融合
本作の魅力は、何気ない日常の中に小さな謎が散りばめられている点。ほとりが解き明かす事件は大事件ではなく、町の住人たちの「ちょっと気になる」出来事ばかり。クスッと笑える展開の合間に、思わず唸らされる伏線回収もあり、コメディとミステリーの両方を楽しめる構成が光ります。② 商店街を彩る個性豊かなキャラクターたち
天然で行動力抜群のほとりを筆頭に、しっかり者のトシ子、クールな同級生、商店街の大人たちまで、登場人物がとにかく濃い。それぞれのキャラが立っているからこそ会話のテンポが心地よく、群像劇としての面白さも抜群。回を追うごとに、町全体に愛着が湧いてきます。③ 唯一無二の映像表現と独特のテンポ
時系列を入れ替えたエピソード構成や、独特のカット割り・演出が作品全体に不思議な味わいを生んでいます。ボケとツッコミが軽快に飛び交うテンポの良さも特徴で、一度ハマると抜け出せない中毒性あり。何度見返しても新しい発見がある、噛むほど味の出る一作です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 山村洋貴 |
| 美術監督 | 飯島寿治 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | 坂本真綾「DOWN TOWN」 |
| ED | 後藤真希「メイズ参上!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
深夜にやっていたのを惰性で録画して、そのまま半年ほど放置していた。シャフトの絵だと知って勝手に身構えていたぶん、いざ再生したら拍子抜けした。難解なところはどこにもなくて、ただ古びた商店街のうるさい日常が延々と流れていくだけ。話の順番もばらばらで、いま何話目を見ているのかすぐ分からなくなる。最初は地味だと思った。正直、一周目は半分くらい聞き流していた。気が変わったのは二周目で、その順番のなさが「町の時間」そのものを写し取っているんだと気づいてから。十年以上前の作品なのに、いまも配信で普通に追えるのがありがたい(dアニメストア・U-NEXT・DMM TVあたり)。腰を据えて二周目を回せたのは、それも大きい。事件は起きない。それでも時間だけが廻りつづける町の話
この作品はミステリ好きの少女・嵐山歩鳥を主役に据えながら、ほとんどの回でちゃんとした事件なんて起きない。歩鳥は謎を欲しがるけれど、町は彼女の期待に応えてくれない。海辺のメイドカフェの借金返済も、商店街のしょうもない揉め事も、解決したと思ったら別のしょうもなさにつながっていくだけで、そこに大きな物語の到達点はない。最初はそれを「話が薄い」と受け取った。けれど見返すほどに、薄いんじゃなくて、これは日常がそういう構造をしているという話なんだと思うようになった。時系列がわざとばらばらに並べられているのも同じ理屈で、人が町を思い出すときって、たいてい順番どおりには思い出さない。去年の夏と先週の夕方が、脈絡なく同じ棚に並んでいる。あの非線形の編集は、記憶のかたちそのものを真似ているんだと思う。そして決定的なのは、この町が誰かの卒業や成長を待ってくれないこと。歩鳥たちが何をしようがしまいが、商店街のシャッターは毎朝開いて、夕方には閉まる。事件が起きないというのは、つまり町のほうが人間より大きくて長いということで、そのスケールの差にだんだん背筋が伸びてくる。単なる脱力系の日常コメディとして消費するには、町の側の無関心がやけに静かで、そこにこの作品の芯がある。特に刺さったシーン
刺さったのはやっぱり辰野俊子——タッツン絡みの回だ。悠木碧の声が、強がりと素直さの境目で絶えず揺れていて、何でもないやり取りの語尾ひとつで感情がひっくり返る。歩鳥に向かって突っ張った口をきいたあと、ふっと声のトーンが落ちる瞬間があって、二回目に見たときそこで思わず巻き戻した。一回目は気づかなかった芝居が、二周目で急に立ち上がってくる。脇のおじさん連中もいい。櫻井孝宏や杉田智和が、主役級の力の入れ方で商店街のしょうもない大人を演じていて、その無駄な豪華さがこの町の密度になっている。真田広章を演じる入野自由の、ちょっと斜に構えた距離感も効いている。終盤の、何も起きないまま日が暮れていくだけの一連の場面で、背景のざわめきと声の芝居だけで「この町に住んでいた気がする」と錯覚させられた。事件より、その手触りのほうがずっと長く残った。読んで見たくなったら——『それでも町は廻っている』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 大きな物語の決着より、町や人の手触りそのものを味わいたい人
- 時系列がばらける構成を、不便ではなく面白さとして受け取れる人
- 声優の細かい芝居を、語尾ひとつ単位で拾うのが好きな人
- 商店街・地元・放課後みたいな空気に弱い人
合わない人
- はっきりした起承転結とゴールがほしい人
- 謎が出たらきちんと回収されないと落ち着かない人
- 話の順番が前後するのがストレスになる人
- キャラの成長や関係の進展を主軸に追いたい人
次に見るなら
町と人の手触りで楽しんだなら、たまこまーけっと。同じ商店街もので、何も起きない日常の密度を画面の隅々まで作り込んでいる。淡々とした空気と乾いた笑いが好みならWORKING!!、こちらはバイト先の人間関係を延々と回すだけの構造が、それ町の脱力感と地続きだ。もう少し町と人の関わりを正面から描いたものが見たいならサクラクエスト。寂れていく地方の町と、そこに残る理由を、コメディの体温を保ったまま考えさせてくる一本。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「それでも町は廻っている」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれもアニメ作品を幅広く取り扱う配信サービスなので、普段お使いのプラットフォームに合わせて選べます。気になった方は、ぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。
