たまこまーけっと

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2013たまこまーけっと

たまこまーけっと

★ 3.6 / 5.0コメディ日常系
放送年2013年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作Kyoto Animation

玉子は和菓子の餅について何でも知っている。高校1年生の傍ら、家族の餅屋「玉や」で新しい味を創作している。しかし学校生活と成長については、まだ試行錯誤中だ。親友のカンナらの助けを借りながら、玉子は高校生活の中で自分らしさを見つけていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

北白川家が営む老舗餅屋「たまや」で生まれ育った北白川たまこは、餅への深い愛情と独自の感性を持つ高校1年生。アーケード商店街「うさぎ山商店街」を舞台に、個性豊かな商店主たちや幼なじみの常盤みどりたちと賑やかな日々を過ごしている。ある日、異国から自分の花嫁を探しにやってきた「しゃべる鳥」デラ・モチマッヅィが突如たまこのもとに転がり込み、商店街の日常がさらにカラフルに変わっていく。

みどころ・魅力

① うさぎ山商店街が生む濃密なコミュニティ感

八百屋、豆腐屋、花屋……個性あふれる商店主たちが軒を連ねるアーケードが舞台。昭和の下町を思わせる温かみのある人間関係が丁寧に描かれており、そこに暮らす人々の小さなやり取りがじんわりと心に残る。商店街そのものが「もう一人の主役」といえる作品。

② 餅への愛情と手仕事の美しさ

たまこが餅に注ぐ純粋な情熱と、職人である父の丁寧な仕事ぶりが随所に描かれる。和菓子の繊細な美しさや、季節ごとの新作餅が登場する場面はどこか食欲と郷愁を同時に刺激し、日本の食文化への親しみを改めて感じさせてくれる。

③ のんびりした空気の中に滲む青春の機微

派手な事件のない穏やかな日常の中に、成長・友情・淡い恋心がさりげなく織り込まれている。特にたまこと幼なじみの道草くんとの関係は、続編映画「たまこラブストーリー」への伏線も含め、静かに胸に響く青春描写として高く評価されている。

キャスト・声優一覧

デラ・モチマッヅィ
デラ・モチマッヅィ
メイン
›
山崎たくみ
牧野かんな
牧野かんな
メイン
›
長妻樹里
北白川たまこ
北白川たまこ
メイン
›
洲崎綾
常盤みどり
常盤みどり
メイン
›
金子有希
大路もち蔵
大路もち蔵
メイン
›
田丸篤志
八木ジュコ
八木ジュコ
サブ
›
ゆきのさつき
湯本さゆり
湯本さゆり
サブ
›
岩男潤子
北白川福
北白川福
サブ
›
西村知道
木更木夕子
木更木夕子
サブ
›
三上枝織
大路道子
大路道子
サブ
›
ゆきのさつき
魚谷真理
魚谷真理
サブ
›
日笠陽子
カエデ
カエデ
サブ
›
原嶋あかり

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スタッフ

監督山田尚子
シリーズ構成吉田玲子
キャラクターデザイン堀口悠紀子
音楽片岡知子
美術監督田峰育子
音響監督鶴岡陽太
OP北白川たまこ「ドラマチックマーケットライド」
ED北白川たまこ「ねぐせ」
EDダイナマイト・ビームズ「恋の歌」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——たまこラブストーリーから逆走した話

順番が逆だった。劇場版のたまこラブストーリーを先に見て、「なにこれ、めちゃくちゃ良かった」となって、じゃあTV版を見ようとなった口だ。ラブストーリーが好きだった人間がTV版を見ると、どうしても「もちざお……もちざお……」とずっとそっちを気にしながら見ることになる。それはそれで悪くない見方だったと今は思う。

最初の数話は正直、「日常系ってこういうものか」という感じで、半分流しながら見ていた。どこに向かうのかよくわからなかったし、デラというあの鳥が毎週やらかすコメディの繰り返しに見えた。ところが3周目ぐらいで気づいたのは、この作品がかなり意図的にそのテンポを選んでいるということだ。KyoAniの絵作りも、最初は「きれいだな」で終わっていたのが、繰り返すうちに各カットの奥行きが見えてくる。

商店街という「守られた世界」が、いつか終わるという話

たまこまーけっとの本質は、コメディでも日常系でもなく、「閉じた共同体の温かさと息苦しさ」を同時に描く作品だと思っている。

うさぎ山商店街という舞台は、外の世界とほとんど接続されていない。住人たちが互いを知りすぎていて、よその人間が入ってきてもすぐ飲み込まれる。デラ・モチマッヅィがあれほど即座に馴染んでしまうのも、この商店街の「吸収力」を象徴している。そしてたまこ自身は、その中心に疑いなく存在している。餅のことしか頭にない、という設定は笑えるようで、実は彼女がこの共同体に完全に最適化された人間であることを示している。

面白いのは、この作品がその「守られた世界」を否定しないところだ。商店街の人々はみな善意で動いていて、悪役がいない。閉塞感を描いていながら、ノスタルジーとして機能している。おそらく作り手はそのアンビバレンスを意図的に保留している。たまこが何者かに「なる」過程ではなく、たまこが今ここで「ある」ことの描写に徹している。

ラブストーリーを先に見た人間には、その保留の意味がわかる。TV版は問いを立てない。立てた問いへの答えが劇場版にある。その二段構えを知った上で見返すと、TV版の日常の一コマ一コマが全部、フリに見えてくる。とくに父・北白川福の、亡き妻への感情の扱い方。西村知道の声はあの役に過不足ない重さがあって、セリフの少なさが逆に効いていた。

特に刺さったシーン

終盤、たまこが自分の気持ちに気づきかけている瞬間のシーンが好きだ。大げさな演出がないぶん、洲崎綾の声のトーンの微妙な変化だけで全部伝わってくる。たまこというキャラクターはずっと「わかってない人」として描かれているのに、そのシーンだけ何かを感じ取っているのが声でわかる。気づいているのかいないのか、視聴者に判断させたまま終わる。

もう一つ、魚谷真理がたまこたちとつるんでいる日常のシーン全般。日笠陽子の演技はあのキャラクターの「ちょっと世慣れしてるけど根は素直」という質感をちゃんと出していて、グループのバランサーとして機能している。声優と夜あそびのMCをやるような人が、こういうさらっとした役をやっているのを見ると、余裕みたいなものを感じる。

ゆきのさつきは八木ジュコと大路道子という二役を担当しているのだが、最初に知ったときはしばらく信じられなかった。声のつくり方が別人すぎる。

読んで見たくなったら——『たまこまーけっと』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • たまこラブストーリーが好きで、TV版を遡りたい人(むしろこの順番のほうが発見が多い)
  • KyoAniの「空気感の作り方」が好きな人——日常の中のカット設計を楽しめる人
  • 「何も起きないのに見続けられる」作品の心地よさがわかる人
  • 昭和的な商店街や、濃い近所づきあいに郷愁を感じる人

合わない人

  • 「どこに向かうかわからない作品」がストレスになる人——1クールかけてほぼ日常のまま終わる
  • 恋愛の進展を求めている人——それを求めるなら劇場版に直行したほうがいい
  • デラ・モチマッヅィのコメディが肌に合わない人——かなりの尺を占めている

次に見るなら

まず言うまでもなくたまこラブストーリー。TV版を見た後に見ると、ずっと積み上げてきたものが一気に動く感覚がある。劇場版としての完成度が高く、TV版を「前置き」にしてしまうぐらいの力がある。dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中。

KyoAniの「日常の中に確かな感情がある」作品として日常も近い。ギャグの密度がかなり高く、たまこまーけっとより乾いたコメディ寄り。じんわりする要素は少ないが、KyoAniの絵作りへの信頼感がある人なら入れる。

商店街・地域コミュニティという舞台設定の共鳴先としてSHIROBAKOを挙げたい。日常系ではなく仕事アニメだが、「あるコミュニティが一体となって何かをつくる」温かさの質が近い。群像劇として見ても、たまこまーけっとの住人たちと似た構造を持っている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『たまこまーけっと』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、主要なサブスクリプションサービスで視聴が可能です。どのサービスでもすぐに全話をイッキ見できる環境が整っています。続編映画「たまこラブストーリー」もあわせてチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『たまこまーけっと』は何話ありますか?
A. 全12話構成です。1話あたり約24分で、一気に見ても5時間程度で全話視聴できます。
Q. 続編の映画『たまこラブストーリー』も配信されていますか?
A. U-NEXTおよびdアニメストアで配信されています。TVシリーズを見終えたらぜひ続けて視聴することをおすすめします。
Q. アニメ初心者でも楽しめますか?
A. はい、難しい設定や複雑なストーリーはなく、日常系コメディとして誰でも気軽に楽しめます。ほのぼのとした雰囲気なので、アニメを普段見ない方の入門作品としてもおすすめです。
Q. 制作はどこのスタジオですか?
A. 京都アニメーション制作です。『けいおん!』などで知られる山田尚子監督が手がけており、独特の柔らかい作画と丁寧な演出が本作でも光っています。

まとめ

『たまこまーけっと』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、主要なサブスクリプションサービスで視聴が可能です。どのサービスでもすぐに全話をイッキ見できる環境が整っています。続編映画「たまこラブストーリー」もあわせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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